■ ロープウェイ登山 白馬八方尾根へ(1) ■
休日が近くなると天候がすぐれず、タイミングを逸していた。 山の天気は変化が激しく、以前、谷川岳に登った時地元の山人に、 ここは新潟県の天気予報を確認してから来るように教えてもらった記憶がある。 今回は北陸地方の天候を参考にした。
ロープウェイで登れる登山…登山の初級クラスで、体力のない人にも山を楽しめるコースを探した。 もともと6月の時期に計画たが、季節も変わり真夏の山岳を楽しむ。 高山植物も夏山の植物も楽しみです。


金曜日の22時に練馬ICに、お盆休みの前で混雑を予想したが、思ったほどスムースに車は流れた。 関越道から上越道に入ると何時もは車両の流れが少なくなるが今夜は長距離の車両が多い。 それでも順調に長野ICまで走行。長野ICで降りて国道406号線を白馬に向かう。 深夜の国道は車両が途絶え、ナビに導かれ順調に走った。 深夜の1時に白馬駅から八方尾根のゲレンデに向かい、八方バスターミナルのそばにある駐車場に到着、朝まで仮眠した。

八方駅のチケットセンターで往復券を購入





ゴンドラリフトアダム



ゴンドラリフトアダムの兎平駅

兎平駅付近の景観

周囲が明るくなり駐車場は登山の準備で人々が大賑わい。 今の時期は5時半が始発で八方尾根から唐松岳へ向かう人々の出発時間帯です。 妻と一緒に着替えや洗面、荷物の点検をして準備に。八方池山荘までは3本のリフトに乗り換えて一気に1830mまで登る。

最初のリフトはゴンドラリフトアダムでカプセル式のロープウェイです。 標高770mの八方駅から1400mの兎平駅まで朝靄のかかった山容を見ながら眼下には緑の絨毯が美しく生えている。 ガラス窓越しにカメラを構えるがガラスの傷が多く、悪戦苦闘しながら撮影。

アルペンクワッドリフト








アルペンクワッドリフトからはスキー用のリフトでベンチに腰かけると眺望は抜群。 八方尾根より先の唐松岳方面の人々は先に向かっているのでリフトは混雑なく乗車できた。 標高が高くなるにつれ足元の眼下から上空の雲海まで見通せて最高の眺望。

黒菱平付近の景観




アルペンクワッドリフトは兎平駅から黒菱平駅まで、標高は1680mになる。 ここからは八方尾根自然研究路の起点になり八方池まで続く。 その高低差は380mあり尾根に沿っての自然道が続く。 時間も十分にあるので周囲を散策。










私達は歩いてクラートクワッドリフト乗り場へ移動。 途中に小さな鏡池があり、山容に囲まれた池面に白馬三山の山容が反射し綺麗な景観を目にできた。 晴れているが雲量が多いのが気になった。天気予報では午後からはところにより雨の予報。 妻は来て良かったと喜ぶ!




クラートクワッドリフト乗り場の黒菱平駅まで移動し、高低差のあるリフトで八方池山荘まで上がる。 リフトは尾根に沿って登り景観が目まぐるしく変化し撮影も大忙し。 左右の変化ある山容が素晴らしい!






最後のリフト上からは、これから上る第三ケルンや登山道の道筋が見えてきた。 リフトの乗客は本格的な登山をする人々。家族連れで八方池まで登る人々。 若いカップルもいて、一番多いのが私達と同世代の夫婦連れ。






八方尾根の先は唐松岳がそびえ、北側には白馬三山と云われる鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳が雲海から時々山容を見れる。 南側には五龍岳、鹿島槍ヶ岳と、快晴ならば北アルプスの全貌を見ることができる。










最後のリフトのクラートクワッドリフトも終点間際では登山道の道標の第一ケルンを見れた。 この後リフトは終着駅に到着。 唐松岳の稜線から続く八方尾根は高山植物の宝庫として知られ、今回は下山時に撮影してみたい。


リフトを下車すると標高1830mの八方池山荘が正面に見れて登山の中継地としての機能がある。 唐松岳には宿泊場所もあり、一泊二日で登山する人も多いと聞く。 その中に中高年も多く、私達には経験や装備がなく羨ましく思った。 駐車場からリフト乗り場へ、そして3つのリフトを乗り継ぎ八方池山荘に到着し、ここで大休憩。

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