■ 石神井ケルンから八方ケルンへ ■

最後の木道を回り込むと第二ケルンが見えるが、その手前に雪渓が現れた。 積雪が少しずつ溶け雪渓が彫刻のような姿を見せてくれる。 飴玉を含んで歩きますが不思議と疲労感はない。 山岳の天候は変化しやすいと聞く。 突如として悪天候になって素人の遭難をニュースで見るが、 天候が良ければ家族で楽しめるコースだと実感。


今まで歩いてきた木道の下は水が流れ、雪渓の溶けた水がチョロチョロ流れている。 この付近から木道は水の流れから外れ高所に向かい、第二ケルンの手前にある石神井ケルンと呼ばれる最後のトイレのある地点に到着。 第二ケルンとはほんの50m位離れた処です。





第二ケルン

石神井ケルンから五龍岳、鹿島槍ヶ岳が眺望でき素晴らしい眺め。 撮影しながら登山したので、後から来た人達に追い抜かれ、ケルンに到着した処は狭いエリアに多くの人々が談笑したり休憩をしていて大賑わい。 私達も荷物を降ろして大休憩。ペットボトルは空になり、新たに氷結した2Lボトルから補給したが、 冷たい水が喉を通る感触が生きている証を実感し。














石神井ケルンは北アルプスが一望できる丁度良い処で休憩しながら、撮影した。 2000m地点から3000m近い山々を見ると圧倒されるように迫ってくる感じがする。 白い雲海が風で北から南へ向かって流れ、アルプスの山頂を乗り越え流れる景観は素晴らしい。



第二ケルン


遠方に八方ケルン

石神井ケルンで大休憩後出発。すぐ第二ケルンのそばを回り込み、先に進むとやや登り坂ですが目的地が近い。 第二ケルンは付近が岩場で休憩には適さず通過した。この先はなだらかに登り続き、その先に八方ケルンが見えた。 そこを目指し進むがこの付近は狭いので街中のように人々とすれ違う。






北アルプスの稜線が青空と白い雲間に視認でき美しさが倍増してきた。 天候の変化が激しくチャンスがあればすぐ撮影しての登坂のため思うように進みは亀の歩みになる。



妻の袖に蝉が…


八方ケルン

八方ケルンの手前で一緒に歩いた妻の袖に蝉が止まり、ここまで来るんだとちょっと吃驚。 八方ケルンは斜面の角に道を塞ぐような位置に建てられ、天候が悪化しても視認が容易だと感じた。 各所のケルンの位置関係の図があるので、容易に現在地を把握できそう。登山家の道標としては大切な目印です。

八方ケルンから見る長野北部の戸隠山、黒姫山、妙高山方向は厚い雲に覆われて見通しはよくない。 期待していただけに残念。一方、北アルプスは流れの速い雲海で見通しがどんどん変化するので景観が楽しめる。 朝早く出発した甲斐がある。





長野北部の戸隠山、黒姫山、妙高山方向



八方ケルン



映像中央に八方池

八方池が近づき遠方に池面が見えてきた。WEBではもっと大きな池と思っていたがちょっと残念。 撮影後は足早になり、池に向かうか尾根に向かうか思案した結果、尾根を選択して八方池を上から見下ろす処に向かう。

第三ケルンまでもう少し 池に向かう登山道もはっきり視認できる

八方池は遠方から望遠で撮影したもので、実際にはもう少し尾根道に沿って歩いた。 とりあえず第三ケルンまで行こうと思う。

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