■ 八方池を後にして… ■
天候が良ければ池面に反射する北アルプスが見れるが次回のチャンスに期待したい。 池の周辺を散策しながら撮影を楽しみ、天気の回復も望み薄と云う事で高山植物などスポット撮影しながら下山する。

飯森神社奥社




八方池の周辺には小さな池が二つあった。また岩場のある小高い処には、飯森神社奥社の碑がある。 高山植物もタカネマツムシソウ、クガイソウ、カライトソウなどの群生が見られ、緑の中に色取り取りの色彩が映えていた。






山の天気は、ほんの2〜3分で景観が一変する。 尾根がハッキリと見えるようになり、一度断念した撮影もチャンスが来たかと淡い期待を持ったが、北アルプスは見る事ができなかった。 ここ一帯は高山植物の群生が数多くみられ、構図を工夫して撮影した。 通行帯がロープで張ってあり自然が大切に守られている。






帰りがけに尾根沿いを眺めると、まだまだ登山者の列が見れた。 この時間帯になると小学生のグループが目についた。引率の先生や父兄とともに、元気な掛け声がこちらまで聞こえてきた。 八方の支柱があり記念撮影する人が並んでいて、私達も時間待ちして記念撮影。






記念撮影し、再び、撮影しようとしたらご覧のように霞んでしまった。 八方池は流れ込む水源が尾根しかなく、自然の雨の恵みに頼るしかない。 それでも深さは4mもあり大雨が続くと向こう側に溢れ出るようだ。









八方ケルン


雲海が頭上を覆い、先ほどまで見えていた青空が無くなった。 アルプスの山の稜線も見えず下山することにした。石神井ケルンまで戻ってリュックの中を整理した。

これから登山する人達と擦れ違うが、八方池を通過し唐松山荘まで向かう人が多いのにも驚いた。 一泊二日で北アルプスと八方尾根を楽しむという。 私達も時間ができたら挑戦してみたいと思うが、いつ実現できるか…、このまま老いてしまうか。



下山途中で高山植物を楽しみます。八方山荘まで無事下山した。 瓦礫の岩場を下るのは危険と思い、復路はホトトギスの声を聴きながら木道を通った。 お昼過ぎの時間帯のため山荘も上り下りの人達で大賑わいです。 赤ちゃんを背負った若い夫婦も気持ちよさそうに山を楽しんでいる。






この時間帯になるとリフトは登りよりも下る人が多くなった。時間は午後1時になる。 休憩を兼ねて山荘のベンチで休み、妻はソフトクリームを食している。リュックも大分軽くなり、重いのはカメラ機材だけ。 気温も湿度も快適で東京の気温を思うと2、3日宿泊したくなる。






リフトからは白馬村が霞んでいるが全体を見ることができた。 スキージャンプ台も見え、風を切るリフトに乗っていると気持ちいい。 放牧している牛たちも一か所に集まってのんびりしていた。






リフトを乗り継いで高度が下がってきた。最後のロープウェイはカプセル式です。 運よくガラス窓が綺麗なカプセルに乗車できた。終着駅直前には綺麗に映像を切り取ることができた。 ロープウェイを下車してみると上に比べて気温が高い。早朝は人影が少なかった温泉街もお店がオープンしていて賑やかです。 夏の季節で山の麓がこれほど賑やかなのは久しぶりです。駐車場まで15分くらい歩くが、 お土産店や食事処を覗いたりして車まで戻った。

駐車場に戻り真っ先に温泉に向かう。荷物を片づけて整理し、お風呂セットを準備。 この時間はオープン直後のためお湯も綺麗で空いていた。 駐車場に併設されている日帰り温泉施設は八方バスターミナルにあり、山小屋風の外観で入り口前に湯かけ薬師が祀られていた。 駐車場入口にも足湯があり、昨日到着した時は若者がはしゃいで楽しんでいた。







露店風呂


温泉を楽しみ車に戻り、ビールを飲みながら後ろに咲いている花畑を撮影し、妻の帰りを待つ。 妻は温泉が気に入ったのか中々出てこない。暫く待ちましたが、いつものお喋りと温泉でゆだって戻ってきた。

今日は近くの食事処で早めの夕食を済ませ民宿まで歩いていった。 ビールを飲んだから荷物が重く感じた。夜半になり宿を出てもう一度温泉に向かった。 翌日、ここから近くの白馬岩岳に向かいます。 天気予報で快晴が望めなく断念したが、冬の岩岳スキーゲレンデが、夏には一面百合のお花畑になります。 午前中にお花畑を回る予定でしたが雲海が重く立ち込め、やむなく中止にした。


白馬村を後にして、一昨日真っ暗な国道を走ったが、今日は景色を見ながらのんびりムードで東京に戻った。 夜間は無料だが昼間は有料のバイパスも景色を堪能しながら走る。 長野ICに入って上越道、関越道とも混雑なく練馬ICを降りたのが午前10時半頃。 ちなみに燃費は11.8/Lでした。

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