散策コースは1番赤、2番緑、3番青、4番黄の順で歴史散歩した

■ 木曾路宿場町 妻籠宿へ ■
中津川市内の民宿を早朝の午前7時に出発した。 木曾路を北上して暫く走ると中央本線と木曽川に並行して走る国道19号線にある道の駅賤母に到着! ここで朝食をとり散歩を兼ねて道路の反対側に流れている木曽川に向かった。昨日の天候とは打って変わって青空の中に日差しが眩しい。 気持ちの良い散歩になった。今日は天候が安定している中、木曾路を楽しめそうです。


宿場町をイメージした道の駅賤母は大型トラックが駐車場を占領して排気ガスをまき散らしていたので、反対側の空き地に駐車した。 それが幸いして木曽川の渓流を目の前で見る事がでた。 ゆるやかな流れの清流と名前は判らないが小さな滝を見る事ができた。

木曽川

木曽川


国道19号線、木曾路から国道256号線に入り、木曾川のダム湖を見ながら狭い道路になり旧中山道に入った。 暫く走ると妻籠宿の看板が見えてきた。早朝の青空には月が見えて風情は最高。






駐車場はガラガラです。有料のようですが管理人はいない。きっと8時過ぎには営業すると思う。 駐車して案内板を見つけ歴史散歩のコースを妻と確認して、案内板の北から南まで歩くことにした。 駐車場は広く3か所にあり大型観光バスも可能で観光客も多く訪れるようだ。



バス専用の駐車場


風船唐綿

大型バスの駐車場には風船唐綿という珍しい植物を見れた。 この風船唐綿は実りの時期になると自然に割れて中から小さな沢山の花芯が現れる。 それが開花して小さな花が咲き、私にとって新しい発見です。

風船唐綿の開花



鯉岩の案内板

大型バスの駐車場から北端のエリアまでゆるやかな登り坂を歩いていく。鯉岩に到着。 鯉岩は水面から飛び跳ねたような形の大岩で、中山道の名三石のひとつです。 残念ながら明治24年の濃尾大地震で頭の部分が破損落下した。 大岩には人が通れる石段があり大岩の上に登れる。

鯉岩

鯉岩の反対側にある熊谷家
鯉岩全景

口留番所跡

鯉岩から妻籠宿の歴史散歩の始まり。鯉岩の反対側には熊谷家があり19世紀の初めに建てられた長屋の一部で、 近年建て替えられた。そして小道を下って行くと左手に口留番所跡があり、石垣だけですがそのスペースから一軒屋程度の番所だったようだ。 街道の曲がり角にある番所跡に入り、ここから見える景観が江戸時代を彷彿させている。番所跡から小川を渡り宿場町に入る。

口留番所跡から見る街道




口留番所跡から宿場町に入る高札場がある。高札場は宿場町の人通りの多い処や街道の出入口に設置され、 幕府や領主の基本的な法律を木の札に書き記したもの。 「郷に入れば郷に従え」の諺があるように、その地に入れば独特の法律もある。






高札場の向かいには小川から引かれた貯水池があり、ここから水車で宿場町に流れ込んでいる。 早朝の静寂感ある中で水車の音が規則的に聞こえ、これから賑やかになる宿場町を想像した。 この高札場から本格的に街中に入る。妻籠宿は山間と河川の間にある細長い平坦地に宿場町がある。 街道沿いに家屋が並び建つ街づくりです。

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