■ 寝覚ノ床を散策 ■
妻籠宿から寝覚ノ床まで距離は約30km、快晴の中木曽路を北上。 道路は空いていて30分ほどで到着した。駐車場を探すとコンビニの駐車場が兼ねて散策の準備をして入口に向かった。 入口は臨川寺の門で拝観料が200円と案内されていた。ここを通らないと寝覚ノ床にはいけないのかな? 誰も居ないので暫く待っているとお年寄りが境内から出てきた。聞くと広い町営の駐車場を教えてもらい寝覚ノ床美術公園に向かった。

寝覚ノ床の由来は浦島太郎伝説で、玉手箱を開け老人に変わった浦島太郎は、今までの竜宮城の思い出は夢を見ていたと思い、 目が覚めた処が、床のような大岩だったことから寝覚ノ床と云われるようになったと案内に記され、 はじめて浦島太郎伝説と関わりがあることを知った。 大岩にお堂が祀られ臨川寺が管理しお堂に行くには拝観料を支払うとある。 臨川寺から拝観料を支払って河川まで行く。

寝覚ノ床美術公園








紅葉のイメージを持って訪問したが、時期的には早すぎた。 木曽川の「木曽八景」のひとつ寝覚ノ床は大きな花崗岩が渓流に沿ってできた自然の彫刻というイメージがある。 木曽の山野、大きな花崗岩、そしてエメラルドグリーンの川面が美しく映えていた。

木曽川の上流にダムが建設され、そのため河川の水位が下がり、水面下だった大岩がさらに大きく露出して 素晴らしい景観を見ることができる。JR中央本線の列車からも見えるし山の中腹からは渓谷全体が俯瞰できる。






大岩から下流域の方を眺めると山々に挟まれた木曽川が大きく蛇行している。 お堂に向かう遊歩道は先日の台風のため落石があり、通行止めだ。 遊歩道も台風の影響で水が溜まり石ころがゴロゴロして妻は途中で散策を中止した。 私はもう少し先に進み、家族連れと一緒に岩を乗り越えて向かう時、西沢渓谷の 滑落を思い出し、無理はしないように慎重に進んだ。






渓谷が大きく蛇行しているので撮影位置が変わると景観が変化し撮影するには嬉しい限り。 様々な角度から撮影し満足し、これ以上は事故防止のため、お堂に向かうのを諦めた。

途中で待っている妻と合流し、もと来た道を引き返す。家族連れも母親が父親と子に戻りなさいと叫んで、 女同士お互いに苦笑いをしていた。帰路の道にトロッコが展示してあり、ユニークな形なので記念撮影! トロッコは木曽山脈の木材を運ぶ貴重な動力として近代まで使われていた。






寝覚ノ床美術館の駐車場(町営駐車場)に戻り、これからの予定を調べる。 現在10時半を回っているが、予定としては昨日、登山をしているので、今日は散策程度にしたい。 結局、憧れの御嶽山を見に行くことにした。

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