■ 千畳敷カールから乗越浄土へ ■

現在10時過ぎ、小休憩して千畳敷カールの遊歩道から八丁坂へ向けて登山道に向かう。 前回訪問したので配分はある程度分かり、滑落だけ用心して出発。 初めに駒ヶ岳神社にお参りして遊歩道に入った。

視界が良好で遠方が良く見渡せる。登山客、観光客が一目で見分けがついた。


前回、雨中を歩いていたら傘をさした若者に、傘が無いから大変ですねと言われ、こちらは雨用の合羽をしてるから、今のところ大丈夫です。 と、返答したが山でも傘があれば良いと思っている人がいて驚いた。 …私達が遅れているのか、世の中変わったねぇ! 

登山開始10時20分 駒ヶ岳神社

千畳敷カール遊歩道










千畳敷カールに入ると遠方に八丁坂から伸びる稜線が、目の前には花崗岩の悠然と佇む宝剣岳が険しい山陵を見せている。 ここから約400m弱の高度を登る。スタートして日差しが強く、汗が出てきたので服を一枚脱いだ。 この付近は遊歩道なので大勢の観光客とすれ違う。






遊歩道の分岐点から道の混雑は無くなり、今は下山の人は少なく登りの人が列をなして登って行く。 その列の空きを下山のグループとすれ違い、私達はペースが遅いので、登りながら後ろから来た人達に道を譲った。 登山道の幅がある処で譲らないと後方に長蛇の列ができてしまうので結構気を使った。






妻の様子を見ながらタイミングの良い処で休憩をとる。 登山道の幅が広く、まだ勾配は緩やかな処の広い場所で多くの人達が順番に休憩していた。 私達も水分補給の休憩をとる。下方を見下ろすと千畳敷カールと中央アルプスの背景が造りだす絶景を見る事ができた。 天気が良いので最高の景観を楽しめる。

八丁坂の登り

乗越浄土


難所の八丁坂は狭い急勾配の登山道が続き、前回の時より人が多く、ペースが掴めない状態が続くと疲労感が増す。 それでも一歩、一歩の登りは確実に乗越浄土に近づいている。11時20分に乗越浄土に到着!

伊那前岳

宝剣岳山頂


乗越浄土から見た伊那前岳

千畳敷カールの八丁坂を登りきった処が案内図には乗越浄土と記されている。 前回訪問時は、この地点で何も見えない状態でしたが、今日はその絶景を見る事で達成感が倍増した。 息は荒いが、取りあえず荷物を置く場所を探しリュックを下す。 乗越浄土は丁度、馬の背のような場所で平らな処が多く登山した人々の休憩地点になっていた。


乗越浄土から見た伊那前岳(右手)と将棊頭山(後方中央)
乗越浄土では10分程水分補給で休憩、その間に周囲の景観を撮影。
次の目的地は中岳の頂上を目指して登山を再開。
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