■ 中岳から宝剣岳、そして千畳敷カールを歩く ■

山頂で1時間の休憩でリフレッシュし、午後1時過ぎに下山ルートに入る。 混雑度を考えたら丁度良いかもしれないと思いながら登山道を下る。 滑落と足首のねん挫などに注意する。 今までは下を向いて歩くことが多かったが、ゆっくり下り気に入った景観を見つけたら撮影する。 伊那前岳や宝剣岳がだんだん目の前に迫る。宝剣岳では山頂が相変わらず混雑。


誰でも山の天辺に登りたいのは人間の本能かもしれない。中岳から宝剣岳に近づいた頃、行きには気が付かなかった深い峡谷を見れた。 この高さから一気に落ち込む沢の部分を撮影したうちの一枚がこれです。



3枚の映像を合成


宝剣岳を見上げる形の登口に到着。ここは丁度、宝剣山荘の場所。案内板を見たらちょっと行ってみたくなり妻に相談。 妻は山荘で休憩してもらい私一人で少し登ってみることにした。






ロープが張られているルートは大きい石ころが多いルート。鋸のような形をした山頂目指して登攀する。 半分ほど登って、望遠レンズで覗いてみると、頂上直下は鎖が張られてあった。 一人一人がアクロバットのような体勢で鎖を使って登っていた。 それを見て、私には無理と判断し急遽中止。






頂上の真下では上が見えないが、「頂上を征服したぞ〜!」、「やったぞ〜!」の声が大きく聞こえた。 登山の醍醐味を味わった達成感の喜びの声が届く。 そばにいる私も思わず微笑んでしまった。山の魅力を感じた瞬間。





乗越浄土下り口を振り返った処

オットセイ岩

急斜面、逆光の条件で撮影した映像から鎖場で渋滞した人達を見て、ここまで来ればと満足して下山。

山荘に戻って妻と合流し、状況を話しながら一服タイム。今下山したら待ち時間を含めると午後4時過ぎになるだろうと予測した。 妻は山荘に来た人達に声を掛け聞いたところ、ロープウェイで4時間待たされたと聞いた。 私達の後の人は相当遅れてここに来ている。


乗越浄土下り口




下山途中で、これから登ってくる人も多く、下山の人とすれ違いで大渋滞。 そのお蔭で、案内にあった八丁坂のオットセイ岩に気が付いて撮影できた。(前回は寒くてそれどころではない心境だった)






混雑した八丁坂を抜けて千畳敷カールに戻った。ここで妻は剣ヶ池コースは通りたくない(最後に急坂がある)と言うので、 ロープウェイ駅まで先に行き、下りの乗車券の整理券確保のため私と別行動になる。

乗越浄土への登山路

剣ヶ池から見た千畳敷
空木岳と剣ヶ池

私は剣ヶ池方向に向かって撮影を続ける。千畳敷カールをいろいろな地点から撮影。 今回は紅葉の時期を過ぎているが、来年、新緑が芽生える頃の景観を想像しながら撮影したが…





甲斐駒ヶ岳(千畳敷駅から)


千畳敷駅では午後4時過ぎに整理券の呼び出しがあり、ロープウェイ、バスと乗り継いで駒ケ根バスターミナルには5時を回って到着! 夕暮れが迫っていた。中岳から駒ヶ岳へ向かわなくて正解でした。

バスターミナルから前回と同じ日帰り温泉に向かい疲れを癒した。 バスターミナルの案内所で聞いたところ、今日は近年まれにみる混雑で、最大4時間の待ち時間があったと聞く。

バスで待ち、ロープウェイで待ち、半日が終わってしまった人が多くいたそうです。 山上で宿泊する人は良いが日帰りの人には時間がなかったと云う事。 天気に恵まれ撮影は大成功!WEB作成が楽しみになった。
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