■ 天鼓林 県営駐車場から仙娥滝上まで ■
天鼓林付近は一般道と渓谷道が合流して、ここから分岐して仙娥滝まで続く。 ハイキングはここから約2km先のロープウェイ乗り場、そして展望台から少し足を伸ばして弥三郎岳までの往復です。 寒そうな日陰の渓谷道から明るい日差しの見える渓谷道になる。 モミジの多い渓谷道はまだ日が当たらないので、真っ赤な紅葉は見れないが、山肌には鮮やかな黄色が見れる。 コースを往復するかたちの為、同じ景観も変化が楽しめるのではないかと思い映像に撮りこんでゆく。


渓谷の最大の見所の覚円峰が見えてきた。渓谷道を歩くと少しずつ覚円峰が変化して見える楽しみがある。 撮影の難しさの時間帯になった。素晴らしい景観も日当たりと日陰の処で、露出の調整が困難になる。 どちらかに決めておかないと折角の映像も台無しになってしまう。

駐車場から覚円峰が見える!



覚円峰




覚円峰の正面には多くの人だかりで賑わっていた。こんなに人に出会ったかな?と思われるほど大賑わい! 皆さん、競って映像を撮りこんでいるが、そのうち見上げてばかりいるから首が痛くなるのでは?私は下方を影絵のようにして撮影してみました。







覚円峰






覚円峰の絶景の付近はお店が渓谷道に並んでいる。駐車場からのハイカーがグループになって登っていった。 お店からおじさんの元気な声が掛かり、ロープウェイの乗車券の割引販売をしていた。 乗車券を買い再出発。往復1000円が900円でした。
渓谷道にも所々日が差して、いい感じのハイキングになった。石門と云われる見所が遠くに見え単なるトンネルと思ったが、どうも岩の色が違う! 上の岩は鋭角だが下の岩は丸みを帯びている。














渓流の岩が大きくなり連なってきた。その大岩から透きとおった水が流れ落ちる。 石門の下に来て上下の石を見ると繋がっていない!ほんのわずかな隙間があり、その映像を撮影!
覚円峰を横から撮影したら全然違う映像になった。覚円峰はその名の通り修験僧覚円が180mの最高所で修業したと伝わる。




隙間がある石門











石門(上の岩と下の岩は非接触)




ハイキングの歩く速さが極端に遅くなった。遊歩道には日が燦々と降り注いでいる。 日陰ばかりを歩いてきたのでこの辺りで休憩した。石門を過ぎると渓谷を渡った。 いよいよ仙娥滝に近くなり、滝の手前は花崗岩をくり抜いたトンネル状の遊歩道になり、此処を抜けると仙娥滝が見える。



仙娥滝角度を変えて撮影!
仙娥滝滝見台

仙娥滝の前に立って困ったのが映像の陰影です。 懸念していたが、こうもはっきりと半分ずつの明暗が分かれると撮影に入って考えてしまった。 露出をどちらに合わせるか?いろいろ工夫して撮影したのが3枚の映像です。 同じように見えるが撮影モードを変え、マニュアルでも挑戦してみた。

滝の撮影に時間がかかり、妻から苦情を言われ再出発。 滝口の石段を登った処に、金楼神社の鳥居がある。 ここをくぐり滝上のエリアは正面に、金の成る木の金楼神社があり、その周辺にお土産店や宿泊施設もある。 お土産店では、この地特産の水晶原石が店頭に並べてある。





金楼神社の鳥居








滝上の処に川原にでる処があり小休憩した。周辺を歩きながら滝上の上流部も撮影しベンチで一服タイムをしながらデジカメの映像チェックをしていると、 また妻から早く行こうと催促された。



仙娥滝の上部


この時間帯になると滝上の駐車場には観光バスや車両が次々と訪れる。 お店では店員が観光客に大きな声で呼び掛けをしていた。 再び足を進めてロープウェイ乗り場に向かう。

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