■ 仙娥滝上からロープウェイ展望台へ ■

妻から、せかされてハイキング再開! 滝上のお土産店街からロープウェイ乗り場まではほんの10分程度の距離。途中には昇仙峡影絵の森美術館や水晶宝石博物館などがある。 私達は宝石類はあまり興味がなく、帰りにでも寄ってみるかという程度で、ロープウェイ乗り場に向かった。 ロープウェイ乗り場で割引券を購入しその分安くなり、妻は\(*^o^*)/です。 木曽駒ヶ岳ほどではないけれど、多くの観光客が並んでいた。


ロープウェイも臨時便が出て、2回待ちで乗車できた。ロープウェイ車内は身動きできない状態で、展望台に到着して眼下の景観を撮影。 標高差が300m、距離にして約1kmで所要時間は5分くらいです。

ロープウェイ乗り場




天候が快晴で空気が澄んでいるから遠方まで見渡せる。最高の紅葉日和で遅くはなったが妻は大喜びです。 暫くぶりのハイキングで私も期待感が膨らんだ。展望台駅で撮影に時間がかかり出札するのが遅れ、ひんしゅくをかってしまった。










展望台駅を出て見晴らしのよい広場では観光客が記念撮影会をしている。 でも肝心の富士山は逆光で霞んで残念。デジカメの露出を絞って撮影したのがこの映像です。 富士山以外の方向は最高の映像を撮ることができ、周辺を散策する。展望台駅から福仙人神社、八雲神社へ向かう。

チョット気がかりなことがあって、妻に乗車券の切符はどうしたと聞くと、ポケットを探って「切符が無い!」。 付近を捜したがないので買い直すことになるかなと思い妻は駅で訳を話しに行った。 登りの乗車時にはあったから帰りは御主人と一緒に乗車すればよいです。と言われてほっと一息!手袋をしていると他のものと一緒に入れて いると紛失しやすい事の実証でした。紛失したのが切符でよかった。










一件落着して散策を再開!八雲神社で参拝して、その先に行くと眼下が開けた場所にでた。 其処には福仙人小屋と云われる炭焼き小屋の跡もあり思わず覗いてしまった。 この一帯は昔、炭焼きや林業などで生業をしていた歴史の一端を垣間見る事ができた。

約束の丘は昇仙峡一帯の中でパワースポットが強いと云われ、幸運、幸福の強い気を浴びる事ができる、と新しい看板が立てられていた。 傍には福を呼ぶ鐘として若い人が喜びそうな鐘がある。 これを備え付けの棒で、二人で撞こうと私達も仲間入りした。










この付近から見える山並みの後背には南アルプスが一望できる。 遠くに、甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳、薬師岳の白い積雪部分が展望できた。 さらに富士山の陰影も確認できる。 釜無川も見えると記されてあったが今日は下の方は霞んで確認できなかった。
時間は10時半を過ぎて、展望台はますます観光客が増えてきた。 20分ごとに観光客が駅から吐き出されてくる。 ここから閑静な処に移動しようと弥三郎岳まで登頂することにした。

富士山


展望台駅から尾根沿いに登っていく。大した距離ではないが登山靴でないと厳しい。 花崗岩の岩山を回り込んで登るのは急登で、途中には鎖やロープも設置されていた。 登山ステッキを用意していて良かったと実感した。




■ ロープウェイ展望台から弥三郎岳登頂 ■

弥三郎岳は標高1058mで山梨百名山で、展望台駅から20分位の距離ですが途中から本格登山の準備が必要です。 鎖、ロープで登る処があり足場も注意が必要です。 弥三郎岳の頂上は一つの大岩で、何人も同時に上がれない。今回は一人ずつ交代で山頂から360度のパノラマを堪能した。


弥三郎岳の途中に展望台があり、ここからは甲府盆地が一望できる。 今回は日差しが逆光で霞んで十分に見る事が出来ない。それでも足元眼下は絶壁の景観を楽しめた。






展望台を過ぎて道は尾根に沿っての登山道に変わる。 木々の隙間から景観を覗き見ながら散策し、途中、若い人達のグループに擦れ違ったが、そのほかは私達と同世代の夫婦連れです。 記念撮影したり、好みの映像を撮ったりしながらノンビリと歩くと日頃のストレスが発散できる。






















最後の登りは擦れ違いができない石段を登って頂上に到着!此処からでも展望は最高の景観を見れるが、 弥三郎岳と云われる頂上はほぼ一人しか上がれない。 また登っても手摺もないし水平でなく非常に不安定な処だった。カメラを構えたままの移動は危険と思った。

足が滑ったら一巻の終わり! 弥三郎岳頂上は一人分のスペースしかない!

荒川ダム


360度のパノラマも逆光の方向は今一たが、秩父連山や遠く南アルプスの方向は最高の展望でした。 午後から訪れる荒川ダム方向も距離感と立体感が十分堪能できる。

頂上に居たのはほんのわずかな時間で、すぐ真下のエリアに下りる。 ここには訪れた人々が変わりばんこに頂上まで見聞している。 それでも皆さん僅かな時間で降りてきて、危ない!危ない!の連呼でした。














パノラマを堪能して駅に戻る途中で昼食することにした。時間は11時半を回っている。 尾根道の中間にベンチがあり、ここで休憩と昼食。 木々の間から日がこぼれるような感じで、朝から動きっぱなしで少々疲れた。 持参したリュックからお握りと水筒を出し準備していたら、山頂で出逢った年配の老夫婦と再会! 2日前から山梨に来て今日は最後の旅だそうです。千葉から来たそうで、今日帰るそうです。 日頃のストレスを発散するため、思い立ったらすぐ旅に行くと言う夫婦は元気一杯。




昼食を済ませて休憩した後、展望台駅まで戻り、改札で妻の切符を紛失したことを話したら、 気持ち良く改札を通してくれた。改めてお礼を言い感じの良い旅が続けられる。

駅前の駐車場には、マイカーや観光バスの入れ替わりで混雑していた。 おまけに快晴に恵まれた今日は歩いていてもポカポカして、お店を覗いたり散策を楽しんだ。 お土産店はこの地特産の水晶が無造作に並べてあり、値頃の小さな飾り物もある。 丁度お昼の時間帯でお食事処は賑やかです。\(*^o^*)/

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