■ 古都北鎌倉 円覚寺 その弐 ■

円覚寺の帰路のスタートは如意庵です。ここは石段の登り口に鮮やかな紅葉が素晴らしい。 如意庵の石段を登る時に撮影ポイントがある。門前からは下方に佛日庵、開基廟を見る事ができる。 夫婦で紅葉美の撮影を楽しみながら周囲を散策する。


門をくぐり如意庵の入口を拝見すると正面に煌びやかな部屋があり、その手前に水仙が中央に飾ってある。 茶室の様な玄関口で思わず見とれてしまう。ここから庭の方へ向かうと茶室に合うような庭園が広がっていた。 苔むした緑の絨毯に灯篭や竹の造りものがあり奥には竹林もある。 心休まるような庭園でいろいろな方向から撮影した。





如意庵


如意庵玄関






自宅の庭をこのような感じにしたかったが、狭い庭には無理な希望で、今はこのような庭を見ると暫し佇むことが多い。 外に出ると円覚寺が平地から山の渓谷に沿って、奥へ造られているのが良く判る。 向こう側にも円覚寺の院や庵が見渡せ、鎌倉時代からの長い歴史を見る事ができた。






如意庵を出ると大方丈がある。大方丈の裏手は広い庭園があり如意庵の庭園とは違った趣がある。 庭園へは石段を登り、その高台に大方丈の建物があり、法要や坐禅会、説教、講演などが、ここでおこなわれる。 庭の方から撮影して表玄関に回ると百観音が続いている。百観音は江戸時代に岩窟に観音像が彫られたが、 一時、荒廃し明治になって新たに刻んだ観音像です。往路で岩洞の跡が残っていたのを気が付いたが、ここと 関連があることが判った。

大方丈

百観音

観音像
大方丈玄関



観音像の特徴は岩板に刻んだ観音像や石仏の観音像と2種類がある。撮影してその特徴を映像に残す事ができた。 それらと一緒に屋根瓦があるが、その理由は判らない。訪問順序が逆になったが大方丈の門を出た。さすが門構えは立派。










大方丈を出て境内は二手に分かれ復路となる。丁度、仏殿の裏手に戻った。 案内図から宗務本所前を通って鐘楼のある弁天堂に向かう事にした。 樹木に囲まれた細い小道を通って弁天堂入口に到着。入口は高〜い石段です。

弁天堂

つづら折りの急な石段を登ると正面に弁天堂がある。脇には休憩処があり、甘酒などが販売されてます。 焼香の匂いが強く高台のエリアから快晴の中、富士山を見る事ができる。 樹木とお寺の景観から、一気にここが鎌倉の地だと理解できた。

鐘楼を観察すると、 細かい文字が刻まれ鐘楼造りに手間がかかっていることや堂の柱も長い年月を経ている事がが判る。










弁天堂から出口に向かうと丁度良い角度で三門を撮ることができた。 総門の出口には、これから観光に来た人々と帰る人々が交差し、来た時以上の混雑。 トイレ休憩して総門を出ると晩秋の青空が眩しかった。

9時45分に入り、現在11時。思った以上に時間がかかった。ここから鎌倉駅に向かうがその途中に建長寺がある。 電車道に沿って散策しながら鎌倉の切通しの道路に出てから、狭い歩道を散策。

切通しの道路には鎌倉らしい雰囲気のあるカフェのお店があります。 どこも同じようなメニューですが、休憩を兼ねるなら丁度良いかも…。   \(*^_^*)/
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