■ 碓氷峠めがね橋 ■

碓氷峠鉄道文化むらから天然温泉峠の湯まではトロッコ列車が運行されていて、 並行して碓氷峠めがね橋までは廃線路を利用してハイキング道が整備されている。文化むらの受付でめがね橋までの方向を教えて貰い、 文化むらを出発して、すぐ旧国道18号線を軽井沢に向かって走る。
そのめがね橋までトンネル(隧道)が5ヶ所ある。めがね橋には駐車場は無く、1号隧道には臨時駐車場が開放されていた。


めがね橋付近には少し広い側帯があり5〜6台止める事ができる。私達は1号隧道の撮影をした後、そこに移動し 側道の端っこに辛うじて車の頭を突っ込んだような駐車で我ながら情けない!



碓氷第三橋梁、通称めがね橋

…1号隧道




煉瓦造りの橋梁を遠くに見ながらめがね橋に向かうと、観光客やカメラマニアが道路端で盛んに構図を探しながら撮影していた。 私達も仲間に加わり、右から左と構図や太陽位置を考えて撮影に没頭。 この文化遺産をこのままで帰るのは勿体ないので、めがね橋から隧道を散策することにした。






橋は正式名を碓氷第三橋梁とあるが、通称めがね橋の呼称で通っている。 ドイツのハルツ山鉄道のアプト式をイギリス人の技術指導で橋梁の竣工にあたり、竣工後の翌年強度不足が判明して耐震補強が実施された。 道路端から小道を登って行くと上の橋梁まで行くことができ、丁度、此処までがハイキング道として整備されていた。 その先の軽井沢方面のトンネルは入口だけが保存され閉鎖されている。

閉鎖された6号隧道

…5号隧道


碓氷第三橋梁から見る国道
碓氷第三橋梁 めがね橋

ギリチョンで碓氷第三橋梁を1画面に…

めがね橋の好きな構図を探して撮影。下からみる橋梁も、橋梁上の撮影も満足いくものです。 観光客が連なる状況でないので、少し待てば撮影ができる。

5号隧道に入ると冷気が一気に身を包んだ。ここから幾つかの隧道を通って坂道を下ってみた。 連続する隧道の映像もいい構図と思った。4号隧道を出た処で妻が私を呼んでいた。 煉瓦壁の氷結を撮影していた時で、急いでいくと隧道間の崖際で猿同士が争いをしていた。 若猿が老猿に盛んにけしかけているようだ。

めがね橋に並行して走る普通鉄路の橋梁


…5号隧道の中から見ためがね橋

…5号隧道内の退避壕



…5号隧道端から撮影しためがね橋






猿声が山間に木霊して観光客が次第に集まってきて見物するようになり、一足先に現場を去りました。 再び、トンネルの煉瓦壁を探す。この気温だから煉瓦から沁みだした水滴が氷結して、そのツララとなった被写体を探す。






3号隧道まで来て、丁度国道と接する場所に来たので、ここから車の止めてある場所まで戻る。 めがね橋まで500m、JR横川駅まで4.3qの標識がある。めがね橋から500mも歩いたのか…。






旧国道18号線を車まで歩いた。秋晴れでも日陰だから気温が3度程度で、寒いというより痛い感じ。 時々、車が通過する程度で道路は空いている。道路の側帯に止めた車がようやく見えてきた。 めがね橋の文化遺産を自己満足し映像にも残した。11時半を回ってこのままお目当ての温泉に向うが、 その前に碓氷湖にも寄りたいと思う。

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