■ 増上寺の歴史散歩 ■ |
|
芝大門前 | 増上寺の総門 | 三解脱門(三門) |
何処の寺社でも訪れるには正面から歩いたほうが、その寺社の風趣が伝わる。
大門通りを通って真直ぐに入って行く。日比谷通りに出たところで正面に豪壮な朱色の三門に到着。
三門を入ると広い空間の正面に堂々とした本堂とその後背に東京タワーが見え、この様な景観も東京らしい。
|
右手に巨木のグラント松(後述) 水盤舎 魚供養の碑…魚河岸の会社が建 |
大殿(本堂) 浄土宗吉水講の碑 仏足 |
グラント松は明治12年に来日したアメリカ第18代大統領が植樹したもので、同様に第41代ブッシュ大統領の高野槇も植樹されている。
本堂に向かう右手に大梵鐘があり、1673年四代家綱公により造られたもので高さ3m、重さ15tあるという。
東日本最大の梵鐘で国重文に指定。
江戸の庶民はこの鐘の音は九州まで響き渡ると自慢したそうだが、近くに九州の島津家や有馬家の藩邸があり、当時の洒落だったそうな…。
|
第41代ブッシュ大統領が植樹した高野槇 鐘楼堂 | 手水舎にある八咫烏 |
菩薩像 梵鐘 熊野神社 熊野三所大権現宮 |
さらに境内を散策すると「め組」と記された供養碑がある。
増上寺門前町火消しで、め組の殉難者、物故者の供養のために1716年に建立された。
因みに増上寺山内は、寺社奉行、大名火消しの管轄。
江戸っ子を歌った都々逸(どどいつ)で、「芝で生まれて神田で育ち、今じゃ火消しの纏持ち」とあるように芝一帯は江戸っ子の本場だそうです。
ここにその史跡があるとは思わぬ発見。隣には筆塚があり、子供達への学びの勤めが記してある。
|
め組の供養碑 故長谷川一夫氏が植樹した桜(左手)と寫経塔(右手) 大殿(本堂) 安国殿 |
筆塚 大殿(本堂) 安国殿と東京タワー |
大殿(本堂)は戦災で焼失したが、昭和49年に根本道場として再建された。
本堂内は撮影できるが、「御祈祷中はご遠慮ください」の立札があり、一回りして後から撮影しようと思っていたら忘れてしまい齢をとるとこんなもんか!
安国殿には黒本尊阿弥陀如来が祀られ、入口に立つと殿内は祈祷の人々で順番待ち。仕方なく、これも映像だけになってしまった。
黒本尊阿弥陀如来は家康が幾度にも及ぶ戦に常時、持参させた仏像で、家康の守り本尊と伝わっている。
|
西向聖観世音菩薩入口 ひとつとして同じものがないお地蔵さん |
子育て安産の西向聖観世音菩薩 | |
|
東京タワーに向かってお地蔵さんが… |
| |
増上寺御霊屋(徳川将軍家墓所)の特別公開日は決められた日だけですが無料です。 |
徳川将軍家墓所 | |
| 鋳抜門 |
|
||