■　東京ゲートブリッジ　■
東京ゲートブリッジは別の呼び名を恐竜橋とも呼ばれている。　 東京臨海道路二期事業は、物流車両のスムーズな通行を目的として、 江東区若洲と中央防波堤外側埋立地の4.6kmを結ぶ臨海道路を整備する国の事業です。 事業の橋梁区間は2618ｍで、橋のフォルムに特徴がある。 その理由は2つあり、羽田空港に近いため橋梁の高さに制限がある。 もう一つは港湾を跨ぐため船舶航行の桁下の高さが必要と云う事です。 そのため、高い主塔が必要な吊り橋や斜張橋でなくトラス構造を採用している。

週末の天気予報はおおむね晴れで安定するとありました。 それならば月曜日に東京ゲートブリッジに撮影に行くプランです。 新木場駅に10時に到着して駅前のバス停に向かうと丁度出発した後でした。 これが幸いしてバス停に並んだがあっという間に長蛇の列ができた。 この時間帯は1時間に2本しかないから30分程待ち、時間がきてバスに乗り込むと超満員の状態で乗れない人が連なっている。 平日にこれほど混雑するとは思っていなかったので驚いたが、乗客のほとんどが団塊の世代でカメラを片手にゲートブリッジに向かう。 （乗車するバスは「若洲キャンプ場前行き」で終点は若洲海浜公園前）

バスの乗車時間は約15分。 若洲海浜公園入口で下車して帰りのバスの時間を確認すると1時間に1本、帰りは新木場まで歩いてみようと思う。 距離は約5�qとあるので1時間ちょっと必要。 （バスの便は休日は毎時1時間に1本とかなり少ない本数で、平日は朝夕4本あるが日中は1時間に1本です。） 若洲海浜公園から海岸へ向かうと橋梁へ上がるためのエレベータがある。 このエレベータは若洲昇降口と呼ばれ、階段も併設されているが、 ビルの階数にして8階建てに相当するので健脚の方は挑戦してみるのも良い！

先に橋を撮影するか昇降口からゲートブリッジを歩くか迷ったが、結局、橋の撮影を優先し若洲海浜公園を歩く。 ブリッジの湾内は安全第一のフェンスがあり、撮影する時はよじ登っての撮影だ。 フェンスがあるので、陸地側の高い位置に陣取り望遠で撮影。 東京湾に風力発電の風車が4基あるのは驚いた。 東京湾の景観なんて見る機会が無く、初めての景観で田舎ものを暴露。

橋梁をくぐり港湾の外側に向かって若洲海浜公園の遊歩道を歩く。 橋の景観が徐々に変化するのを確認しながら撮影を重ねる。 若洲海浜公園ではレンタサイクリングの施設があるのを堤防の先に行って気が付いたが運動不足だから…。

天候を気にして今日の訪問だが上空は快晴でも都心の富士山の方向は靄がかかり、富士山の視認が不十分で残念。 若洲海浜公園の外側は若狭リンクスゴルフ場で、その周囲に沿ってサイクリング道路が伸びている。 堤防の最先端にくると消波ブロックの積み重ねてある処に三脚を立て、撮影チャンスを待っている人達がいる。 ただ一向に撮影しているようには見えず、何人かのカメラマニアが雑談している。 どうやら富士山だけでなく夕日、夜景の時間帯も狙っているようで、今日一日の仕事のようだ。

何枚か撮影を重ねてサイクリング道を先に進む。 地理的にこの先はディズニーランド、浦安、千葉方面の景観が連なる。足元を見ると石に何か書き込まれている。 「ここにある丸太は、空から見ると、かにの形をしています」と記され、私達にはただ雑然と並べてあるか、 放置してある流木のようにしか見えないが、近くに羽田空港があるので発着時に乗客から見えるのでしょう。 これも乗客へ若洲海浜公園のアピールかな？

サイクリング道に沿って歩くと、いろいろな物が置いてあり解説が無いので残念だが、どうやら船に関係する物のようです。 向こうから歩いてくる人がいたので、この先はどんな感じですか？と聞くとミニ展望台が2つあり、 その先は東京ヘリポートの様子が見えます。と丁寧に教えて貰った。（サイクリング道は往復6�q）

ゴルフコースに沿って歩いて途中で休憩したら、先に行く興味を失った。 変化のない景色で対岸のディズニーランドやホテル群が見えるだけで、一服休憩して引き返すことにした。 芝生に寝転んで上空を眺めていたら、羽田空港から離陸した航空機が…、とっさにカメラを望遠で撮影。

所々で撮影をしながら散歩を再開。戻る途中でダグボートを見ていたら水平線の向こうに何かが見えた。 目を凝らしてカメラで覗くと東京湾アクアラインと海ほたるが見えた。 レンズの絞り値をマイナスに振って何枚か撮影したら、この程度の出来上がり…。（元画像では風の塔まで視認できた） それでも天気が良ければ、あそこまで見渡せるのだと田舎者は知った！

今日の天気でこれだけの映像が撮れて大分満足、富士山の映像がしっかりと見えなかったのが残念。 夕日の映像も気になるが、準備してないからチャンスがあったらもう一度チャレンジしたい。　 最後に、この公園はお腹を空かせた猫がいっぱいいる。