■ 東京ゲートブリッジからの眺望と若洲海浜広場 ■

風があまりなく、ポカポカ陽気で湾内の波浪も少ない。 若洲海浜公園を往復して戻った頃は身体に汗が滲んできた。 着ぶくれした服では歩いていられなく、上着を脱いでベンチに腰かけ水分を補給し、喫煙してから橋上に行こうと思い振り返ると、 昇降口前には多くの人々の乗車の列が連なっていた。慌てても仕方ないので付近を撮影してから乗車の列に並ぶ。 エレベータが2往復して、やっと乗る事ができた。


満員のエレベータに乗車し橋上に到着!ここから湾内側だけ歩行専用道路がある。 勿論、自転車は不可。エレベータから吐き出された人々が専用道を橋の中央部に向かって足早に向かっている。 取り残されたようになったが、ここでエレベータ前、案内板の撮影と、ここで得られる景観と情報をゲット!

昇降口前

東京ゲートブリッジの海上部分は1618m。水面からの高さは最上部で約88m、25階建てのビルに相当する。 2頭の恐竜が頭を突き合わせているような形から、恐竜橋の愛称が付けられたが、実際に自分の足で橋の上に立ってみると、 想像以上の見晴らしのよさに驚いた。

ここからスタート!

新木場方面に目を凝らすと…

橋梁のトラス構造の手前で振り返り
新木場方面

…東京スカイツリー

橋梁のトラス構造

ここまでは自由なアングルで撮影できたが、この先トラス構造の部分は立て柵があり、カメラを左右に振ることは出来ない。 そのためこの付近で撮影を開始!右方向には辰巳国際水泳場、新木場一帯、葛西臨海公園が一望でき絶景です。 東京スカイツリーや船舶、都心のビル群など東京港湾の撮影を重ねていくが富士山は見通しが悪くなった。

橋梁が三角形の鋼材を組み合わせるトラス構造で視界が遮られず広がりのある眺望が見渡せるが、縦に鉄柵があり、 この位置からはカメラアングルを縦に構えないと撮影ができない。小型カメラなら問題ない。 しかし橋中央部にくると鉄柵の代わりに全面が透明のアクリルに変わり、撮影条件は決して良いとは云えない。 ただ数ヵ所にベンチも用意してあり風よけや休憩ができる。

上部トラス部を下から見るとこんな感じ

トラス構造を抜けて…
中央防波堤の風車

東京ビックサイトと東京タワー 辰巳国際水泳場とスカイツリー

トラス構造部分から抜けて視界が開けて中央防波堤に近くなった。 ここから東京タワーがビルの間からよく見え一枚いただき、スカイツリーも下方の景観が変化して撮影! 目の前に中央防波堤の工事現場が広がり、遠方にお台場海浜公園が鮮明に見える。 ここでもうひと仕事!パノラマ撮影に挑戦してみた。三脚が無く身体を乗り出しての不安定な撮影ですが、 眺望が素晴らしいのでダメもとで撮影!結果はやっぱり境目がでた。 この後、眼下の湾内を行き来する船など羽田空港の映像も撮影したが、逆光になり今一。


お台場海浜公園






羽田空港


若洲昇降口から中央防波堤の昇降口までの距離は1600m。 若洲方面しか地上に降りれない為、きりがいいところで折り返さないと結構な距離を歩きます。 中央防波堤はすべて完成したわけではなく、この先は行き止まりでいずれ折り返して、若洲昇降口まで戻るようになる。 (注意:現在、中央防波堤側の昇降口は降りれない事と橋にはトイレが無いです。)

戻る途中で若洲海浜公園からゲートブリッジに沿って伸びている防波堤を覗きこむと多くの釣り人を発見! そういえば昇降口前に公園における釣れる魚類やマナーについての看板があったことを思い出した。 上から見ると防波堤の内外の波の形が全然違う事に気がついた。 大きな遊覧船が湾外へ向かってきたので、その一連の動きを撮影。

防波堤には釣り人がいっぱい!

面白いように波模様が異なっている



船名 シンフォニー モデルナ

一段落し頭上に航空機が、B747、B767がそれぞれ飛行方向が違うが飛び立っていく。  帰り際に貨物船がのんびりと湾外へ向かっていく。荷卸しした後のようで船体の赤色が上に出ている。 後ろで車両が通過する度にボコボコと音が響くのでよく見ると丁度ブリッジのつなぎ目。 このつなぎ目が、寒暖の差や地震などの衝撃を吸収する働きを確保している。





ボコボコ…、橋はよく揺れる


天空の感じの歩行専用道は東京タワーや羽田空港の航空機の離発着シーン、お台場海浜公園、六本木ヒルズ、東京ビックサイト、 汐留ビル群、右手には辰巳国際水泳場、東京スカイツリー、新木場一帯、葛西臨海公園と見所は沢山ある。 今日は天候が今一だが、都心の後背に富士山も十分に見渡せる。夜景も素晴らしいと思う。 エレベータは8階と9階で止まる。 8階は歩行専用道に出れるが、9階は若狭昇降塔の展望室がある。 特に、四方に眺望が良いので帰りがけに寄ることをお勧めします。

東京ゲートブリッジ ブリッジから新木場方面の道路

展望室から景観… ブリッジからの道路は新木場方面に向かうが道路に網が架けてあるのは、 若狭リンクスゴルフ場からのボールが車両に当たるのを防ぐ為。 網がある箇所は様々な角度からシュミレーションしてある。 また湾外へ伸びる堤は人工磯が造られ、その最先端でブリッジの撮影をした。最後に風車のある所は若洲海浜広場。

東京港の外側

若洲キャンプ場



若洲昇降口から戻る時は来た道でなく公園内に入り野鳥を撮影。 園内は人がいない、ここを訪れた人達はブリッジ見学か釣り人が多いよう。 ただ公園の事務所前にはベンチで軽食をする人達、レンタサイクリングを申し込む人で賑わっていた。

風車のある所は若洲海浜広場

若洲キャンプ場




東京港第3航路の信号灯

公園前のバス停に戻ると前方に出発したバスが遠ざかっていくのが見えた。 次のバスは1時間後でちょっとの差で乗り遅れたが、元々帰りは歩いてみようと思っていたので運動靴の紐を締め直し、 水分補給と喫煙をして出発。ここから新木場駅まで約5q。多分駅に着く頃に次のバスが到着する。




若洲海浜広場の風車

ゴルフボール避けの網


途中で東京スカイツリーを撮影

東京ヘリポートの管制タワー

途中で東京へりーポートがあるので、離発着の映像を撮影しようとカメラを構えながら歩く。 そしてヘリポートの手前から離陸の爆音が聞こえ管制タワーの近くから上昇するヘリコプターを撮影できた。

交通の便が悪いので新木場方面から車で向かう場合、駐車場は若洲リンクスゴルフ場ではなく、 若洲キャンプ場の方を利用しないとかなり遠くなる。(若洲公園広場の風車が目印) 駐車場は休日は午前中の早い時間で、すぐ満車になる。(公園事務所の人から聞いた。) 駐車料金は1回500円。

運河を渡る 新木場駅前ターミナル 14:00着

新木場駅前に着いてバス乗り場を眺めると若洲キャンプ場行きのバス停には、この時間にもかかわらず長い行列が…。 この人達の半分以上は東京ゲートブリッジの夕景、夜景を撮影しようとしているんじゃないかと思った。 …羨ましい限り。

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