■ 倉敷川畔の径 ■
倉敷では滞在時間6時間を歴史散策の予定をしています。 最初は観光客が少ない景観を撮影し、後半は観光客で賑わう町並みを歩いてみたいと思います。 時期的に緑が少ない季節です。
7時に民宿を出発して倉敷へ到着したのが8時前です。 駐車場を探して、ナビから将棋の大山名人記念館のある倉敷市芸文館の駐車場に入ります。 一度通り過ぎてしまったが、ここが一番便が良いようです。 地下駐車場から地上にでると倉敷の街が好きになりそうな予感がします。


江戸時代の初期に幕府の天領地になり、この地に倉敷代官所が設置された。 それ以来、備中南部の物資の集散地として発展したという。 倉敷川の水運を利用して畔一帯に白壁なまこ壁の屋敷や蔵が並び、江戸時代の天領としての町並みが色濃く残っています。 またこの地の人々が地域振興に力を注ぎ美観地区を残したことで国の重要伝統的建造物保存地区として選定され、多くの観光客が訪れるようになっている。

倉敷市芸文館

高砂橋から船倉町方向

高砂橋

倉敷川畔

岡山名物きびだんごの店は安政3年創業

JR倉敷駅前のビル群から少しの距離で一変する江戸風情の街並みは、朝の早い時間帯は静寂な風景を見せてくれます。 道路に車両は走っているが、8時過ぎというのに径には誰も居ません。 無人の景観は帰宅してみたら殺風景と云う感じの映像になっていてちょっとショックの映像です。

日差しがあると…



日本郷土玩具館
日差しが無いと…



倉敷民芸館

誰も居ない美観地区の映像は続きます。 最初に倉敷川畔を一回りする予定です。 畔から対岸のナマコ白壁の建物を撮影してゆきます。 今日の天気は日差しが目まぐるしく変わり撮影に苦心しました。 倉敷川の畔は段差があり、ここに柳が植樹され緑が連なると風情が盛り上がる!と思う。





橋の基礎が一枚石板


中橋

倉敷考古館

日本郷土玩具館、倉敷民芸館、観光案内所の倉敷館と主な建築物を好みの角度で撮影してゆきます。 これらと並んでプロ野球の星野仙一記念館があったが、オープン前で看板もなかったので見逃した。 中橋に到着して周囲の景観は最高の位置取りです。 相変わらず日差しが目まぐるしく変化して、撮影条件は良いとはいえないが撮影を続けた。



中橋と倉敷館(観光案内所)



加計美術館と中橋




カーネーション撮影地

中橋の畔で撮影してると倉敷考古館の係員から声を掛けられました。 夫婦連れのカメラマニアに興味を持ったのか、おじさんはもう少し経つと観光客で賑わうから良いとこ撮りは早めに済ませておいた方がいいと教えてくれた。 なおも話が続き、中橋付近でNHKのカーネーションの撮影現場を教えて貰い、中橋の石橋に彫ってある「橋」の文字にも違和感がないかい?と「橋」の文字に間違いがあるのも教えてくれた。 さらに話が続き中橋の基礎が一枚石板だという。それがこの映像です。

橋の文字が何か変!



倉敷考古館はもうすぐオープン!




大方撮影が終わって一段落したら近隣の豚カツ屋の女将が愛犬と散歩。 元来犬は好きで妻は早速、犬に話しかけ…。 柴犬で朝の散歩だそうです。 お昼時には来てくださいと声を掛けられました。 妻はその後も女将とお喋りタイム、私は畔を新たな景観を探しに歩きます。

民芸品店

船着場
倉敷本染手織研究所

火の見櫓

船着場から舟は倉敷川の畔を20分位で回ってくれます。 料金は300円と聞きました。 相変わらず対岸の景観を撮影しながら妻の到着を待ちます。 ここから町並みの火の見櫓が丁度良い感じで見えたので撮影してみました。 もう少し倉敷の古い町並みの撮影を続けます。


■ 倉敷川の畔の径 ■

倉敷川の畔に沿って行ったり戻ったりしながらお気に入りの町並みを撮影し続けます。 妻は大好きなお喋りに夢中で暫くは時が必要です。 一つ一つの建物に歴史があるから建物にもその職業の雰囲気が見て取れます。 観光案内所の倉敷館は昔、倉敷町役場の建物で中を覗くと役場の事務所の雰囲気があります。 このようにして建物を見ていくと新しい発見があります。


倉敷民芸館、日本郷土玩具館ともまだオープン前。 店頭にはこの地方独特の郷土玩具が展示されている。 珍しいものを撮影して行く。 この頃やっと妻と合流して散策を開始。 ショーウィンドウの撮影はいろいろな制限があるから妻に細かく説明したので良い出来映えでした。

倉敷館(昔の町役場)

民芸館入口

日本郷土玩具館
倉敷民芸館

対岸の倉紡製品原綿の積み降ろし場所

玩具館入口
郷土玩具



備前焼の陶器店




今度は陶器店です。 倉敷にも昔から続く独特の備前焼があり、店頭で見た茶器などはお気に入りのものです。 値段を聞いたらとても手がでないものもあります。





星野仙一記念館は入場料が500円とありました。 まだオープンしていい。 間口は狭いが奥行きのある入口の奥に建物がある。 そして倉敷川畔にある石積の階段は、江戸時代の頃から河川の水面が上下しても支障なく荷物の積み下ろしができるように工夫されたものです。 その一つに倉紡製品原綿の積み降ろし場所の石段があります。 私が撮影を漏らしたが妻が撮影していました。 歴史散策する中で頼りになる存在です。

星野仙一記念館入口



雁木



倉紡製品原綿の積み降ろし場所

倉敷川畔を一回りしてスタート地点に戻る。 きびだんごの店前を通りひとつ路地を奥へ入り、明治、大正の雰囲気の残る町並みを探してみます。 後できびだんごを食してみたいと思う。 このお店の隣に懐古店、天領あぶとが続きます。 懐古店には「寄ってらっしゃい!見てらっしゃい!…見るのはタダ、冷やかしもタダ、あなたとの出会いをありがとう」と、 あり、面白いご主人を想像した。 天領あぶとは店奥に庭園があり、楽しみながら喫茶できる。 撮影だけ了解を貰いました。

スタート地点の高砂橋

懐古店





天領あぶとの店奥に庭園

川から離れて径を歩きます。 本町、東町方面の指標に沿って奥へ向かう。 料亭や美容院と商店が続くが、どのお店も建物は古く2階の高さが低く窓も小さいです。 天領時代から続く町並みは代官所の役人が通る姿を上から覗き見るのを遠慮して、 この地の建物の2階の窓は小さめに作ってあるそうです。 こういうのも歴史散策の楽しみの一つです。





桃太郎のからくり博物館入口



桃太郎のからくり博物館




桃太郎のからくり博物館、鉄板焼き、備前焼とお店が続く。 桃太郎のからくり博物館は入場料が600円。 奥行きのある建物の中央に中庭があり、1、2階に江戸から昭和にかけての桃太郎コレクションや 現代風でいえば錯覚からくり、昔風にいえば立体だまし絵。 そして鬼が島やマンガの映画館がある。 子供と一緒に来た方にお勧めの博物館です。










裏通りには備前焼のお店が大分目立ちます。 それぞれ特徴のある焼き物が展示してありお店の競演会のようです。 この先、さらに進むと何やら巨大な煉瓦塀が続く。 駐車場で貰ったマップを見ればすぐ判ったが、ポケットの奥にしまいこんでいたので、初めは何だろうと興味津々でした。 塀に沿ってさらに奥へ進んでも、長い塀が途切れないので、もと来た方向へ引き返した。

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