■ 桜咲く源氏池と牡丹苑 ■

源氏池畔で休憩してから斎館にある神苑牡丹庭園に入園。 花の撮影会だょ!と言うと妻の顔に喜色満面の笑みが広がる。 早速、苑内に入り奥へ奥へ向かう。 苑内は源氏池を一回りして反対側から出れる。

牡丹について花図鑑を調べたら、詩歌にも多く詠まれ、中国原産の花で、漢方薬の原料としても使われると記されてました。


斎館は迎賓館の役割をする





苑内に入ってすぐ竹林と石筍があります。 石筍って何だ?と思ったら案内板があり、それによると石筍は中国江蘇省より湖石の築庭十周年と斎館竣工を記念して平成6年に奉納された。 石面の模様から魚鱗石ともいわれる。 竹と共に植栽し筍にみたてて石筍と称される。と記してありました。 氷筍は山梨の富岳風穴で見たことあるけど石筍は初めてでした。 石筍は石灰岩が溶出して長い年月を経てできるようです。

石筍

斎館
石筍

苑内を暫く進んでも牡丹は見れません。 斎館の石庭を見ながら通過したが、石庭もよく観察すると素晴らしいものとみて、再びもと来た場所に戻って撮影を始めました。 玉砂利を水に見立てて庭園が造られています。 ベンチに座って鑑賞する価値があります。

斎館

斎館を通り過ぎると源氏池


石庭が門で仕切られ、ここをくぐると源氏池を一望できる処に来ました。 この付近から陽光が順光となり景観が映えてきました。 先程いた所が一望でき、池にある島々もはっきりと視認できます。 島には樹や灯篭もあり美しく手入れしてあります。





湖石の築庭

門をくぐると湖石の築庭があります。 湖石の築庭とは中国人の技術者によって造園された築庭で、湖石(太湖石)とは、 中国江蘇省の太湖という湖の底から掘り出された石灰岩に属する天然の名石だそうです。 中国の名庭園には、必ずといってよいほど湖石の石組がみられるそうです。 絵画では日本でも親しまれてきたものの、実物を見ることができませんでした。 昭和59年、中国駐日大使の計らいで鶴岡八幡宮牡丹苑に寄贈されたそうです。

湖石の築庭

連鶴
連鶴

麟鳳

湖石の築庭から色とりどりの牡丹が和傘の下で鑑賞できます。 湖石も素晴らしいが、和傘も最高の見せ場を作っている感じです。 妻は足早に各所にある牡丹に寄り撮影を始めました。 デジカメの撮影モードを花モードにして笑顔が絶えません。 その姿を見ながら私も構図や陽光を考慮しながら撮影を始めます。

華王殿





新日月
華王殿





新日月

妻が数多く撮影した映像の中で、選んだ映像が以下の4枚です。 カメラがいいのか腕がアップしたのかはわからないが、私が気に入った映像をここに掲載します。 花の撮影で一番難しいのが、一枚一枚の花弁がハッキリとしていることだと思うが、特に難しいのが白の花弁です。 どの色の花弁にしても光量が適正でないとハレーションを起してしまうから厄介です。

妻が撮影した4映像




牡丹が途切れて、再び源氏池がよく見える処に来ました。 この付近から畔に満開の桜が枝を伸ばしています。 青空に桜と源氏池は絶好の鑑賞場所です。 畔にはベンチも設けてあり、ここに座って暫し源氏池の鑑賞をしました。 小休憩のつもりでベンチに座ると心落ち着くのが判ります。

島錦








喫煙はできないがベンチで休憩しながら撮影を続けました。 季節的には最高の時期に訪問してよかったと思った。 苑内の人もそれほど多くなく、時々途切れるようでひと時の静寂もあり対岸の喧騒とは別の世界のようです。 対岸からは完全な逆光だからこの美しさは苑内でしか楽しめない!

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