![]() ![]() ■ 「修行の道場 (高知県)」 ■ |
■5月15日(火)天候 雨のち夕方曇り■ 自転車 Odo 531.2-598.9km (走行キロ67.7km) 清滝寺から青龍寺へ…清滝寺の「滝」を、別文字では「瀧」とも書くが、ちなみに「清瀧寺」の文字から「さんずい」を取ると、「青龍寺」。 そうです、今日の最初の目的地は、第36番札所 青龍寺です。(ちょっと苦しかったな!) |
![]() 6時47分 ホテルから見える景色は雨模様 |
今日は雨中の出発。
7時前にホテルの窓から見える景色は相変わらず雨模様でした。
荷物はビニール袋で包み、必要な納経道具は小さなビニールで包む。
地図はコンビニの袋で包み、必要時すぐ見られる様にする。
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今日は36番青龍寺まで12kmほどの距離です。
39号線から1000mほどの塚地坂トンネルを抜ける。
トンネル内はガードレール付きの広い歩道があり、マスクも着用します。
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海岸線に沿って走り、横波スカイラインの入口から宇佐大橋を渡って宇佐町井の尻地区へ入る。 大橋を渡る間、横殴りの風雨が強く自転車を押して歩く。 時々小雨になるが、雨に霞んで、折角の良い景色が見られないのは残念です! |
8時10分 | ![]() |
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県道47号線の明徳義塾中学高等学校(国際学科)の手前を右折して、山道を暫く進むと左手に蟹ヶ池を見ながらさらに進むと駐車場がある。 …高知県最大の湿地の蟹ヶ池はこの時期、新緑が芽吹いて目に優しい景観を見せてくれる。 空き店舗の軒先に自転車を寄せて納経の準備をする。 8時半だがお店は1軒しか開いていなかった。 店の人に空き店舗と思われる処に自転車を置いていいか尋ねたら了解してくれた。 |
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石段の登り口に二つの門があったが、一方は奥の院不動堂への珍しい山門だった。
この山門から南へ約600m向かうと、横波半島先端に不動堂があり、石造の不動明王像が祀ってあるそうです。
![]() ![]() 宗 派: 真言宗豊山派 本 尊: 波切不動明王 開 基: 弘法大師 創 建: 弘仁6年(815年) 真 言: のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん ★彡 第36番札所 青龍寺の拡大映像 |
第36番札所 独鈷山 伊舎那院 青龍寺 8時31分 |
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弘法大師が唐で修業した青龍寺と、同じ寺名で仁王門から本堂までは長い急な石段が続き、 ようやくたどりついた境内に本堂、大師堂、薬師堂が一直線に並んでいる。 本堂の両側には不動明王が建ち、三十三観音の石像もある。 |
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9時7分 | ![]() ![]() |
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このコースは横波スカイラインのある半島に囲まれた浦ノ内湾に沿って走ることになる。 平坦な道が多く海岸沿いに点々と集落が繋がっていました。 早朝からの雨は小雨になり天候は回復傾向にある。 浦ノ内湾の最奥で横波スカイラインと合流して須崎市内に向かう。 |
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この先56号線は1000mの歩道の狭い焼坂トンネルを筆頭に、多くの古い年代のトンネルが数多くある。 そして標高275mの七子峠越えがあり、交通事故に注意しながら雨中走行になった。 岩本寺は標高210m、JR土讃線の窪川駅近くの高地にある。 約60kmの走路行程で、道の駅あぐり窪川を当面の目標にして走ります。 |
10時41分 | ![]() ![]() |
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雨は止み、県道23号線で須崎市内に入った。
目印の住友大阪セメント工場前で右左折をして須崎港湾に出て、
大峰橋から国道56号線高架道の手前を通り市内中心部に入り、須崎署で焼坂トンネルの交通情報を聞く。
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12時1分 | ![]() |
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焼坂トンネルを通過しJR土讃線の土佐久礼駅前を通過! ここは中土佐町で、山間から海岸に出た所になる。 ここから再び山間に入り、七子峠越えに挑戦! 約7kmを自転車を押して歩く。 ドライブイン七子茶屋が見えた時はほっとした。 ここから道の駅あぐり窪川までは下り坂で、蒸し暑かった身体が一気に乾いてゆく。 |
焼坂トンネルを通過して中土佐町へ入る 12時36分 |
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…古いトンネルの恐怖感 ------------------------------------------------------------------- |
緩やかに確実に標高が上がる。 13時29分 |
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久礼坂第四トンネルは208mあり、車両の流れが途切れるのを暫く待ちました。
途切れた頃合いを見計らって、助走をつけてトンネル内に突入! |
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岩本寺の2kmほど手前で、自転車のスタンドが荷の重さに耐えかねて曲がって、自転車は転倒してしまった。 スタンドが折れてブラブラの状態になり、仕方なくゴム紐で縛り上げ、機会がくるまでそのままにした。 カッパを脱ぎ自転車後部に括り付け半袖になる。 蒸れた体温を冷ましながら岩本寺に到着。 17時ぎりぎりの納経でした。 |
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岩本寺は元々福円満寺というお寺でした。
弘法大師は仁井田明神の御神体を5つの社に別け、各社に不動明王像、観音菩薩像、阿弥陀如来像、薬師如来像、地蔵菩薩像を本地仏として安置した。
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第37番札所 藤井山 五智院 岩本寺 15時9分 |
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…遍路道中で何処かで体験したい事があった。
それは宿坊と通夜堂を体験することだった。
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16時54分 | ![]() |
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自転車を宿坊前に移動して、荷物を部屋に運ぶ前に素泊り料金4000円を支払い、宿帳に記帳する。 団体の人達が談笑しながら廊下を行き来していた。 案内された部屋は16畳の和室でテレビは無く、布団が1組置かれ広すぎると思った。 テレビは談話室で観れるそうです。 |
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荷物を整理して、手ぶらで商店街を歩き近くの食品店で食料を購入して町中を散歩した。好物のカツオの刺身も購入、 30分位散歩して宿坊に戻り、お風呂に入る。 広いが飾り気のない質素なお風呂である。身体を伸ばして筋肉マッサージを丹念におこなう。 ノンビリした湯船の時間を楽しみ、着替えはコインランドリーでまとめて洗濯。 |
16時57分 | ![]() |
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部屋に戻ってテーブルに惣菜を並べ、冷えたのどごしを一気に流し込む。「アァ〜〜!」
胃袋に流れ込んだ冷たいアルコールが身体中に沁みわたるのを実感する。
一段落してデジカメを起動させ、映像と時間を見ながら今日の遍路日記を書きながら食事をとる。
記録に夢中になると時間の経過も忘れて、気が付いたら22時を過ぎていた。 |
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