![]() ![]() ■ 「修行の道場 (高知県)」 ■
修行(しゅぎょう)= 実践の場となる「修行の道場 (高知県)」と云われる。 |
■5月17日(木)天候 晴れ■ 自転車 Odo 714.0-790.1km (走行キロ76.1km) 翌朝6時に起床。久しぶりに暖かい缶コーヒーを2個買ってお世話になった人に渡して、私も2週間ぶりに飲んだ。 彼は今日、金剛福寺に向かうそうです。西側は道路工事で片側通行の所が2ヵ所あることを教える。 別れ際に昨日買った物だけどと草餅を一つ戴き、途中で会うかもしれないと話して別れた。 |
7時20分 | ![]() |
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道の駅めじかの里土佐清水を出発して竜串の美しい海岸線を楽しみながら39番延光寺まで走ります。 今日は最後の修行の道場で、土佐から伊予に入ります。 延光寺に向うには山間と海岸ルートの2ルートあり、また打ち戻りのルートもある。私は海岸ルートを選択した。 距離は長いが海岸線の眺めを楽しみながら身体の痛みを忘れたい! 山間ルートは標高650mの峠越えがネックになった。 |
7時26分に出発 | ![]() ![]() |
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長く伸びた雑草を擦りながら走り、気が付いたら苦手な毛虫が右足の白トレパンに5匹ほどついていた。
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7時46分 | ![]() ![]() |
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叶崎地区の景観 |
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…大休憩…足摺岬に近い太平洋の黒潮を見て、修行してきた土佐の遍路を思い出した。 阿波を出発して、とうとう四国の反対側に到着した。 長い長い海岸線を走った思い出、急峻な坂道もあったし、雨の遍路も経験し、自転車転倒で左背を痛打し、 遍路道で迷子になったり、宿坊でのお朝時の体験、自転車の破損と思い出は次々と出てくる。 自分でも数少ない札所の土佐路をよく走ってきたもんだと思う。 |
7時54分 | ![]() |
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叶崎黒潮展望台を出発してすぐ歩道の手摺にトビウオの彫刻が続いていた。
これを見て自転車遍路記念にと一緒に撮影する。
この先、午後になれば伊予に入り菩提の道場入りをする。
引き続き気持ちを緩めずに前に進もう。
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自転車のギヤをローに入れて時速6〜8km位の速度で歩道を走るが、また歩いてしまう。
土佐路の歩道には舗装の隙間から逞しく雑草が1m近く成長している。
分岐して4q弱でトンネルが見えた。
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8時58分 | ![]() |
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走行して来た歩道の反対側に道の駅ふれあいパーク大月を見つけた。 立ち寄ろうと思ったが土佐路最後の札所、延光寺に早く到着したい気持ちが強かったので通過。 さらに大月町役場前を通過して一本松に到着。 宿毛湾に流れ出る福良川を渡り、すぐ左折して大海分岐点では宿毛湾が見えるようになった。 車の通りも多くなりカーブの多い道路の歩道をヨタヨタ走る。 やがて反対側に道の駅宿毛を見つけたが車の通行量が多く通過する。 |
10時16分 | ![]() ![]() |
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その先、松田川大橋を渡り松田川の土手沿いを走り、 高架の土佐くろしお鉄道宿毛線の東宿毛駅をくぐり国道56号線に出る。 ここから土佐くろしお鉄道宿毛線を見ながら新宿毛大橋を渡り、緩やかな登り坂を約7km走り東押の川を過ぎて札所案内を見つけ小路に入り延光寺に到着。 |
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厳しい土佐路「修行の道場」の最後は、亀がシンボルの延光寺です。 疲労感を言い出したらきりがないが、最後の土佐路を飾る走行でした。 今朝、大宮の人から戴いた草餅を食し昼食の代わりとする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−![]() ![]() 宗 派: 真言宗智山派 本 尊: 薬師如来 開 基: 行基菩薩 創 建: 神亀元年(724年) 真 言: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 御詠歌: 南無薬師諸病悉除の願こめて 詣る我が身を助けましませ ★彡 第39番札所 延光寺の拡大映像 |
第39番札所 赤亀山 寺山院 延光寺 11時38分 |
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仁王門をくぐった右手に大赤亀の背中に梵鐘がのった石像がありました。延光寺には竜宮城伝説があります。 平安時代に、竜宮に棲んでいた赤亀が、背中に銅の梵鐘を背負ってきたという。お寺では奉納して、山号、寺名を赤亀山延光寺に改めたという。 梵鐘は高さ33.6cm、口径23cmの小柄な鐘で国指定重要文化財になっている。亀は縁起物だから道中衣に初めて納経印を戴きました。(200円) |
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延光寺から国道56号線に出て宿毛まで打ち戻りの形になる。
今度は緩やかな下り坂で楽ちん。
休憩と昼食を兼ねて休憩処を探そうと土佐くろしお鉄道線に沿って走り、その終点、宿毛駅前のコンビニで大休憩した。
お握り2個買ってベンチで食す時、歩き遍路の若者に出逢う。
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13時4分 | ![]() |
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国道56号線をひたすら走り、愛南町の40番観自在寺までは約30kmあり山間も走ります。 国道56号線の宿毛トンネルを抜け県境に向けゆるやかな登り走路が続く、野地地区の田園風景は若い稲穂が伸びている。 一本松トンネルを抜けて県境を越えた事に気が付く。 トンネルも結構続いたが歩行通路は広く安心して通過できた。途中で一本松トンネル内工事中の映像を撮影、心にゆとりができたようだ。 |
土佐路から伊予路へ 13時17分 |
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道は緩やかな下り坂で、登ってきた分、快走を楽しめます。 今は愛南町として行政が一本化されているが一本松を通過し、蓮乗寺トンネル、城辺トンネルと続く。 トンネル走行は恐怖を感じるが、新しいトンネルは歩道が幅広く多少は気持ちが楽になった。 |
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途中遍路道を外れているのに気が付く、蓮乗寺トンネルと城辺トンネルの間の深浦小学校辺りで右折するところを通過してしまった。 なるべく歩き遍路道を通りたい。 56号線から僧都川を渡って299号線に戻り、愛南警察署の前を通過。 観自在寺の看板を見つけた時はほっとした。 |
14時49分 | ![]() |
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∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 菩提の道場 伊予路 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
伊予路に入りました。菩提の道場。煩悩を断ち悟りを得る、迷いから目覚める菩提の道場に入ります。
発心の道場、修業の道場を経て、ようやくたどり着く菩提の道場は、豊後水道と穏やかな海の瀬戸内に囲まれ、
多くの城下町、由緒ある古い町並みに温泉町がある。
その伊予路には、西日本最高の霊峰石鎚山をはじめとして、多くの山岳霊場があります。
![]() ![]() 宗 派: 真言宗大覚寺派 本 尊: 薬師如来(伝弘法大師作) 開 基: 弘法大師 創 建: 大同2年(807年) 真 言: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 御詠歌: 心願や自在の春に花咲きて 浮世のがれて住むやけだもの ★彡 第40番札所 観自在寺の拡大映像 |
第40番札所 平城山 薬師院 観自在寺 15時10分 |
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← 17時38分…(近所のスーパー店内で撮影) |
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20時17分… |
持っていた般若心経はやっぱりフランス語で書かれていました。撮影させてもらい記念にした。
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修行の道場から菩提の道場へ! …四国自転車遍路 TOPへ… | ||
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