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■ 「修行の道場 (高知県)」 ■ |
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通勤、通学の時間帯で上りは混雑 | ![]() |
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44号線の交差点から、31番竹林寺のある丘に向かって一直線の道路を走る。 丘に近づいた所で、乳母車を押していた女性に竹林寺へ自転車で登る道を聞く。 44号線から外れ、絶海地区からウネウネとした登り道になります。ここから一方通行です。 標高143mの丘上まで早朝の準備体操、と云っても、登り口から自転車押しの歩きになった。左背の痛みは依然として痛い。 だからぜいぜいハーハーして深呼吸する時が一番辛い! |
7時37分 | ![]() |
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高知港の東部にある五台山は、標高143mで桜の名所で知られ植物園もある。登る途中で高知市内が見える。
五台山全体が公園で、その頂上にあるのが竹林寺です。
公園の車道は北側から南側へ一方通行になっていて、44号線は376号線となり五台山をトンネルで通過する。
![]() ![]() 宗 派: 真言宗智山派 本 尊: 文殊菩薩 開 基: 行基菩薩 創 建: 神亀元年(724年) 真 言: おん あらはしゃ なう 御詠歌: 南無文殊三世(みよ)の仏の母ときく 我(われ)も子なれば乳(ち)こそほしけれ ★彡 第31番札所 竹林寺の拡大映像 |
境内が手入れされ非常に綺麗で、大きな花鉢が置かれ美しい札所でした。 仁王門、鐘楼、本堂、大師堂、五重塔が新緑に包まれ、秋にはまた別の姿を見せてくれるだろうと思った。 |
第31番札所 五台山 金色院 竹林寺 8時16分 |
![]() ![]() ![]() さらに石段を上がると五重塔 |
![]() ![]() ![]() 五重塔は昭和の台風で倒壊したが鎌倉様式の総檜造りとして再建された。見上げた塔は新緑に囲まれ印象に残った。 |
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♪♪〜土佐の高知の播磨屋橋で、♪〜坊さんかんざし買うを見た…♪♪、で有名な「よさこい節」の舞台が竹林寺だそうです! 納経後、気に入った堂宇を見学していて、初めて「よさこい節」と竹林寺が関係あると知る。 |
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禅師峰寺は、高知新港に近く、境内から海が見え潮の匂いがしてきた。 小高い山と云っても標高82mの峰山の頂上にある。 納経帳に記してくれた人に聞くと、 江戸時代から浦戸湾を出航する歴代の藩主は、寺に寄り航海の無事を祈願したという。 現代でも、漁業関係者の篤い信仰を集めているそうです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−![]() ![]() 宗 派: 真言宗豊山派 本 尊: 十一面観世音菩薩 開 基: 行基菩薩 創 建: 大同2年(807年) 真 言: おん まか きゃろにきゃ そわか 御詠歌: 静かなるわがみなもとの禅師峰寺 浮かぶ心は法の早船 ★彡 第32番札所 禅師峰寺の拡大映像 |
第32番札所 八葉山 求聞持院 禅師峰寺 9時39分 |
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納経後、駐車場で喫煙しながら土佐湾を見下ろす。今日は一日曇り空で天候は下り坂と天気予報で聞いた。 次は33番雪蹊寺に向かう。 10km弱の距離を歩き遍路コースに沿って海岸線の住宅街の中を注意して走る。 |
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渡船場付近は高潮時に浸水を防ぐため、高い防潮堤が作られ海が見えない。 海抜2mの表示があるが、防潮堤の高さ2mを加算しても4mほどにしかならない。 東日本大震災クラスの地震があればひとたまりもないと思う。 その時は何処へ避難するのだろう? そんな事を考えながら自転車で防潮堤に沿って暫く走る。 |
10時30分 | ![]() |
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種崎の高知県営渡船場に到着。(渡船路は本来県道の為、昔から県営で渡船を無料運航している。) |
高潮時に浸水を防ぐため、高い防波堤が作られ、海が見えない渡船場。 | ![]() ![]() ![]() 11時10分 超小型のフェリーの後部 ![]() |
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予定では、禅師峰寺から黒潮ライン道の浦戸大橋を渡って、桂浜公園で太平洋を撮影して、坂本龍馬像も撮影しようと考えていたが、
自転車遍路した人に聞くと浦戸大橋の歩道が極端に狭く、かつ橋梁が長いので交通事故を心配して中止、本来の遍路コースを優先した。
![]() ![]() 宗 派: 臨済宗妙心寺派 本 尊: 薬師如来 開 基: 弘法大師 創 建: 弘仁6年(815年) 真 言: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 御詠歌: 旅の道うえしも今は高福寺 のちのたのしみ有明の月 ★彡 第33番札所 雪蹊寺の拡大映像 |
第33番札所 高福山 雪蹊寺 11時27分 |
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境内で休憩しながらお寺の歴史について考えた。 |
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34番種間寺へは約7kmあり、278号線に沿って走る。 農協を通過し東小学校を左折して、新川川を渡り左折して種間寺に到着。 平坦な田園地帯を芽生えた新緑の稲穂を見ながらの走りで気分的には走りを楽しんだ。 途中、道路端の水路が幅が広いのと、水面が道路の高さとあまり変わらず(40cm位)、 大雨や台風の時に溢れるのではないかと心配した。 畑や田圃に点在する民家を通り、何より平地だから走行が楽でした。 |
11時57分 | ![]() ![]() |
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種間寺も境内に階段が無く開放的な境内です。 撮影をしようと自転車を入口に停めたままにしたら撮影後、自転車は倒れた。1本スタンドもガタがきている。 寺坊の前が広い駐車場で納経用品店兼休憩所があり、そこの低いブロック塀に自転車を寄せておく。 ここからは鐘楼、寺坊、光明殿が見渡せます。 奥に向かうと門柱を通り子安観音堂、大師堂、本堂、納経所が並び、人が少ないからゆっくり納経できた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−![]() ![]() 宗 派: 真言宗豊山派 本 尊: 薬師如来 開 基: 弘法大師 創 建: 弘仁年間(810年〜824年) 真 言: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 御詠歌: 世の中にまける五穀のたねまでら 深き如来の大悲なりけり ★彡 第34番札所 種間寺の拡大映像 |
第34番札所 本尾山 朱雀院 種間寺 12時21分 |
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納経所で寺名の由来を聞くと、弘法大師が唐から戻り、この地を訪ねた時、大師が薬師如来像を本尊として堂宇を建立して開創された。
その時、唐から持ち帰った五穀の種子を境内に蒔いたことから、種間寺と名付けたと聞く。
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時間は12時半を過ぎ、清流の仁淀川でゆっくりしたく先を急いだ。 最近、テレビで、四万十川より清流で日本一になったと知る。 35番清滝寺へは距離が11kmあり、種間寺を出て、すぐ右折したので道を間違えた。 仕方なく36号線から四国銀行を目印に56号線に出て、仁淀川大橋に向い大分遠回りした。 |
この後、天気が怪しくなり、黒い雲が広がり始めた | ![]() 279号線を走り… |
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川の清流に感嘆し撮影!でも天気が下り坂のようです。 本来ならば仁淀川の土手で自転車で乗り入れ河原に寝転んでみたかったが、霧雨模様になり断念した。 買い置きのお握りを水で流し込み、すぐ出発。どうやら雲行きが怪しい! 仁淀川を上流に、土手沿いに少し進み、再び56号線に入る。 |
13時3分 | ![]() 36号線を走り四国銀行を目印に… |
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仁淀川の河原で寝転んでみたかったが、雨模様になり断念… |
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仁淀川を渡り暫くすると大雨になり、菅笠を被って視点を下げて走る。 気が付くと廃業したガソリンスタンドがあるので、ここに逃げ込む。 荷物にビニールをかけ、カッパに着替え再出発! と思って地図を確認すると、どうやら右折点を見逃して通り過ぎたようです。 交差点のコンビニで道を聞くと、通り過ぎているので、戻るよりはここで右折して高知自動車道の向こう側から入る道を教えて貰う。(感謝!) |
14時25分 | ![]() |
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高知自動車道をくぐって清滝寺への裏山道に入り、滑るような苔の生えた薄暗い山道を雨中突破します。
タイヤが滑り、手が滑り、足が滑り、必死の思いで、苔道を自転車を押して登ります。(修行してます!)
![]() ![]() 宗 派: 真言宗豊山派 本 尊: 厄除薬師如来 開 基: 行基菩薩 創 建: 養老7年(723年) 真 言: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 御詠歌: 澄む水を汲むは心の清瀧寺 波の花散る岩の羽衣 ★彡 第35番札所 清滝寺の拡大映像 |
第35番札所 醫王山 鏡池院 清滝寺 14時56分 |
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雨の中、境内に人の姿は無く本堂、大師堂と巡り境内中央に高さ15mほどの薬師如来像を見上げる。 台座付近に入口があり、案内を見ると戒壇めぐりがあり、御真言(おん ころころ せんだり まとうぎ そわか)を唱えながら、 狭い真っ暗な階段をひと回りすれば厄除け祈願の御利益があるそうです。 台座の中は大人ひとりが通れる狭い階段があり、後は手探りでいくそうです。…でも今はそれどころではなかった。 |
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大雨の中で読経を済ませ、菅傘の有難さを実感する。手が自由になるのが良かった。
読経後、今夜は通夜堂泊が可能かと思って通夜堂に入るとアメリカ人夫婦が雨宿りしていた。
雨具の装備が無く、納経所で通夜堂泊の了解を貰ったという。
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お寺の人から下り道は苔で滑るから注意するよう言われた。 この時初めて、登ってきた道が旧道と知った。 と云う訳で、本来の道を下りて宿探し。 残念なのは、雨中で仁王門を撮影しそこなった事です。 坂道を下る時、菅傘越しに仁王門前を通過した残像は残っているが、私の脳に消えかけた仁王門の残像が…。 それでも途中で雨で霞んだ土佐市内の映像は確保した。 |
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最初のホテルで値段交渉。大雨でびしょ濡れだから、少し高いがやむを得ない。
素泊まり4725円と云われ妥協した。
他に何軒か旅館があったが、この雨では面倒くさかった。
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16時25分… |
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