![]() ![]() ■ 「菩提の道場 (愛媛県)」 ■
菩提(ぼだい)= 煩悩を断ち悟りを得る、迷いから目覚める「菩提の道場(愛媛県)」と云われる伊予路に入りました。
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■5月19日(土)天候 晴れ■ 自転車 Odo 863.4-945.1km (走行キロ81.7km)
7時に出発して56号線を走る。
スローペースから始まり、快適にペダルをこいでゆく。
今日、最初のお寺は80km先の44番大寶寺です。
慣れ親しんだ海岸線から大きく内陸に向かいます。
四国の中央構造線は西日本最高峰の石鎚山を筆頭に山脈が東西に連なっていて、その西方に久万高原は位置する。
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7時26分 | ![]() |
![]() 7時半を過ぎても街中はひっそりしていた |
標高470mの鳥居坂峠はトンネル(1117m)で通過するから実際には標高470mまで登るわけではない。 それでもトンネル直前までは急登が迫り苦労したが、下りは快走、汗でグショグショのTシャツが乾いていくのがわかる。 トンネルを抜けて西予市から大洲市に入った。 |
国道56号線に…8時 | ![]() ![]() |
![]() ![]() 8時16分 |
そのまま大洲市内に入り、かねて希望していた大洲城に立ち寄る。 |
休憩とともに… 9時4分 |
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![]() 肱川を自然の防備とした城郭 城郭全体が歴史の宝庫と考えて、再び訪問したい気持ちが強くなってしまった。 大休憩を兼ねて暫く滞在して撮影をして自転車遍路に戻る。 56号線の橋上から再度、大洲城の景観を撮影して半分満足した。 |
9時10分 | ![]() |
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大師が修行中に大洲で宿泊を希望したが泊めて貰えず、やむなく橋の下で野宿したという。
橋下での野宿は一夜が十夜にも感じたと歌を詠んだという。
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大洲市を抜けて松山自動車道が見えてくるとJR内子線と国道が並行して走るようになる。
十夜ヶ橋(永徳寺)の56号線は大洲街道とも呼ばれ、緩やかな登りが続き、内子町に入る。
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10時17分 | ![]() ![]() |
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長岡山トンネルを出るとお遍路無料宿があり、撮影して中に入ると歩き遍路の若者が出発準備中だった。
挨拶して先に出発!
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長岡山トンネルを出ると…田代口地区 11時8分 |
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柳瀬トンネルを抜けると突合で380号線と分かれ道になり、どちらに進むか迷った。 380号線で行けば新真弓トンネルを通り確実に距離は短くなる。 歩き遍路の点線路をなるべく利用しようと、小田川から離れ田渡川に沿って引き続き379号線を走ることにした。 |
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吉野川トンネル、落合トンネルを通り、点在する小さな集落を通過。 田渡川では人を見る機会は少なく、静かな集落に沿って綺麗な水の流れが疲れを癒してくれる。 田渡川沿いの滝ノ上橋休憩所まで行きたい。 |
11時57分 | ![]() ![]() |
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この先、下坂場峠は標高が570mあり、そこまでは長〜い、長〜い歩き自転車遍路となる。
滝ノ上橋休憩所で大休憩して地図を確認していたら、夫婦連れの歩き遍路さんに追い付かれた。
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この先、大寶寺までルートをお互いに話し合った。
歩き遍路の夫婦は大師堂からひわた峠を経由して最短距離で向かうという。
距離が短い分、登り降りの厳しいルートだと云う。
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12時46分 | ![]() |
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登り坂の標高410mの臼杵地点で歩き遍路道の分岐点で休憩する。 夫婦連れの人は一緒にスタートしたが、 自転車を押しているにもかかわらず、夫婦連れもゆっくりと歩いていたから、後方を確認しても見えなかった。 下坂場峠のルートを選択する。 道しるべには左が歩き遍路ルートで車は行き止まりの表示がでている。 車のルートはヘアピンカーブの連なる下坂場峠越えの道となる。 意を決して大声を出して再度気合を入れる。…「さぁ!行くぞぅ!」 |
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下坂場峠に到着して小休憩をして一服する。 臼杵地点から峠上まで丁度50分かかった。 ここでどのルートを選ぶか思案する。…自転車で走る選択をして下り坂を快走する。 |
15時3分 | ![]() |
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峠から久万高原町になり、分岐点、宮成の大師堂まで下り坂を走り、さらに下って42号線は380号線と合流した。
所要時間は下坂場峠から13分。
合流点の父二峰地区から久万川に沿って380号線を走り、伊予落合地区の33号線の分岐点にでて喫煙休憩した。
標識に44番大寶寺11km、45番岩屋寺21kmとある。
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← 伊予落合付近で左折して…あと11kmの標識。
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![]() ![]() 宗 派: 真言宗豊山派 本 尊: 十一面観世音菩薩 開 基: 明神右京 隼人 創 建: 大宝元年(701年) 真 言: おん まか きゃろにきゃ そわか 御詠歌: 今の世は大悲のめぐみ菅生山 ついには弥陀の誓いをぞまつ ★彡 第44番札所 大寶寺の拡大映像 |
町は清潔感を感じるイメージがあり、入口の標識を右に入ると正面に木橋に続いて山門がある。 ここをくぐり住宅地を抜けると赤い勅使橋があり、道が二手に分かれ、一方は山に登る道が続いていた。 もう一方の道は砂利道になり、ここはもう境内となる。 仁王門への道は急登の砂利道で、自転車の総重量が重いからタイヤがズルズル滑り、両腕に力を加えて立て直しながら押し上げた。 |
第44番札所 菅生山 大覚院 大寶寺 16時5分 |
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バスで来た団体遍路さん達と擦れ違い、「この砂利坂を登るの?」と声を掛けられた。 「行けるところまで行く」と答え、砂利道を、自転車を押し上げて、 もう限界を感じて砂利道の曲がり角で、大木を利用して自転車を寄せる。 背筋の痛みが増して、再び自転車をひっくり返したくない。 |
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貴重品と納経セットを持参して山内を歩いて登ると、狭い境内で、各堂宇は別々の長〜い石段が続いていた。
峠越えで鍛えた?足は200段や300段くらい難なく登る自信がついています。
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大寶寺を打つと四国八十八霊場の丁度半分にあたり、中札の霊場と云われる。 仁王門に奉納された巨大草鞋は天井で二つに曲がっている超巨大な草鞋でした。 また大師堂は大きく横長の堂宇で登壇も横に設置されていて撮影するのに苦労した。 |
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納経を済ませて自転車まで戻り、荷物を積み直して町中へ戻ります。
時間は16時45分を過ぎ、今日はこの町で宿探し!
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二人で宿に向かって歩いていると某高校のラグビー部の部員たちが歩いていた。
国体が近いので合宿中と聞く。
「いい体格をしてるなぁ!頑張れ!」のエール!
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そんな湯船に身体を伸ばしていると、学生達が4人来た。
今流行のシャワー入浴?
お風呂から上がり、着替え室に足を踏み入れたら滑って転んだ!
「おじさん大丈夫?」学生達が床の濡れている所を拭いていた…。ありがと。
左背の痛みが倍増した。風呂に入って痛みが増えたなんて、中札の霊場で修行してます。
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