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■ 「涅槃の道場 (香川県)」 ■ |
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6時53分 | ![]() ![]() |
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180号線を左折して、高屋地区からくねくね折れ曲がる登り道になり、ここからは約7kmの歩き自転車遍路になった。
押して、押して、押しまくるゾォ〜!
自転車から降りて歩きだしたら、昨日飲んだビールがどんどん出てくる感じ!
天候は晴れると聞いたが、登り坂途中で撮影した映像も曇りがちで朝靄がかかっている。
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7時47分 | ![]() ![]() |
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8時31分到着 |
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自転車は高松市のレンタルで1日100円と聞いた。観光用に貸し出している自転車が100円ならば結構安い値段だ!
娘さんは白峯寺を打ち終わったので、ここから根香寺に向かうか思案している。
![]() ![]() 宗 派: 真言宗御室派 本 尊: 千手観世音菩薩 開 基: 弘法大師 智証大師 創 建: 弘仁6年(815年) 真 言: おん ばざら たらま きりく 御詠歌: 霜寒く露白妙の寺のうち 御名を称ふる法の声々 ★彡 第81番札所 白峯寺の拡大映像 |
第81番札所 綾松山 洞林院 白峯寺 8時37分 |
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七棟門と呼ばれる高麗門形式の七つの棟をもつ塀重門は初めてで珍しい門です。 境内に入ると緑多い造園で整えられ、靄に包まれた白峯寺は、雰囲気がお気に入りのお寺になった。 山中に、緑に包まれた静かな境内は清掃も手入れも行き届いていた。 |
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昨日でなく今朝来て、よい映像も撮れて良かった。 保元の乱で破れ、讃岐へ流された崇徳上皇の霊を慰めるために建立された頓証寺殿や陵墓など多くの旧跡がある。 |
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納経印を戴く時、印を貰ってすぐ出発する人が多い中で、 縁起について聞くと、その謂れと経緯を教えてくれる。 たとえ団体の納経の作業の時でも、終わればお寺の説明をしてくれた。 堂宇の名前などはしっかり聞いてメモを挟んでおけば、WEB編集の時に助かる。 |
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9時過ぎに納経を済ませて、8km先の82番根香寺に向かう。 初めから押し歩き自転車遍路になる。 少しずつ前へ、前へ、下を向いて押していると、汗が眼鏡や鼻先を伝って地面にポタポタ落ちます。 汗で染みたアスファルトを見ていたら、山中でドドーン、パパーンと発砲音、連射音が続いている。 近くに自衛隊の演習地があるようだ。 そういえば途中、自衛隊の車両が追い抜いて行ったが、彼らは今演習中で発砲音、連射音の響きは山中に大きく反響してる。 |
9時6分 | ![]() |
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途中下り坂になり、ひと時の滑空走行があるが、再び押し歩き自転車遍路に戻る。 暫くすると、前方に先程の娘さんが自転車を押している。 どうやら少しずつ追いついてきたようです。 200mぐらいでカーブで見え隠れしながら自転車を押していく。 82番根香寺に向かった方が良いと勧めたこともあり、遍路中に事故があったら後悔する。 暫くして娘さんが気がついて、待っていてくれたので自然に同行する形になった。 |
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世間話をしながら根香寺門前まで同行、お蔭で自転車押しの単調さを紛らわせる事ができた。 言葉に訛りが無いから東京かな? 自転車の後荷台は無く、前部籠に小荷物と大きなバックが乗っている。 野宿用にテントが入っているという。前部に重さが偏っているから乗りにくそう! 自転車はアチコチ移動する手段に利用していると聞き、自転車で埼玉から渋谷に行った話を聞いた時は吃驚した。 |
9時38分 | ![]() ![]() ![]() |
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仁王門横の駐車場に自転車を置いて、ここから別行動。 仁王門をくぐると石段を下りて行き、暫く歩いて同じ段数の石段を登って行きます。 境内の造りが珍しい!根香寺は讃岐五色台の自然の中に建立されている。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−![]() ![]() 宗 派: 天台宗 本 尊: 千手観世音菩薩 開 基: 弘法大師 智証大師 創 建: 弘仁年間(810年〜824年) 真 言: おん ばざらたらま きりく そわか 御詠歌: 宵の間の妙降る霜の消えぬれば 後こそ鉦の勤行の声 ★彡 第82番札所 根香寺の拡大映像 |
第82番札所 青峰山 千手院 根香寺 10時19分 |
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山中のお寺のイメージ通り、岩や森に囲まれた静寂なお寺です。 平安末期に後白河天皇の勅願所となり、栄えたが戦国時代の兵火で堂宇を失い、江戸時代に高松藩主によって再興された。 |
![]() 役の行者像 白猴(はっこう)欅は樹齢1600年とも云われる欅の老木で天然記念物に指定されていたが枯死した。 これと同様に枯死した樹木で、天然記念物に指定されている「愛媛、大三島の大山祇神社の雨乞いの楠」や「犬山城の本丸横の樹」がある。 |
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本堂前に万体観音堂の回廊があり、全国の信者が奉納した約三万三千体の観音像が並んでいる。 真っ直ぐ進み本堂に行くより、回廊を拝観しながら回り込み、足元も覚束ない感じでそろ〜り…。 |
![]() ![]() そして本堂前で読経! 反対の回廊を通って一回りし、本堂を出て石段を下りて大師堂で納経し、納経所で一休みしてから境内を撮影。 |
![]() ![]() 本堂 |
自転車に戻ると娘が待っていた。簡単にお参りし堂宇を見たり写真を撮っていたという。
納経帳は持っていないと言う。娘さんが待っていた袋包みのお饅頭を分けてくれ、美味しく食した。
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次は12km先の83番一宮寺に向かいます。
五色台ミカン園まで戻って、ここから一気に下り坂…。 |
10時54分 | ![]() ![]() ![]() |
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JR予讃線の鬼無駅までは気持ち良く走ったと思ったが、途中から一宮寺への案内板を見失ってしまった。 気が付いたら瀬戸内海の香西港。ありゃー! 遍路地図のエリア外になっちゃった。 |
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どうやら自分ではJR予讃線の鬼無駅に向かっていると思っていたが、
実際のルートは生島町から高松坂出道路を通って16号線を突っ走り香西港大橋まで来てしまった。
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![]() 12時14分 |
そういう訳で地元の人にお世話になりながら83番一宮寺に到着した。
一宮寺は住宅街や田園地帯が混在した所にあり、広い敷地にいくつもの堂宇が建立されている。
![]() ![]() 宗 派: 真言宗御室派 本 尊: 聖観世音菩薩 開 基: 義淵僧正 創 建: 大宝年間(701年〜704年) 真 言: おん あろりきゃ そわか 御詠歌: 讃岐一宮の御前に仰ぎ来て 神の心を誰かしら言ふ ★彡 第83番札所 一宮寺の拡大映像 |
第83番札所 神毫山 大宝院 一宮寺 12時21分 |
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一宮寺は大宝年間に行基の師、義淵僧正が開基した有数の歴史を誇る。 本堂、大師堂で納経し撮影する時にグループと重なり、人が居なくなるのを待って再撮影。 この後本堂も誰も居ないので再撮影した。 |
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…お燈明立て ------------------------------------------------------------------------------ |
戴きま〜す! 12時58分 |
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13時29分 | ![]() 11号線 ![]() ![]() |
![]() 11号線 自転車の走行区分 ![]() ![]() |
11号線は市内中心部で右折し、海岸沿いを走り屋島寺に向かう。 ここから琴平電鉄志度線と並行して走ることになる。 詰田川、春日川を渡り、屋島ロイヤルホテル前を左折し、琴電踏切を渡って右に走ると琴電屋島駅前に到着した。 |
屋島の景観 14時8分 |
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屋島寺は屋島ドライブウェイが自動車専用道。
自転車は不可で、シャトルバス便があります。
自力で行くにはドライブウェイの横から途中まで登り、自転車を遍照院に置いて登山路を登る選択です。
琴電屋島駅横の無料駐輪場に入ると盗難に注意の看板があり戸惑ってしまう。
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14時29分 | ![]() |
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ロスなく屋島寺へ向かう。(運賃200円)お爺ちゃんが一人でバス停で待っていた。 一緒に行くことになったが、懐かしいフィルムカメラを持っていた。 聞いたらフィルムが無いので上の売店で購入するといっていた。 屋島ターミナルに着くと大勢の観光客で大賑わいでした。 観光バスや乗用車が駐車場にいっぱいです。 でも遍路さんはほんの一握り、お爺ちゃんとここで別れた。 バスから降りて多くの人は展望台へ向かう。私は反対の屋島寺の東大門へ向かう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−![]() ![]() 宗 派: 真言宗御室派 本 尊: 十一面千手観世音菩薩 開 基: 鑑真和上 創 建: 天平勝宝年間(749年〜756年) 真 言: おん ばさら たらま きりく 御詠歌: 梓弓屋島の宮に詣でつつ 祈りをかけて勇む武夫 ★彡 第84番札所 屋島寺の拡大映像 |
第84番札所 南面山 千光院 屋島寺 14時38分 |
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屋島寺の東大門から境内を横切って仁王門まで向かい、四天門から入りなおす。 広い境内に堂宇が余裕をもって建立されているからお寺の雰囲気があまりない! 源平合戦の舞台として有名な屋島、その景勝地にあるのが屋島寺です。 駐車場から水族館には境内を横切るから一般の人も境内を通行する。 |
一度境内を出て… 再び境内に… |
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唐の学僧鑑真和上は朝廷に訪れる途中、屋島に寄り、普賢堂を建て創建したと伝わる。 入母屋造りの本堂は、鎌倉後期の創建で、本尊の十一面千手観世音菩薩と共に、国重文です。 また鐘楼にかかる梵鐘も鎌倉時代のもので平家供養の鐘と云われ国重文です。 |
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屋島展望台に平家と源氏のテーマを中心に合戦の絵図や様々な案内板がありました。 今年はNHKの大河ドラマ平清盛で注目の場所です。 視聴率は低いが現地は大盛況です。 |
源平合戦の絵図 | ![]() ![]() |
![]() 源義経 ![]() |
![]() 那須与一 |
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納経後、屋島展望台から景観の撮影をしようと帰りのバス便の時間を知る為、
バス乗り場に行くとバスが出発の準備!
しかも次便は1時間後…。
やむなく乗車したが、屋島の撮影は天気もそれほど良くないし次の機会にと気を取り直す。
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15時1分 | ![]() |
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バスから明日向かう八栗寺方向が良く見える。 お爺ちゃんが昔は海が入り込んでいたが、今では埋め立てが進んで湾が小さくなったと教えてくれる。 バスの中からEOSで景色の映像を連写していたら、フィルムではこうはいかないとまた嘆いていたので困ったもんだ! バスから降りて琴電駅へ向かう後ろ姿はしょげていた。 |
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…番外一言 ----------------------------------------------------------------------------------- |
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