■ 「発心の道場(徳島県)」 ■ 発心(ほっしん)= 悟りを求めようと一念発起する、発心の道場(徳島県)と云われる。
阿波の国は、弘法大師が苦しむ人々の救済を発願をしたことから、「発心の道場」と云われます。所願成就を願っての修行の旅の始まりです。
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■5月9日(水)天候 雨と雷、朝夕曇り■ 自転車 Odo 100.9-139.3km (走行キロ38.4km) |
7時 翌日は各自出発! |
白衣を着て出発! | 「ぐるっとしんごさん」は自転車の整備 |
…ぐるっとしんごさんから貰った映像(右の映像)…
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梨の木峠は標高410m、その後、標高85mまで下りて、標高700mの焼山寺に向かいます。 |
休むにしても自転車から手を放すと、自転車そのものが下へズルズルと戻ってしまうので、スタンドを足で抑え、前輪の方向を固定させるため、
手を添えながらの休憩が続きます。
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峠の中程で下を向き、ひたすら押し続けていると犬の吠えるのを聞く。
前方を見ると吠えながら野犬?が道路中央から少しずつ近づいてきます。
その距離50mぐらいになり、お互いにらみ合いの状態で15分ぐらい立ち往生!「どうしよう?」
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← ぐるっとすんごさんが撮影したやせ我慢の笑顔…
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6時53分 7時25分 8時16分 |
7時11分 7時54分 9時 7分 |
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地図上は「梨の木峠」、案内板は「梨の峠」だった | 9時 9分 9時32分 9時39分 |
9時22分 9時33分 10時42分 |
…梨の木峠越えの映像はここまで… ■第12番札所 摩廬山 正寿院 焼山寺■ 宗 派: 高野山真言宗 本 尊: 虚空蔵菩薩 開 基: 役行者小角 創 建: 弘仁6年(815年) 真 言: のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか 御詠歌: 後の世を思えば恭敬焼山寺 死出や三途の難所ありとも ★彡 第12番札所 焼山寺の拡大映像 |
第12番札所 摩廬山 正寿院 焼山寺 15時20分 |
仁王門 仁王門を振り返ると… 山裾に沿って堂宇が… |
焼山寺のシンボル巨木の杉 広い境内 手水舎 |
焼山寺は標高938mの焼山寺山の頂上近くにあり、四国霊場でトップクラスの高い山岳札所です。 剣山などの山々が広がる眺望は素晴らしかった。 境内に足を踏み入れて気が付くのは、巨木の杉の多さでした。 杉の巨木は徳島県の天然記念物に指定されているそうです。 仁王門付近に数10本、本堂西南にも、そして奥の院の山中に100本余りあるという。 推定樹齢は約300年で、焼山寺のシンボルです。 |
鐘楼 本堂 大師堂 十二社神社 |
寺坊 大師堂 三面大黒天 石塔 |
納経をして境内の撮影を始めた時、1番霊山寺で遍路指導をしてくれたN僧に逢った。 「えっ!何で?」最初に発した言葉です。 まさかここでN僧と再会するとは思っていなかった。 二人で境内から見えるはるか下方の山野を見下ろしてしたら (9時間近く辛い思いして、自力で自転車を押して来たと思ったら)、 自然に涙が出てきて、N僧の前で涙を見せてしまった。 |
ここまで自力で自転車を押してきたんだぁ! | N僧に撮ってもらいました。 |
早朝から9時間近く、ひたすら自転車を押し歩き、今日一日を過ごしたことで、苦しかったがやり遂げた達成感がありました。 N僧から「今夜はまた野宿ですか?」と聞かれ、身体が汗と雨で濡れていたので、 N僧から紹介して戴いた鍋岩地区の「遍路宿すだち館」に宿泊することにした。 |
焼山寺を下山… 16時 |
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鍋岩の「遍路宿すだち館」に到着! 16時22分 |
鍋岩の遍路宿すだち館 |
そしてN僧から「夕食前に宿のお風呂でなく、送迎するから6.5km先の道の駅、神山温泉の日帰り温泉に行きましょう」と、声を掛けられ、
乗用車で送って戴き、1時間後に迎えに来てくれた。 さらに温泉料金はN僧に出して戴きました。(感謝!)
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道の駅神山温泉 入口中央がN僧 | すだち館の愛犬 |
徳島在住の寿司職人の方が、今日遍路泊しており、持参した新鮮な魚をさばいてくれ、刺身は特別食となって美味しく戴きました。
宿のご主人夫婦は、気さくな人柄で、「遠慮しないで沢山召し上がってください!」と笑顔いっぱいで、すだち館は笑い声で大いに盛り上がった。
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