■ 楠川から栂池展望台へ…そして昼食 ■

河原で休憩して再出発。 この先の浮島湿原までハイキング道は一本道で暫く登り坂が続く。 秋めいた木々が両側に迫り眺望はない。 遊歩道は無くなり、雨水の通り道の様な狭い登山道になった。 石ころがゴロゴロある登山道は狭く、今の時間帯は帰る人が少ないから午後の時間帯は難儀しそう。 陽光が少なくなり雲量が多くなってきた。 その雲が流れ、目の前が明るくなったり暗くなったり、目まぐるしい変化をしている。


樹木の間から垣間見える北アルプスの山容を見ながら登って行くが、石ころの道が再び遊歩道になりホッとした。 この付近からオオシラビソが多くなりる。 オオシラビソはマツ科モミ属の常緑針葉樹で、中部地方から東北地方の亜高山帯に分布する日本の特産種です。





楠川の木橋を振り返る



オオシラビソ







登り坂が一段落し見通しが良くなった。 目の前に浮島湿原が広がり、遊歩道の交差点に到着。 中央に湿原が位置し、周囲を遊歩道が周遊している。 山麓が一段と近づき池を入れて撮影してみます。 水面が緑色に反射して見た目はとても幻想的に感じた。 陽光を考え少しずつ移動しながら撮影して、お気に入りが撮れるか! 高い位置に行こうと移動したが、其処は多くの人がいて撮影は断念! ただ風が強くなり水面に波が立ったのですぐあきらめた。










陽光が回復し鮮明になる。 ここからは白馬乗鞍岳、小蓮華山、白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳が連なり、その下方に紅葉、熊笹、草紅葉と続き、最高のパノラマ映像が広がっている。 妻が最高の笑顔だ。来て良かったなぁ!と思う瞬間です。






浮島湿原を過ぎると、ヤセ尾根と呼ばれる急な登り坂になった。 熊笹とオオシラビソの中に通路が縫うように通る。 さらにダケカンバの黄色の葉が目の中に飛び込んで、熊笹の緑とマッチして案外いい景観です。 ヤセ尾根は栂池自然園の端に位置し、この先は大きく下に切れ込んで山容が落ち込んでいる処です。














ヤセ尾根をさらに標高2020mの最高地点まで登って行く。 遊歩道から尾根の登山路に変わり、さらに急登になった。 その尾根部分から向こう側の景観を見ると、下方に切れ込んだ処に雁股池、栂池が霞んで見える。 多くの雲量が峰を覆い景観はよくない。 一番期待していたところだったので残念に思う。



ナナカマドの紅葉が続く
もうすぐ最高地点の展望台

一番期待した景観はボツ!

一番期待した景観はボツだったが、目の前の紅葉は手に取れるような身近さで圧倒される。 登山途中の水分補給にジュース類では、飲んでから口の中に甘味が残り、かえって水が欲しくなるので、お茶とか天然水が良く、 最近は2Lの天然水を2本リュックに詰め込んでいる。

両端は落ち込んでいるので擦れ違いに注意

向こう側下方の紅葉

ナナカマドの紅葉


栂池自然園はハイキングするだけなら、八方尾根よりはるかに楽だが、周囲に居る人の姿は軽装で半袖姿の人も見る。 山や海は思ったより紫外線が強いので本当は長袖が望ましいのだが…。 またシューズもサンダルやヒールの様な、山を軽視したスタイルで来ている方も不愉快に感じる。

展望台に到着

雁股池は霞んいる






11時半過ぎ展望台に到着。 しかし、また雲が広がり始め、展望台まで登り終わってみれば、すっぽりとガスに包まれていた。 丸太を並べたベンチには大勢の人が空を眺め、ガスの晴れるのを待ちながら昼食タイム。 丸太のベンチが5ヶ所あるだけの畳16畳ぐらいの広さしかない。 満員のベンチそばで空くのを暫く待ったが、ようやく2人分のスペースを確保できた。

持参した定番のお握りと造った惣菜をカメラバックの上に広げて妻と一緒に戴きます。 孫の運動会で食したお弁当と同じ美味しさで格別というしかない!…幸せ感一杯!\(*^o^*)/

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