■ 吉池、こうみ平湿原から鬼無里の湯 ■

ブナ林の中をやや登りの小道を鐘を鳴らしながら散策。 高い樹が多く、紅葉も緑黄系が多いので、紅葉の鮮やかさはないが、別の意味で独特の新鮮味がある。 まだ観光客が少なく静寂さに包まれ、樹間から熊が躍り出るんじゃないかと心配もする。

吉池、こうみ平湿原に向かう。 最初に向かうのは自然園の最奥にある吉池です。 ここは周囲を林に囲まれた小さな池ですが、イモリやサンショウウオが見られるというが、その気配は感じない。
吉池の案内に沿って向かう



暫く歩くと…



吉池

吉池に到着。 周囲が草に覆われ、1ヶ所だけ木道が造られ池の辺まで行くことができる。 池から周囲を見渡すと、黄金色の表現がピッタリという景観になってきた。 樹間から木漏れ日が射し、日本のブナ林の真っただ中にいることを感じる。 ここに小さなベンチがあり、少し休憩し記念撮影もする。 一年を通して妻との旅のツーショットをまとめて、年賀はがきに編集し、集大成するのも一つの楽しみになる。

吉池

こうみ平湿原に向う

こうみ平湿原を周遊
トチノ木の大木



大きな葉は水芭蕉の葉

都会の喧騒から静寂に包まれた黄金色の樹林は、気持ちを落ち着かせ、精神的に大きなリフレッシュを体験できる。 所々にカエデやモミジが赤く染まり、黄金色の中で映えている。 山岳の紅葉と樹林の中の紅葉、同じ紅葉でも異質な楽しみです。 日本の四季は独特のものと思う。日本っていいなぁ!

こうみ平湿原を周遊 大きな葉は水芭蕉の葉








湿原もあり山間にもかかわらず、比較的フラットな地形で、体力に自信が無くても散策することが出来る。 一方でこんな原生林に人が勝手に道を造って良いものかという思いにかられます。 所詮、人間は荒らさないと見に来られぬ生き物だというのを痛切に感じる。 この自然を有り難く戴きながら、やや早いタイミングでしたが来られたことにも感謝。



大きな葉は水芭蕉の葉


満喫しました。 なんちゃってで来られる場所としては、最も紅葉も自然も楽しめる場所の一つではないでしょうか。 ただし時間はかなり必要で、ついでに寄るにはお勧めできない。 ブナ主体の気持ちの良い林で歩いていて気分がよい。 枯れ葉がたっぷり積もって、一歩ごとにガサッガサッと派手な音がする。






皆さん行かれる際には熊よけの鈴など音が出るものをお忘れなく。 園内にはところどころに「熊除けのために叩いてください」と書かれた杭があり、 上にフライパンのようなものが乗せてあり、木槌がぶらさげてある。 私達は拝借した鐘を叩いてきたが、自然園の案内所の処で返却した。 休憩所の前のベンチで休憩、喫煙していた時、前に5mmぐらいの小さな花を見つけて撮影。



山中に咲く小粒の花


熊の出現を心配しつつ、紅葉の園内を楽しんだ。 ぐる〜っと全部歩くと、2時間コースとか4時間コースがあるが、私達はひょうたん池、 今池湿原、吉池、こうみ平湿原と回り、ゆ〜っくりと撮影を楽しみながら歩いた。 帰路のコースでは、熊よけのフライパンや木槌の音が聞こえてきた。 皆さん、やっぱり熊には会いたくないですよね…。 お天気もよかったし、森林浴でリフレッシュできた。 駐車場に戻ると、お土産店の前に木の実を食べる姿の動物のはく製を見る事ができた。 丁度時間は11時半を過ぎていた。

今回の奥裾花の感想…
例年ならば10月中旬が奥裾花渓谷、自然園も紅葉の時期だったが、今年に限っては1週間早すぎた。




紅葉になるには少し早かった

駐車場にはこれから自然園に向かう人達もいる。 私達は荷物や車の中を整理し、これから昨日宿泊した鬼無里の温泉宿に戻る。 ここで昼食をして鬼無里の湯を楽しむ。 5時間ばかり奥裾花を散策したので、身体も冷え切ってひと風呂浴びたい気分。

正面玄関

宿泊施設

施設にある水車小屋


食事処

コテージ施設

12時半に鬼無里の湯に到着しレストランに入る。 お腹もすいていて、ご飯ものを食べたい!でも鬼無里の蕎麦も食べたい! 迷っていてメニューをめくるとセットメニューを発見。 妻と意見が一致して、親子丼と鬼無里蕎麦セットを注文した。 蕎麦のこしが丁度良く、親子丼のタレも卵黄の美味しさが楽しめる大満足の食事でした。 一段落して温泉を楽しみに向かう。 温泉の源泉は建物の裏の山奥から引湯している奥裾花温泉で泉質は単純硫黄冷鉱泉で加温している。 無色透明で臭いも薄く、肌触りの良い湯質を昨日に続いて楽しんだ。

フロント 親子丼と鬼無里蕎麦セット

15時に鬼無里を出発し帰路に。 長野市内の善光寺付近で車の混雑があり、市内を横断するのに時間がかかった。 長野ICに入って上信越道に入ると混雑で80kmぐらいの速度で走る。 ナビで渋滞情報を調べると藤岡JCT付近、練馬ICまで数ヶ所の渋滞があり、午後7時に横川SAで大休憩。 SAで散歩やお土産店を見たり、時間を潰したが渋滞の帯はなかなか収まらない。

横川SAを午後9時に出発し関越道、残りの渋滞をくぐりぬけて自宅には午後11時に戻った。

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