■榛名山ロープウェイの紅葉■

北関東の紅葉も晩秋に近づき、旅ターゲットに榛名山を調べてみた。 プランは半日を紅葉で楽しみ、後半は温泉でもったりできる処を探した。 年末になり夫婦の日程がうまく調整できなくなり、今年はもうダメかなと思ったが、寒さも厳しくなり日帰り温泉を楽しみたいと考えてプランした。


日帰りだが、一日を有効に活用したいと云う事で土曜日の夜8時に自宅を出発。 関越道で練馬ICから渋川伊香保ICまで、空いている高速道を90kmぐらいで走行し、ICを出てから国道17号線を走る。 渋川市内の外れにある道の駅こもちに到着したのが夜半10時半頃で、車中で仮眠。

高根の展望台の景観 伊香保温泉街



朝日岳、谷川岳、苗場山方面の雪化粧

翌朝、隣の車の物音で目を覚まし早朝の6時半に起床。 前日、用意した朝食をとり出発の準備。 ここから上州三山パノラマ街道で榛名山山頂に向かい、途中の高根の展望台で朝日を浴びながら伊香保の町を見下ろす景観を楽しんだ。

パーキングエリアで撮影

三ツ峰山


榛名山

上州三山パノラマ街道をさらに登って榛名山へ向かう。 途中で一直線の道路でパーキングエリアがあり、ここで停車。 ここで撮影中に妻からデジカメにメディアが入っていないとクレームを云われ、先程の展望台からシャッター音だけの撮影だったと大笑いした。

榛名山頂と月

榛名山ロープウェイ乗り場


榛名湖畔の手前でロープウェイ乗り場があり駐車場に入った。 数台の車両が駐車していたが始発の時間を見ると9時15分始発となっていた。 現在8時20分で約1時間の待ちになるが、混雑する前に山頂の榛名山神社まで行ってみたいと思い、駐車してから付近を撮影。 30分前には改札待ちの人々が並びはじめ、私達も9時頃に後方に並んだ。 紅葉の季節だけに多くの観光客が集まってきた。





連結ロープウェイ

このため始発が早まり、我先に乗降口と切符売り場に長蛇の列ができている。 改札が始まり、長蛇の列が徐々に流れていく。 私達も乗車し山頂に向かうが、わずか2分50秒の乗車時間でした。 あっけなく山頂に到着し、最初に榛名湖を見ようと行ったら、湖畔の半分ぐらいしか展望できなかった。 榛名山頂エリアは正円錐状の形をしているが、湖畔はロープウェイに遮られてほんの一部しか見れないことが非常に残念に思った。

山頂展望台から

山頂展望台から
山頂駅

山頂展望台から見える富士山

榛名湖の展望を期待しながら付近を歩いたが、林に遮られて無理だった。 ロープウェイ駅の屋上を利用するとか工夫して、榛名湖の展望を良くしたらもっと売上が上がるのに…。 榛名山神社へ期待して参道を登って行く。 ロープウェイで来た人達は揃って榛名山神社へ向かい、人の流れがロープウェイが到着する度に数珠の様に繋がっていた。 私達もその流れに入って最高地点に向かう。



富士山神社


榛名山神社へ向かう参道は一直線の道で両側は林で囲まれ、やはり見通しが良くない。 見えるのは参道沿いの下方への景観だけです。 それでも山頂に行けば素晴らしい景観を期待しながら登って行った。





山頂の榛名山神社に到着。 人の流れが途切れた時に神社の撮影を済ませ、その後は神社の周囲は人、人、人の状態になっている。 ここからの展望はと、周囲を見渡すと、榛名湖の展望は全然見えない。 山頂からの展望は日光白根山、赤城、谷川岳方面が天気が快晴でよく見えた。

榛名山神社

谷川岳方面
日光白根山

榛名山神社へ参拝して暫くとどまったが、1時間以上費やしたわりには期待はずれでした。 これだけで、わずかな乗車時間と運賃を支払ったのは損した気分。 取りあえず榛名山神社の参拝料と思えばいいと思った。 神社に興味ない人にはお勧めできません。



ロープウェイから榛名湖を…



ロープウェイから榛名湖を撮影したが窓ガラスは見通しが良いが曲面のある箇所のため撮影した映像は半分がピンボケになってしまった。 したがって榛名湖の全景は撮れなかった。駐車場に戻って時は9時半でした。


■ 榛名湖畔とビジターセンター ■

榛名ロープウェイから湖畔までは歩いても行ける距離ですが湖畔の駐車場に移動した。 ロープウェイ駐車場は続々と来る車両で道路に列が連なっていたので最初に観光して正解です。 湖畔の駐車場も満車だが、出庫の車両と入れ替わりで運よくスムースに駐車できた。 キーロックをかけたと思ったが、この後メールが入り車両がアンロック状態と通知があり、慌てて車に戻る始末。


車両を停めた脇にトテ馬車の馬がいて木陰で馬主が世話をしていたので、早速、馬の撮影をする。 こうして目の前で馬の顔を見ると瞳が綺麗で、馬が好きだと言う人の気持ちに納得する。 馬主が水を飲ませている処を撮影させてもらった。 もう一頭は榛名山を背景に撮影したが、脚が短いのが気になった。

トテ馬車の馬












馬の撮影が終わり湖畔に向かう。 最初に馬車に繋がれた馬も撮影して榛名湖の石碑を撮影。 その先にある石碑では記念撮影で多くの人達が群がっている。 この石碑。背景を榛名山にしても榛名湖にしても榛名公園の名が映るようにできていて、皆さん背景を変えて2度撮影するから結構賑わっていた。






湖畔まで来ると結構風があり、湖面が波立っている。 白鳥の足こぎボートが連なり、風があるにもかかわらず、湖にはボートが…。 その動きが風で揺れているのか、足こぎで動いているのか微妙なところ。 対岸の景色も陽光を浴びて鮮やかに見えて紅葉が際立っている。






湖畔で振り返ると、榛名山の全景が紅葉で綺麗な景色を見せてくれる。 その手前の真っ赤なモミジと合わせて記念撮影や景観を撮影してみた。 榛名富士と呼ばれる所以が実感できる優雅な山体は、どの方向から見ても美しい。 湖畔にあるレストハウスに向かうと、入口の処にバイクツーリングのグループが集合していた。 バイクというと若者のイメージがあるが、今回は私と同世代のシルバー世代の人達で驚いた。 四国へ自転車遍路したが、この時もシルバー世代のバイク遍路を思い出した。






レストハウスでは榛名山の歴史を見ることができる。 入口から順に回って、その歴史を見て回った。 山頂のカルデラ湖の榛名湖と中央火口丘の榛名富士がどのような経緯でできたか、 そして上毛三山とは榛名山、赤城山、妙義山をいい、古来から山岳信仰を受けてきた山だという。






山の動物(剥製)の紹介や樹木の種類、地質の種類などの説明が手に取るようにわかる。 ロープウェイの山頂から見た景観と合わせてみるとよく理解できた。 外には若者や家族連れが多いが、建物の中はシルバー世代の人がほとんどなのは何故だろう。










一通り見学して再び明るい屋外に出た。 レストハウスの隣には湖畔蕎麦や売店があり、ここには多くの若者を見ることができる。 湖畔に彩る鮮やかなモミジが非常に目立ち湖面の青さとよくマッチしていたので数枚を撮影。





県道33号線から一直線に続く榛名神社の参道

湖畔で周辺を散策したり、湖の対岸の景観も陽光に映えてクリアに見える。 陽光の位置からこれから対岸の方へ移動すると逆光になって景観を楽しめないので、山麓の南西にある榛名神社に向かう。 今回の日帰り旅の一番のポイントにしている。

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