■ 神話の舞台 稲佐の浜と日御碕神社 ■ 神話の舞台 稲佐の浜は出雲市大社町の西側の海岸にあり大社からも距離はわずかで浜辺に到着。 浜辺には案内板と防波堤に沿って駐車場があった。 天候が回復して青空が見えるようになり海の色も映えてきた。 浜辺は砂浜で日本の渚百選にも選ばれている。 海藻などのゴミがあるが日御碕方面の海岸線が続き美しい。 |
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| 弁天島 |
日御碕方面の海岸線が続く 望遠で… |
稲佐の浜から日御碕方面に向かった。 ゆっくり走って車で15分ぐらい走れば日御碕神社が見えてきます。 カーブが非常に多く急峻な場所も目立つ県道です。 新しいトンネルができ、路線改良や崩落防止の工事があり、途中、3ヶ所で片側通行になっていた。 路肩の広い所に停めて、気に入った景観を撮影しながら走った。 日御碕は大山隠岐国立公園に含まれ海岸線の岩礁地帯の景観が美しいです。 |
3枚の映像は妻が撮影 | 撮影場所を求めて岸壁の岩場を移動 |
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日御碕の岬の手前に日御碕神社への道が分かれます。 そこに日御碕神社を一望できる処があり路肩に止めて神社を撮影。 海岸に近く山裾に挟まるように日御碕神社の朱色の伽藍が見える。 神社の全景なんて普段撮影するチャンスが少ないからラッキーでした。 |
| 石鳥居 |
日御碕神社の全景 社務所 |
日御碕神社の標識に沿って枝道を下って行くと小さな海辺の集落にでます。
朱色の神社が見えてきたが、入口には石造りの鳥居がある。
駐車場が奥にあるので神社横の脇道を通り駐車した。
ここから鳥居まで戻り、撮影してから鳥居をくぐると細長い末広がりの境内になる。
右手に木の板に彫刻された「めかり神事」があり、左手に社務所がある。
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木に彫刻された「めかり神事」の様子 楼門 |
手水舎 門客人社右殿 |
楼門をくぐると正面に立派な拝殿が見える。 その左右に門客人社があり周囲を玉垣が続いていた。 右手上方にも立派な拝殿が見える。 二つの拝殿、本殿があり案内板で確認してみると正面の拝殿、本殿は日沈宮と呼ばれ天照大御神が祀られている。 そして上方の拝殿、本殿は神の宮と呼ばれ、素盞嶋尊(スサノオノミコト)が祀られている。 舌を噛みそうな名称で古代の文字は読みにくい! その分よく記憶に残る! ひとつの神社で二つの神が祀られているのは珍しいです。 |
門客人社左殿 禊所 |
日沈宮の本社拝殿 神の宮の本社拝殿 |
日御碕神社の日沈宮は日御碕のそばに浮かぶ経島に祀られていたが、西暦948年(天暦2年)に村上天皇がこの地に遷座したようです。 今でも経島から黒島に向けて海中に人工の洞窟や玉砂利の参道跡が残っているという。 社殿の大きさでは日沈宮の方が大きいです。 しかし高さでは神の宮が高い位置にある。 これで調和をとっているのだろうか。 日沈宮の名称の由来は創建時の由緒が伊勢神宮が日の本の昼を守るに対し、日御碕神社は日の本の夜を守れとの勅命を受けた神社と云われている。 |
神の宮の本社拝殿 | |
| 宝庫 |
あれこれ考えていた時、神札授与所の係員と目が合った。 そういえば訪問してからまだ参拝してなかった! 鮮やかな朱色の色彩に目を奪われ、カメラを向けていた自分に恥ずかしい思いがした。 小銭入れからお賽銭を取り出し、妻と一緒に参拝。 この後、日沈宮の本社拝殿の横にある境内の奥へ入ってゆく。 境内の最奥の稲荷神社から境内の石段を登って神の宮の本社拝殿に向かう。 この高台から見える日沈宮の本社拝殿と本殿は見晴らしの良い位置から見ることが出来た。 |
宝庫と摂社 この奥にも何かある? |
日沈宮の本社拝殿 稲荷神社への道 |
この位置の日御碕神社は確かに後背がすぐ海辺で、ここからは夕陽が日本海に沈む綺麗な情景を見ることが出来る。 太陽が大海原に沈んで、闇夜の世界に変貌する様を古代人が見たらそう思うかもしれない! 境内を一回りして神の宮の本社拝殿を撮影し、下の境内に降りると朱色の玉垣も含めてコントラスの良い神社です。 |
稲荷神社 荒祀宮 |
御神砂之碑 | |
帰ってきてWEB作成していて気が付いたが、玉垣内はほとんどが国重要文化財と云う事に吃驚した次第です。 神社駐車場の周辺は海産物を扱うお土産店や商店が連なり海辺へ向かって小路が通っている。 暇そうなタクシーの運転手達が雑談をしていた。 目指すは日御碕と灯台に…。 |
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