■ 瀬戸内から日本海へ ■
島根県というと世界遺産の石見銀山、宍道湖、出雲、松江と見るべきところは数多くある。 そこで山陰の交通路を良く知るために、情報収集も兼ねて出雲に絞って歴訪する。 出雲の旅は三原市からスタートし184号線を三次市まで、途中、頓原で分岐して出雲市まで走行。 距離にして約175km、5時間ほど山陽から山陰へ走った。 今日の予定は立久恵峡で雪の渓谷美を撮影しようと思った。 11時過ぎに出発して184号線を走ります。 山陽道ができる前は中国道を走り、庄原か三次ICを利用していたが登り降りの少ない山陽道ができてからは利用していない。 


三原市を11時前に出発して、登りの多い山間を縫っていくような道路が続く。 走行中の撮影は妻に頼んだため、フロントガラスの色が映像にかかっている。 今年のスタートの、一風変わった旅で紹介したように、妻が使っていたカメラは長男夫婦にあげたので、今はEOS50Dで撮影の練習も兼ねている。 どこまでズームを使いこなせるか練習中。





この地方独特の家屋

この地方独特の家屋






今日の天気予報は曇り時々雪だったが、その通りに山間にガスがかかっています。 森にも平野部や畑にも積雪が残っている。 時々晴れ間がのぞき白い雲間から青空がのぞくが、それでも車のフロントガラスには粉雪が舞っている。 忙しい天気だ! 街道から見えるこの地方独特の家屋が興味深い。 天辺に屋根がチョンと乗っかり、後は軒が下に広く広がる。

立久恵峡まで約150kmだが、道路の混雑は三次市内で多少の混雑があったが、市外に出れば道路は空いている。 この冬の時期で時速30kmと見積もったが、前を走る車についていく走行で楽な運転でした。 道路に積雪が無いので平均速度が高かった。 佐田町のかぶと岩を通過したが、ここまで2時間もかからなかった。









■ かぶと岩 ■
ここ佐田町は、今から約1300年前に記された「出雲国風土記」によると須佐之男命がこの地を訪れた時、 「この土地は狭い処だが良い所だ。故に我命は木や石でなく、この地につけよう」といって御魂を鎮めたと書かれています。 そうしたことから町内には須佐之男命に関係した伝説が多く残っている。 このかぶと岩もその伝説のひとつです。 昔、須佐之男命が乙立(出雲)にいた鬼を大呂まで追い立てて網を打って捕らえた。 その後、顔を洗いにこの川へ降りたところ、かぶっていた兜を落とし、それがこの岩になったという。



かぶと岩


走り出してもうすぐ2時間というところで佐田町のかぶと岩を通過した。 駐車場があるわけでないが休憩を兼ねて側道に車を止めた。 綺麗な川沿いが大きな岩を避けて流れるように曲折していた。 私の浅はかな脳みそは、山陰のイメージは雪国といったところだが、現地で知った限りではそれほど雪深い処ではなさそう!

近くに須佐神社があるが今回はパスします。 かぶと岩の案内板を読んでそろそろ出雲に近づいていることを実感する。 喫煙して渓谷に沿った道路を二人で歩いて運動したつもり。 長く乗車しているので適度な運動は必要!

15分ほど休憩して13時を過ぎたところで一路、立久恵峡に向かって走る。

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