■ 大井川鉄道千頭駅 ■

道の駅に車を置いて駅前から千頭駅を散策。 最初に出逢ったのが、勿論憧れのSL機関車。 型式はC-11機関車で駅構内の外側に停車していた。 C-11機関車の最後尾にはE-102電気機関車が連結されている。
E-102電気機関車は昭和24年に大井川鉄道の本線電化に伴い新造した電気機関車です。 本線が電化された当時は電車が無くE-102電気機関車で牽引していた。


その後、電車が投入されてから貨物牽引用となり、現在では長い編成で走る時のSL運行時の補機する用途に変更されている。 2両あるが三菱製の電気機関車です。

千頭駅


C-11 190機関車


C-11機関車の最後尾にはE-102電気機関車







C-11 190は昭和15年、川崎車両で製造された車両です。 昭和49年で廃車になり熊本で動態保存されていたのを大井川鉄道で購入し大規模な改修をして平成15年に営業運転した。 構内を歩いて、その先頭部分に到着して撮影を始める。 先頭の構図がひとつしかないが、機関車を部分で構図を決めて撮影した。









SLは出発が近いのか煙突からは柔らかな煙が出ている。 ホーム側から撮影している人もいるが、こちら側は動輪もしっかり見ることができる。 客車部分に移動して撮影してゆく。 客車は旧国鉄の車両で、この旧型客車にはいろいろなタイプの車両があり、独自の改装をしたりして内部も昭和のレトロ感を感じる事ができる。 ある窓で食事中の職員を見かけた。 このような場所で休憩時間中に昼食をしていて羨ましい限りです。






SL列車の隣には見た事のある電車が停車していた。 改札口から見る電車は義妹の住んでいる鉄道の電車だった。 元近畿日本鉄道の16000型で、昭和40年に近畿車両で製造された。 近鉄の特急車両で、平成11に大井川鉄道本線で運行開始された。 2両編成で、3電車が運行されている。


構内を移動して撮影ポイントを変えていく。 次のポイントは井川線のトロッコ列車です。 この列車、黒部峡谷列車と同じ様な気がする。 軌道や列車の形が同じです。 黒部トロッコ列車と同様に大井川鉄道でも人気列車のひとつです。






道の駅まで戻ると金網フェンスから千頭駅の構内がよく見える。 ここから確認できる車両を順番に撮影してゆく。 最初の車両は物置となった銀色の車両です。 型式などは不明。 次はトロッコ列車の貨物車両で一般の物より一回り小さく中部電力のダム用の資材を運搬している車両です。 そして向こう側に停車しているSLを見ることができる。 ホームからみるSLも絵になる。

物置となった銀色の車両




軌道の異なる千頭駅構内を端っこまで来た。 ここに期待していた転車台があった。 本来ならば転車中のSLを見れるが次回の訪問に期待しよう! 次は南海高野線で活躍した21000型車両です。 特急用の車両ですが、急勾配の地域で活躍しています。 現在は色違いですが、その型は思い出がある。 隣に近鉄名古屋線の車両がある。 420型で冷房化もおこなわれ2両編成、1本が運行されている。






転車台の向こうには黒い煙を吐き出したC-11が見えます。 もうすぐ発車です。 今回はSLの撮影は後回しにして残りの時間をトロッコ列車に絞ってみたい。 今回はSLの撮影ポイントの状況把握をしておけばよい。






道の駅のトロッコ列車


…道の駅に戻り、昼食場所を探した。 道の駅の物産店で野菜やお土産を購入して、お店の人に聞くと近くの食事処を教えて貰う。

食事処で天丼の注文をする。 お店の大きなポスターには、秋景色の奥大井湖上駅を通過するトロッコ列車の映像がある。 これを見て昼食後はこの撮影に向かう事にする。 午後はこの撮影、一本に絞る予定。 妻も大賛成してくれて、昼食後は再度、奥大井湖上駅を訪問することになる。

私達が井川線に向かった後、C-11 190機関車は出発した。
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