■ 合掌造りの集落巡り ■
3度目の白川郷の旅からスタート! 初秋の白山スーパー林道を走る楽しさを想像して企画した今回の旅は台風の影響を考えながらの旅になった。 木曜日に仕事から帰宅し旅の準備をして20時半に自宅を出発。 目的地の白川郷までは一般的には上信越道から一般道を走ると380kmの走行になる。 一方、北陸道経由では500kmの道程になる。 車の燃費と楽なルートを考慮して北陸道経由にした。 城端SAには予定通り午前3時に到着し仮眠する。 ここは日帰り温泉も楽しめるSAです。


早朝時に起床し白川郷ICまで走行して白川集落前に到着したのが6時半。 観光客への駐車場が旧荻町駐車場から集落から少し離れたせせらぎ公園に変更になったが、この時間帯は車両の乗入が可能です。 道端の広い場所に駐車しながら集落を回って見ます。 合掌造りの中の見学は以前にも入ったので、今回は初秋の白川郷の撮影がメインです。 最初、和田家前のスペースに車を置いて周辺を歩いた。 和田家前にはコスモスが咲き雰囲気は最高!

6時半 和田家

荻町内をゆっくり走り明善寺前に車を止めて撮影開始。 他県ナンバー車両がもう一台ありデジカメを持ってアチコチ移動している。 私たちと同じように、早朝の時間帯に撮影している。 この時間帯は観光客がいないし、住民の方を時々見かける程度です。 撮影には絶好のタイミングです。

明善寺前の民家

明善寺の鐘楼門

明善寺本堂

明善寺本堂は、冬に来た時、本堂全体が雪除けのシートに覆われていたが、今回は全体像を撮れた。 ここから明善寺庫裡に向かう。 この合掌造りは白川郷で一番大きな合掌造りです。 郷土館としてオープンしているが生活感も感じられる。 正面から庫裡がよく見える所に移動し撮影して、秋の景観を感じさせてくれる一枚を得た。

明善寺庫裡

車を移動し神田家前の広場に着いて車を駐車し周辺を撮影しまくった。 民家前で談笑している地元の方に朝の挨拶をして駐車。 この時期はコスモスが道端にも咲き乱れ集落の景観を飾っている。 そのコスモスを生かした案山子もこの地の住民の優しさが窺える。 その案山子を生かした映像がこれ! 合掌造りを覆うように蔓で覆われている。 以前来た時はこのような映像は無かったが合掌造りの色彩に緑色の景観が新鮮だった。 ここはコーヒーショップの記憶があるが、この時間は普通の民家に見えます。…この様な光景を撮影したかった。





白川郷定番の光景




車を長瀬家付近に移動。 住民が自宅の周辺を掃除したりお店の開店の準備をしている。 挨拶すると気持ちの良い言葉が返ってくる。 日本の国民性の良さを感じる瞬間です。 ここは長瀬家と神田家のある小道の交差点です。 初めに長瀬家の撮影を済ませ神田家の撮影に入る。 夫婦の記念撮影もここで済ませたが観光客がいないからベスト環境で撮影できた。 太陽が高くなり集落全体を照らして日陰とのコントラストの差が少ないので映像は順調に進んでいる。



長瀬家


神田家の方に移動して撮影するが今日の天候は晴れの予想でした。 空は青空が予想される感じです。 今日一日、天気予報は晴れの予報で、陰影が極端でなく合掌造りの映像を重ねていきます。 妻も新しいデジカメの使い方にも慣れて自由に撮影している。 妻の映像を後で見るのも楽しみのひとつ。 視点が異なると思いがけない映像を見ることになる。



神田家の定番スポット


両家の撮影が終わり周囲の景観を撮影。 これらの重要文化財を引き立てているのも同じような集落群です。 単独で世界遺産になったわけでなく白川郷の住民の自然に溶け込んだ生き方がこの世界遺産を生み出したと考えている。 集落の人々の何代も続くこの努力は計り知れないものがある。






車を移動し和田家の裏手の路地端に移動した。 何台かいた車も少なくなり7時を過ぎているからもうすぐ車両規制が始まるだろう。 和田家の横から撮影をはじめ最初の場所に戻ってきた。



和田家前の用水路

和田家

コスモスを入れて和田家の撮影をして一段落。 荻町を回るにはもっと時間が必要だが、次のプランがあるのでここで切りを付けた。 集落の通りはまだ人通りが少なく車の通りもありません。 時間は7時20分を過ぎたので展望台に向かった。






展望台の駐車場には一台の車もありません。 誰も居ない所で撮影場所に三脚を設置してデジカメのアングルを決める。 全体の映像から始まり、部分的な構図の映像を撮影し、白川郷の山々の風景も撮影。 最後に記念撮影をして一服の至福を味わう。 空気が澄んで天候は晴れ! 最高の撮影日和です。 石段に腰かけてぼんやりする時間の余裕を感じる。

全体の映像



構図を決めて撮影 和田家



連なる合掌造り



山々の映像も構図の中に…














白川郷の集落群は周囲がアスファルトが通り、一部観光化しすぎている傾向がある。 合掌造りは素晴らしいが、もっと素朴な合掌造りと風景が欲しい! そこで荻町の周囲を回って「山奥の合掌造り」の映像を求めて歩きました。 そこで見つけたのが最後の映像です。 深い樹林に囲まれた合掌造りの映像を得ることができました。 大いに気に入った映像です。

刈取り前の稲穂



気に入った映像
お気に入りを撮影してから白川郷ICまで戻り、ここから白山スーパー林道の入口に向かった。
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