■ 富士山本宮浅間神社 ■

道の駅富士で大休憩して出発。 浅間神社までは約13qの距離。 浅間神社の入口が近くなり、初詣の期間中のため大変混雑している。 第一、第二駐車場と回った時、満車の表示が出ていたが係員が手招きしている。 私と後車が入ったが空きは1台だけで、後車は出ていった。 駐車場の角地に駐車できて今年は運がいいのではないかと思った。 三保の松原でも住民の方の好意で駐車場を確保でき、今回もタイミングよく駐車できた。


第二駐車場のそばにある大きな朱鳥居から初詣となる。 浅間神社は霊峰富士山を神体山として祀る神社で浅間大社とも呼ばれている。 全国の浅間神社の総本山で富士山信仰の中心です。 現地点が本宮で、富士山登山道の起点に位置し富士山頂に奥宮がある。 奥宮の境内には富士山頂上浅間大社と記された石碑があり山頂のシンボルとなっている。 鳥居の撮影とここから見える富士山の姿を撮影。

前大鳥居石灯篭 富士山 初詣は賑やかで露店が…石鳥居

初詣らしく参詣道の両側には所狭しと露店が並び、普段の歴訪とは違った雰囲気です。 太鼓橋があり両側に鏡のような池が姿を見せた。 太鼓橋の両側に丸い池があり正式名は鏡池。 実際たたずむと鏡面のように美しく景観を映している。 朱色の楼門は陽光が照り鮮やかに見える。

神事流鏑馬の銅像 鏡池 石太鼓橋

楼門は2階建て入母屋造り、正面の扉の他、左右に脇扉が付いている。 左右に随身が安置され1614年の年号がある。 扁額は1819年に製作されたものです。 左脇に手水舎があり、ここで清めをおこなう。 楼門にかかる富士山本宮の提燈が引き立っている。 門から見える拝殿には参拝の人の列が続いていた。

楼門

富士山本宮の提燈
手水舎

楼門から見る拝殿

拝殿、幣殿は本殿と共に徳川家康公の寄進造営によるもので、屋根は檜茅葺き丹塗となっている。 幣殿は本殿と拝殿をつなぐ部分で、元は石畳だったが床に改めている。 拝殿は入母屋造りで背面が切妻造りで正面に向拝が出ている。 正面の扉の他に左右の扉は蔀(しとみ)戸により区切られ濡れ縁を巡らせている。 拝殿の左側に南極の石と火山弾なるものがあり説明書きに興味を持ったので記してみた。

…南極の石
この石は南極奥地から氷河に乗って何億年もの歳月を経て流出し、地吹雪によって風化したものです。 南極観測船の乗組員により採集された。 御心霊を奉斎して富士宮出身の乗組員から奉納されたという。

…火山弾
富士山噴火時に、地中の溶けた岩礁が噴き上げられ落下後、酸化して冷却したもので形が整っているので大変珍しいそうです。

拝殿

本殿
拝殿、幣殿、透塀

拝殿に入る参詣者

本殿は寄棟造りの社殿の上に三間社流造りの社殿が乗り、二重の楼閣造りで初めて見た様式です。 屋根は檜茅葺きで、この様式は浅間造りといわれ国重文です。 透塀の中の左側に摂社の三之宮浅間神社が祀られ、その左側に富士山の浄め砂がある。

南極の石三之宮浅間神社 富士山火山弾回廊 富士山の浄め砂祈祷殿
拝殿、幣殿、本殿を撮影後、西回廊から一旦出て楼門を中心に回廊の映像を撮影。 西回廊の隣に祈祷殿があり、これも立派な建物です。 祈祷受付やお守授与所をしていて、この前庭は交通安全のお祓い場所。
本殿 拝殿、幣殿、本殿

再び楼門前に来て楼門の石段の中央真ん前に鉾立石がある。 説明書きには、その昔4月と11月の大祭礼に山宮へ御神幸の際、神鉾を建てた石とある。 拝殿を右手から見てみよう。 境内の中央にひときわ大きな枝垂れ桜がある。 これは武田信玄公が植えたとされる二世の樹です。 何とかして人が少ないチャンスを狙って、社殿を撮影したいが時間的に無理のようだ。 それなら逆に初詣らしい雰囲気の映像を撮りたいと枚数を重ねる。

鉾立石 七之宮神社 社務所
境内には桜が500本以上植えられ、春の時期には朱色の社殿と重なってさぞかし美しさを見せてくれるのではないか! 本殿の回廊の右側に向かうと、ここには七之宮浅間神社が祀られている。
本殿 桜が咲いた頃この位置がベストポジション!

社務所脇に東門があり、回廊の外側の境内に出ると湧玉池がある。 そこには富士山御霊水 水屋神社の案内があり岩盤から富士山麓の湧水が出て天然記念物に指定されている。 古くから湧水量は一定で水温も摂氏13度と保っている。 昔からこの池で身体を禊ぎ、富士登山に向かうという。 池面に境内が写り季節が良ければもっと映えると思う。

禊所 湧玉池湧き出しの岩盤 水屋神社厳島神社に続く神路橋

湧玉池は大きくヒョウタンのような池です。 池そばの小道を歩くと、池のそばに稲荷神社が祀られている。 さらに神路橋を渡った小島に厳島神社が祀られている。 ここから湧水方向を見ると水面に映えた水草が新緑で美しい。 神路橋に佇み流れる方向に石橋があり神幸橋と呼ばれている。 神幸橋に佇む老夫婦の姿が微笑ましい。

神幸橋厳島神社 稲荷神社湧水池 湧水池桜馬場

一旦国道139号線に出て神幸橋に向かう。 ここから東鳥居をくぐって楼門前の幅広い道を歩く。 この道は桜馬場と呼ばれ神事流鏑馬が行われる。 この馬場を楼門に向かうと社務所の正面を見れる。 石垣で高い位置にあり格式高い建物が美しい。 駐車場に戻り、妻は饅頭を買い美味しそうに食べている。 その間に鳥居に記された富士山世界遺産の文字と扁額を入れて撮影。

格式ある社務所

■ 白糸の滝へ
次の目的地白糸の滝に向かう。 現在14時15分で、ここから民宿まで距離は約18qで、宿泊は白糸の滝から歩いて10分ほどの所です。 30分ほどで民宿に到着し、駐車場に車を置いて滝まで歩くうちに富士山がよく見えるところで撮影。 18q移動しただけで富士山の山容がよく見える。

白糸の滝から撮影 白糸の滝

駐車場から滝へ続く遊歩道は地割れがして崩落の危険エリアでお土産店街が移設整備されている。 白糸の滝の手前に音止めの滝があるが、通路は従来あった柵から1.5mほど後退して仮の柵があり広場に変貌した。 滝のそばにあった橋も新しく架け直されている。 これを確認して民宿に戻った。

民宿は富士登山の人に良く利用されているそうです。 夕食は別部屋で戴く、ストーブがあり暖かいが足元が冷たかった。 部屋の壁に張り紙があり、逆さ富士のラベルのお酒を注文。 富士山が閉山中だから宿泊客は私達だけ。 食事後、お風呂に入ったが湯船は大きく二人が十分入れる。 部屋に戻ってパソコンにデジカメの画像を保存したり、テレビを見ていたらのどが渇き、近くのコンビニに缶ビールを買いに行く。 夕食のデザートも購入! のんびりと就寝まで時間を寛いだ!

inserted by FC2 system