■ 武蔵野サイクリングロード ■

小平ふるさと村を出発して最初の車止めの所に綺麗な花が咲いた花壇があった。 思わず下車して花の撮影を楽しむ。 陽光の位置で映像の華やかさが出るように苦心します。 犬を連れて散歩する人、ジョギングを楽しむ人、ベンチに腰掛けて世間話を楽しむ人々がいる。


この地の人達の日課だろうか、一面羨ましくもなる。 私の自宅近くには光が丘公園があり、広大な敷地が種類ごとに別れ、四季を楽しむ事ができます。



最近になってダリアと判った


周辺の道路には車で来て休日は駐車する台数もかなり多く、時々駐車違反で検挙される人もいる。 その人から見れば歩いていける距離に広大な公園があるのを羨ましく思う。 そんなことを思いながらリズムに合わせてペダルをのんびりとこぎ続ける。 時がスローダウンしてる感じだ。

道が途切れる!?

花壇が整備されて草花が美しい!
迂回路の看板があった

花小金井駅と小平駅の間で大きな迂回路がある。 下に綺麗な道路が通っている。 線路に沿って迂回してすぐ小さな公園を見つけた。 この公園の入口に大沼田用水の看板がある。 江戸時代の享保14年(1729年)開削とあり、多摩川本流の自然水と記されている。 えっ! 多摩川??? 要するに本流へ流れる一筋の自然水のひとつだ。

大沼田用水の案内

大沼田用水

産地直売所

迂回してサイクリングを続ける。 農地が見えて産地直売所がある。 ビニールハウスで囲ったお店は道路と接して野菜が並んでいる。 大きさもマチマチだが意外とおいしいと思う。 買いたい処だが小さなナップザックで籠も無い、すぐ諦めた! 町中を通過しながら暫く進むと突然、林が途切れて小平駅が現れた。 駅前はロータリーがあり広く整備されている。 西武線の郊外駅舎前は綺麗に整備されている所が多い。



この先、駅前を通過


西武線小平駅

小平駅駅前で自転車道は姿を消すが心配する必要はない そのまま100mほど直進すると駅の外れから再開する自転車道が見つかる。 多摩湖から帰りの武蔵大和駅を通過する時、『新宿線の小平駅で人身事故が発生しました。只今、電車はストップしてます。』の放送が聞こえた。 帰路のコースで小平駅前を通過する時、駅舎前には救急車や警察車両が連なっていた。 そして電車は動いていなかった。

駅前ロータリーを通過!

そしてお決まりの車止め!
すぐ住宅街

西武線の踏切で電車の通過待ち

駅前のロータリーを通過してすぐ自転車道になります。 高い建物が少なく空が広く感じる。 郊外に飛び出した気分!そして暫く走ると西武線の踏切があり電車通過があった。 うかく撮影できるか?それがこの映像です。 拝島行きの電車だった。先頭車両の映像は行き先が角度的に無理だった。 この付近から西武線はいろいろな各線が入り交る。 線路と平行して走っていると右手にいきなり有料自転車駐輪所があり、なんでこんなところにと反対側を見ると萩山駅だった。 一見、大きな建物に見えたがモダンな駅舎だった。



住宅街に駐輪場?と思ったら…


萩山駅

萩山駅を過ぎてから車止めが少なくなり、それに合わせて車速も上がっていく。 左手に多摩湖線を見ながら走るが、時々通過する車両は見慣れた西武カラーでなく全体が白っぽい。 しかし車両の形は紛れもなく古い型の西武電車です。 直線道路を快走していくと、西武線が高架になった。 萩山に続いて駅だけが高架になっている。 その高架に沿って自転車道も上がっていくが、そのまま平地を通る道もある。 今回は平地を通る道路を選んで駅舎を眺めながら走った。





八坂駅です。自転車道もスロープ坂で上がる

八坂駅は丁度、府中街道と交差する地点にあり、府中街道側で交差点になる。 高架の道の理由がわかったが、ここで八坂駅の入口を撮影。 交差点の上には自転車道が通り、その先で下って合流する。 付近は建物が新しく綺麗に整備された駅前の風景です。

八坂駅(府中街道側) 交差点上を通る自転車道

撮影しながらのサイクリングだからこの地の状況が良くわかります。 府中街道を横断して暫く進むと再び踏切がある。 これが西武国分寺線で、この付近は西武線各線が交差、乗り継ぎ駅が多くなり慣れない人には乗換が難しいのではと思う。 風景は住宅が点在するようになり郊外の雰囲気がする。 遠方に高架が見えてくる。これは新青梅街道が高架上を通っている。

国分寺線の踏切







新青梅街道の下をくぐる

自転車道も西武多摩湖線も高架をくぐると、すぐ空堀川の狭山堀橋を渡る。 川の名前のわりには水量が多くゆっくり流れている。 川岸に草が茂り都会の川のイメージはない。 橋げたに自転車を立て掛け少し休憩をする。 お爺ちゃんがベンチに座っている。この先は走りがいがあると教えて貰う。 少し期待した。『自転車にスタンドが無いね!』と云われ、元々無いんだと話す。



空堀川


狭山堀橋

多摩湖に向かって再出発する。当面の目標は湖畔の入口にある交番です。 アップダウンのある登り基調の自転車道になってくる。 平坦な道が続いて少し飽きてきたところで、このアップダウンの変化は自転車の醍醐味を味わう。 でも僅か数分の楽しさだった。 武蔵大和駅前で自転車道は西武多摩湖線の下をくぐる。 線路が右側に変化して駅が近づいたことがわかった。 さらに狭山公園の正面入口を通過する。 ダム湖の堰堤の高さ分だけ足腰の筋肉が働いている。



狭山公園の正面入口
西武多摩湖線の下をくぐる

自転車の醍醐味を味わう

舗装面が良いと自転車の走りが楽しくなる。さらに登りが続いて目標の交番を見つけた。 この辺で平坦になり、右側に狭山公園の駐車場が見えその先に多摩湖畔への入口がある。 入口に自転車ライダーのグループが集合していた。 駐車場の案内板の所に自転車を置いて記念撮影! この駐車場、無料だ。 と云う事は、車で来て多摩湖畔、隣接する埼玉県側の狭山湖畔をサイクリングできそう。 輪行できる自転車を購入して楽しみが増えそう。

さらに登りが続いて…

自転車ライダーのグループ
目標の交番を見つけた

ここに自転車を立て掛けた

多摩湖の正式名称は村山貯水池で東大和市の狭山丘陵に造られ東京都水道局が管理する人造湖です。 1927年に完成して首都圏の水源のひとつです。貯水池は村山上貯水池、村山下貯水池の二つに分かれている。 現在、この地は東大和市だが、この付近の旧地名が村山郷だったので、現在の名称がつけられた。 土曜日とあって駐車場は満杯で、家族連れも多く、自転車愛好家の単独、グループの人々が集まっている。

駐車場の風景

取水塔をイメージした入口の門柱

貯水池の完成記念碑

湖畔が見えるところに来ると、一番先に目につくのが取水塔です。  この取水塔、二つあり案内板に、『日本一美しい取水塔』と解説されていた。 ダムの堰堤やその取水塔を撮影してみる。 10年の歳月をかけて建設され、工事にあたり資材の運搬と導水管工事のために軽便鉄道が敷かれ、 ダム完成後は廃止されたが、埼玉県側に山口貯水池建設にあたり復活したという。 廃線跡の一部は東京都道253号線として保谷狭山自然公園自転車線などのサイクリングロードに整備されている。 ますます、今後の楽しみが増えた。

ダム堰堤

さらに近づいて取水塔を撮影
貯水池と取水塔

ダム堰堤

自転車から降り、ダム堰堤上を歩いてみた。 多摩湖の向う側は埼玉県境になり向う側に西武ドームが見える。 村山上貯水池と下貯水池は堰堤で仕切られ、上を道路が通っている。 その森の先には山口貯水池(狭山湖)も隣接している。 これらを周遊する形でサイクリングが楽しめる。 埼玉県側の西武ドームや西武遊園地を周遊して多摩湖を巡ってみたいと思うようになった。





西武ドーム

遠方に所沢市が展望でき、堰堤上から見ていて、もし堰堤が決壊したら市街に濁流が向かうのではないかと思った。 右下に都立狭山自然公園が見え、武蔵野の里山の風景や自然が残っている。 雑木林の中に宅部池や太陽広場があり、園内には季節感を感じる木や草花があり家族連れには格別だろう。 堰堤の中央まで歩いて行き取水塔や遊園地の観覧車、展望タワーを撮影。

都立狭山自然公園

取水塔

観覧車




展望タワー

堰堤の中央付近のベンチに寝転がってしばし瞑想する。 約20qの走行は市街地から自転車道と変化して楽しかった。 往路は撮影しながらサイクリングしたので時間もかかったが、良い散歩道を見つけたと思った。 復路はどんな感じの走行になるか楽しみである。 マナーを大事にする自転車ライダーになりたい!

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