■ 長瀞の岩畳 ■
県立長瀞玉淀自然公園で全長約6qあり国指定の名勝、天然記念物に大正13年に指定された。 岩畳は三波川変成体と呼ばれる変成岩が地表に露出し岩畳となり長瀞の中心に位置する。 対岸はなめらかな壁面で南北方向に垂直の割れ目にそって岩が剥がれ落ちて形成され、秩父赤壁とも呼ばれる。 小さいが明神の滝もある。 瀞は青く淀み、緩やかな瀞と急流が合わさりライン下りが秩父鉄道によって運航されている。 また、この一帯はカヌーやキャンプが盛んです。


■ 上長瀞駅から岩畳へ ■
上長瀞駅前には食堂やレストランがある。 小さいお店だが小奇麗で、コンビニ弁当を悔やんだ! 川に向かい突き当たると川に沿って道が続いている。 角にカヌーやボートのお店があった。 夏の時期は大いに賑わったに違いない。 教えて貰った道を長瀞駅方面に向かい、暫く歩くと河川に向かう小道を見つけた。 河原を歩くのでシューズの紐を締め直して足元の準備をした。

左手にお洒落な食堂が続く

カヌーやボートのお店
突き当たって左折

この先にモミジ公園

小道に入り川に近づくと林の中にハイキング道がある。 ベンチもあり多くの観光客が利用するようだ。 この辺は紅葉はもっと遅くなるようだ。 小道から河原に入り、河原伝いに岩畳に向かう。 その道を探すが中々見つからない。 そして河原が見渡せるところで入口を見つけた。

ハイキング道へ 舗装路から外れて小道に…




垣間見える荒川


河川に沿って散策

河川への道を見つけた

岩畳ほどではないが河原には大きな岩が連なっている。 川音に耳を澄ませながら川に近づくとカヌーしている人々を見つける。 始めは5人くらいと思っていたが、近づくにつれて15人ぐらいのカヌーの教室が開かれていた。 家族連れやグループごとにカヌー教習の指導をしている。 瀞と呼ばれる澱んだ川面で基本的なオール裁きと体重のかけ方を教えていた。 この風景を探していたので了解を取って10枚ほど撮影する。 流れの早い所での方向転換は子供にはもう少し習熟が必要と思った。

大きな岩が続く中を歩く

カヌーを楽しむ人を発見
川に近づきづつ歩いてみる

親子のカヌー お父さん頑張って!

見通しの良い河原を岩を乗り越えながら歩くのも結構いい運動になる。 さらに進むと、カヌーのランクアップを図るグループがいた。 オールの使い方が様になって流れの中で自由に行き来している。 ハイレベルの指導のようで見ていて惚れ惚れするような転回を見せてくれた。 カヌーを見ていて、熊野三山の旅で熊野川の上流を悠々と走るカヌー集団を思い出した。

大きな巨石群を乗越えると…



ハイレベルの練習風景
新たなカヌーのグループが…



カヌーから巨石の規模がわかる

カヌーの集団を通り越して大きな岩場を下流に向かうと、対岸に巨石が出現する。 巨石に赤茶色の部分もあり半分程度の紅葉の中で、巨石群のあたりは流れが緩やかで水面が青く景色が美しい。 カヌーから巨石群の規模がわかるように撮影してみた。 暫く歩くと河川の美しさが増してきて期待しても良いかな?










虎岩と呼ばれる大きな岩場付近で河原歩きは中断になった。 目の前に澱んだ瀞が現れ、着地できる所が無くなった。 虎岩とは、岩の表面の紋様が虎の毛皮のように見え、幅15mほどの巨岩です。 茶褐色の鉱物や石英、方解石からなる模様から名がつけられたという。 その岩上で立ち往生してます。 仕方なく一旦戻る方向に進んでハイキング道によじ登れる場所を探した。



…さらによじ登る


ハイキング道に出た

竹藪をよじ登ってやっと前に進めるようになり川面を眺めながら、時として全く見えなくなる。 やがて見通しの良い所で撮影し進む。 対岸の紅葉は七分程度で荒川と巨石群、清流のそろった景観は良くなる。



見通しの良い所で撮影
見通しの良い所で撮影

足元が悪い所もある

暫く歩くと岩畳の手前で河原に下りる砂利道を見つける。 砂利が水の中に点在する形で飛び石の要領で河原に出ました。 もうすぐ岩畳に上陸出来そう。 この付近は川が二手に別れ、浅いのか流れが速い。 急流のイメージを撮影しながらさらに進む。 西沢渓谷での転落事故を教訓に注意深く歩く。

向う側にも流れがあり、こちらは急流

>…こちらへ続く
ライン下りはどちらを通るのか?この流れが…

河原とハイキング道を行ったり来たり

西沢渓谷では山岳救助隊に助けられ救急車で地元の診療所に運ばれ、揚句には警察で捜査一係の刑事に事情聴衆を受けた苦い経験がある。 再び、川面で遮られ、再度ハイキング道に戻ったが、すぐ河原に下りる事ができ岩畳に向かった。 河原にこだわるのは撮影のため。(ハイキング道ではまともに川を見れない。)


岩畳に上陸しました。 川際に近づかないように立入禁止の立札とロープが所々にある。 上流側は人の気配が全くなく撮影にはピッタリだ! 上の方に上がって腰を下ろして水分補給する。 気持ちいいから寝ころんじゃぇ!

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