■ 奥久慈のもみじ寺永源寺 ■
自宅を前日の夜半に出発。 近場だから出発は夜半10時過ぎになり東京外環道を和光ICから入り、 三郷JCTを経由して常磐自動車道に入る。 この時間帯は思ったほど混雑なく那珂ICまでナビの時間通りに走行でき一般道に入る。 31号線経由で118号線に入り夜間走行は市街地も含めて暗闇の中を走行。 常陸大宮を過ぎると袋田の案内が目につき目的地の道の駅奥久慈だいごに到着した。 道の駅の駐車場は40台近くの車両があり半分近くうまっていた。 どの車も明日は奥久慈の旅を控えているはずだ!


車内で仮眠して朝の6時前に起床した。 どの車も出発の準備に忙しそう。 6時になり、道の駅で地産農家のお婆ちゃんと娘さんが軽トラに積んだ野菜を下している。 そこへ妻が美味しそうと言いながら話しかけた。 お婆ちゃん、「販売は9時過ぎだけど、この場で売ってもいい!」と返事をもらい、早速、白菜2ヶ、大根2本、合計400円で購入。 おまけにチンゲン菜を一束くれた。 娘さんが袋田の滝に行くなら、その前にモミジの綺麗なお寺が近くにあるからお勧めだよ!と教えてくれた。 早速、大子町の中心部の駅方向に向かい永源寺に到着した。

道の駅奥久慈だいごの周囲の景観 付近の山々も紅葉している

町の中心部にも陽光が差す

曹洞宗 臥雲山 永源寺の石柱 参道入口








永源寺は文安3年(1446年)に創建した曹洞宗のお寺で本尊は釈迦如来です。 幕末の1864年、水戸藩の尊王攘夷派の天狗党の乱で堂宇の大半を焼失した。 1953年に本堂が再建され、続いて鐘楼も建立された。 JR常陸大子町駅の近くで、町の中心部の高台に位置する。 このため永源寺から町の中心部が一望できます。

大子町駅横の踏切を越え高台に向かう。 両側に永源寺の臨時駐車場が幾つもあり、混雑時は相当お客が来ると思った。 早朝の6時過ぎに永源寺に向かう。 永源寺の駐車場では10台ぐらいの車が駐車。 知ってる人は早出の撮影に来ている。 今から永源寺のモミジの紅葉を鑑賞と撮影に。


もみじ寺の石柱

参道の奥へ坂道を










駐車場から門前の登坂に向かうと、『曹洞宗 臥雲山 永源寺』の石柱が迎えてくれる。 その隣には『もみじ寺』の石柱もある。 登坂の参道は斜面一面に紅葉が広がっている。 遠方からでも見えたが、こうして真下で見ると確かに圧巻の印象!
お寺だから近くに人様の墓石群がある、なるべく映像に入れないように撮影。 最初の参道は一本道で途中で折れている。 両側からモミジが迫ってきて青空の高い天井にモミジの葉が舞っているようです。














早朝7時頃の強い日差しが、これから目一杯、紅葉したモミジを照らし、「さぁ!今日は紅葉を楽しんで!」と言っているようだ。 埼玉の長瀞に行った時も紅葉を楽しんだが、今日の紅葉はモミジの中にいるようだ! 参道がくの字形に折れさらに高所に向かう。 紅葉したモミジの中にまだ緑色のものや黄色の葉があるが、それが色とりどりの絢爛さを醸しだしている。










被写体深度を深くするため手動撮影。 ISO感度を上げ、シャッター速度は1/200位にして絞りを上げる。 ついでにピントは手動にして撮影を続ける。 万全を期すため妻のEOS7Dは自動のプログラム撮影にセット。

くの字に折れた参道を上がって永源寺の門前に到着。 両側が石垣で境内が一層高い位置にある。 その両側にもモミジが紅葉している。 実に煌びやかだ!テレビで放送された事が納得できる。 今日、道の駅で農家の親子に教えて貰い、この地の名所を一つ増やすことが出来た。 この地の人々と話すことで旅の楽しさを深めることが出来る。













永源寺境内の入口

境内に入り両側の石垣上から町の中心部が良く見える。 その石垣には小さな石仏が置かれ、その可愛らしさは孫を連想するように感じた。 思わず手を合わせてしまう。 先着の観光客が境内に入っているので撮影はやめて一緒にお詣りをする。 やがて観光客が立ち去り次の観光客が来るまでの間に撮影。



石垣上から撮影


永源寺境内への入口 山門前

永源寺のもう一つの顔は『芸能の神』
七福神のうち紅一点の弁財天は、遠いインドでは水の神様と云われている。 日本に伝来して弁舌や音楽を祀る芸能の神様として信仰されてきた。 知恵や学問は福財をもたらしてくれることから財宝を与えてくれる神様として信仰されている。 昔は「弁才天」と書かれていたが「弁財天」となり福の神様の仲間入りをした。 永源寺の弁財天は手が八臂あることから「八臂弁財天」とも呼ばれている。

最初に手水舎に向かい作法通りしてから鐘楼、事務所、客殿と撮影してゆく。 本堂では後ろから来た観光客が先にお詣りしてるので、その横にある堂宇を撮影してから本堂の撮影をした。 横の堂宇には説明がしてないので後日調べたが判らなかった。

最初に手水舎

寺務所

ここでも般若心経を

鐘楼

客殿

永源寺本堂


境内の紅葉も日差しが上るにつれて一段と鮮やかさが増してきた。 帰りの時に上ばかり見ていて気が付かなかった足元に小坊主の石像が側道にちょこんと座しているのを見つけた。 可愛らしい顔をして上を向いている。 手元に持っている物の上にちょこんと黄色いモミジが乗っていた。 それを撮影後、赤いモミジに取り換えて撮影したのがこの映像です。 誰かが乗せて撮影した後、気が付いた人が各モミジを乗せては撮影していたようだ! ちょっとした悪戯心かな?










参道の入口に戻り足元に石像を見つけた。 駐車場から来る石段の上り口の所に二体の石像がある。 三脚を使用して記念撮影した時、三脚との距離があるため最初の撮影は到着する前にシャッターが切れた。 それを見ていた夫婦がタイミングが合わなかったねと、お互い見合わせて苦笑いした。 その後、ダッシュを重ねて2枚ほど記念撮影。

夫婦から道の駅にいたでしょう。と云われ頷くと私達と一緒ですねと言われた。 筑波からキャンピングカーで来た夫婦達と暫く談笑を重ねたが、 この後どこ行くのと聞かれ、袋田の滝と言うと、その後は?と質問され、その後考えると話した。 夫婦が進めてくれたのが竜神橋大吊り橋だった。


筑波から来た夫婦はキャンピングカーで思い付きで良く出かけるそうだ。 夫婦と別れて、駐車場に戻った時の時間は8時少し前で、ここから袋田の滝に向かう。 ナビでは約6q程で、すぐ到着できそう。 妻は滝の撮影が苦手だと口癖である。 撮り方が悪いのでなく三脚を使用しないからと説明しても、テレビの大画面で私の映像と比べると、そう思うらしい。

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