■ 洞爺湖遊覧船を楽しむ ■
『今日は絶対に遊覧船に乗船するぞ〜!』の意気込みで、湯宿 湯人家を8時前に出発。 朝食が7時過ぎからと聞いていたので車に荷物を積み込み、すぐ出発できるように準備。 朝食は地元産の食材豊富な10品ありどれも美味しかった。
湯人家の女将に教えて貰った果物通りの果物村に寄る。 リンゴやブドウなどの新鮮な果物が販売され、妻は愛嬌でお店の人とすぐ良くなった。 リンゴを試食する前に腕には20個の袋詰めを抱え、お店の人が慌てて各種リンゴの試食を作ってくれた。


早朝のお客はバスがあるので団体が来てるようだ。 その団体はあの国の様で果樹園の中に入って行き、店先は誰もいなくなり、そこへ私達が来た。 早朝の時間に一般客が来て驚いたようだ。 女主人と妻が会話してるのを私は横で聞いている。 女主人は湯人家の女将とは知り合いの様だった。 遊覧船の後は有珠山ロープウェーも醍醐味があると教えてくれた。 また地元の果物農家で造られたリンゴジュースも数種類の品種を合わせたミックスや単一品種のストレートがある。 帰りがけに別の品種のリンゴを2袋戴いた。(感謝!) くだもの村からすぐそばの道の駅壮瞥は早すぎてオープン前だった。

昨日よりは天候が期待できそう

くだもの通り


もうすぐ洞爺湖

支笏湖や洞爺湖は不凍湖と云われ北海道では温暖な方で多くの果物や作物が栽培されている。 道の駅壮瞥から15分ほどで洞爺湖畔にでた。 ここからは湖畔道をのんびりと走行する。 途中で景観の撮影をしながら遊覧船乗り場に向かう。 湖の中央にある4つの島は総称して中島と呼ばれている。

湖畔通り

大島と観音島
洞爺湖の大島

饅頭島?

やがて広がる湖畔を見渡せる所にきて撮影して、ナビは乗船場がすぐそばと教えてくれる。 乗船場近くに駐車して撮影準備をする。 風が強そうでフード付きのジャンパーを着用して乗船場に向かった。 2便の遊覧船に乗船するが、バスの団体と一緒の様だ! 異国に来た感じの声が騒めき少々うるさい。 最後に乗船して船内に入ると余計うるさくなった。 仕方なく展望デッキに上がって陽光をたっぷり浴びる。 久々の好天気に気持ちが高揚してきた。

遊覧船桟橋から

遊覧船乗り場
遊覧船乗り場

お城をイメージした双胴船のエスポアール

遊覧船は何隻かあり、私達が乗船した遊覧船は夢のお城をイメージした国内最大級の観光双胴船、エスポアールです。 遊覧コースは洞爺湖遊覧船乗り場から中央の4つの島に向かって走り、大島と観音島の隘路を通過して大島の桟橋に立ち寄る。 大島を観光したい時は一度下船して島内観光を楽しみ、次船の遊覧船に乗船して元に戻ることになる。 大島で観光しなければそのまま観音島の湖面に浮かぶ三重塔を回って元に戻る。 出発してすぐ正面遠方に雲を被った羊蹄山が見えた。 晴れているが白い雲が多かった。 また左手に2008年にG8北海道洞爺湖サミットが開催された建物が湖上から見れる。

遊覧船桟橋から撮影

ザ・ウインザーホテル洞爺


遊覧船最上デッキから羊蹄山

湖上を静かに滑るように進む遊覧船から撮影が本格化する。 再度、G8北海道洞爺湖サミットが開催された特徴あるザ・ウインザーホテル洞爺を撮影してみた。 遊覧船の最上デッキから羊蹄山も撮影する。 今回、羊蹄山の雪化粧した映像が欲しくて日程とコースを変更してまで羊蹄山コースに拘りました。 今の処、頂上に雲がかかっているのでちょっと残念に思う。 札幌に到着するまでベスト映像が欲しい。

ザ・ウインザーホテル洞爺

陽光があたるエリアは湖岸の紅葉が映える
遊覧船の最上デッキから羊蹄山

洞爺湖もカルデラ湖で屈斜路湖、支笏湖に次いで日本で3番目の広さがある。 約11万年前の噴火で洞爺カルデラが形成され、その後も噴火が続き2万年前に南岸で噴火が繰り返され現在の有珠山が誕生した。 その後も江戸時代から噴火活動は続き、1943年には昭和新山が誕生。 有珠山も噴火を繰り返し、2000年には噴火の事前予知、事前避難に成功した記憶は新しい。 また、洞爺湖有珠山は学術的に変動する大地の貴重な資源として国内で登録1号として世界ジオパークに決定した。

桟橋に戻る小型遊覧船

有珠山は逆光


羊蹄山を正面に見て船は右に曲がる

晴れているが白い雲が空全体に散らばり、それが流れていくたびに、日陰のエリアと陽光のエリアが移動していく。 撮影も陽光の当たるエリアを中心に撮影していく。 湖上から周囲の景観を切り取っていく感じです。 羊蹄山の雲も次から次に続いて中々山頂が見えない。 遊覧船は湖上の一番大きな中島に向かい右手に弁天島、観音島が繋がっているように見える。 遊覧船はやがて中島と弁天島の狭い隘路を横切るようだ。

湖上の中島

繋がっているように見えた大島と弁天島
羊蹄山

弁天島と観音島はかろうじて繋がっている

陽光が目まぐるしく変化し、もたもたするとすぐ日陰になる。 1分単位で陽光と日陰が交差し撮影しながらポジションを移動して妻も忙しく撮影。 あの国の観光客の喧騒も気が付かないほど集中。 大島と弁天島の隘路を抜けると大島には桟橋があった。 大島はこちらから見ると複数の山の塊の様だ。

大島と弁天島の狭い隘路

入り江の奥には桟橋がある
隘路を抜けると大島の入り江が…

2隻の遊覧船が停泊

船内放送を聞くと、「ここで下船して島内を散策もできるし森林博物館もあるので、希望者は下船の準備をして下さい」、 「30分後に次の遊覧船に乗船できます。」と放送してた。 船内が静かになりあの国の観光客の半分近くが下船した。 私達はこのまま船上から撮影を続けることにした。






船内が静かになり、歩き回るのに丁度良くなった。 桟橋から離れ展開した船首方向を見ると湖上に小さな三重塔が見える。 「ウン!あれは何だ!」 湖上に浮かぶ塔の横を横切る頃に望遠で撮影し、調べたが結局判らなかった。 大島に鳥居があるから関係あるのか? 弁天島か観音島か?





湖上に浮かぶ三重塔
目まぐるしく変化する陽光に四苦八苦しながら撮影して最後は逆光でもいいやと構図を変化させて撮影。 紅葉が覆う有珠山の山容は結局最後まで中途半端だった。残念! 大島の桟橋に向かう遊覧船と擦れ違う。
有珠山

有珠山

次便の遊覧船

遊覧船は桟橋に到着し観光客がバラバラに下船する。 観光バスが縦列に長く駐車して多くの観光客が集まり乗船前の状況と一変してる。 桟橋近くの噴火記念公園、噴水広場、サミット宣言の碑を回ってイベント広場に駐車した車に戻った。 旅計画書を見ながらこの時間で有珠山の観光を割り込みできるか検討した。 羊蹄山は頂上に雲が広がり暫くは時間の余裕が出来そうと、有珠山ロープウェーに向かう事にする。

有珠山 有珠山に向かう道路
ナビで行くより、先程通ってきた道路に案内標識があったので、このまま洞爺湖の周遊道路を戻る。 湖岸から一直線に登る道路は車両も少なく楽に走れた。 遊覧船は今頃大忙しだろう!
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