■ 層雲峡から阿寒湖へ ■
今日も早朝7時にホテルノーザンリッジを出発。 大雪国道は層雲峡の下を石狩川沿いに走り、銀河トンネルから先は初めての道路になる。 最初の目的地は石狩川の大雪ダムです。
ダムに到着すれば陽光を浴びることができる。 それまでは日の出前の様な肌寒い国道を走行する。 トンネルを抜けてダム湖畔に到着してダム端の駐車場に止めて朝日を正面に浴びた。
今日も気持ちよい朝を迎えることができた。 ダム堰堤から積雪した大雪山の外輪山を見ることができる。


ここから阿寒湖へ向かうには2ルートあり、石北峠経由で北見方面から向かうか、三国峠経由で足寄方面から向かうルートがある。 両者とも180q弱の距離で、選択したのは後者の三国峠経由で足寄方面から向かう。
理由は、途中で帯広に近いこともあり、牧場やぬかびら源泉郷の景観と道路事情を知りたかったからです。 北海道の北部は次の旅に残しておく。 スタートして176q先の阿寒湖へ向かい、その距離と所要時間を知っておけば次の旅に参考になる。

ダム堰堤下流域

ダム堰堤下流域
積雪した大雪山の外輪山

堰堤斜面

■大雪ダム…
河川は石狩川で場所は上川町の層雲峡にあり昭和50年に完成したロックフィルダムです。 堰堤の標高は811mあり幅が12mある事で国道237号線が走っている。 堰堤の長さは440mで堤の高さは86.5mの規模がある。 石狩川上流域へ農業用水を供給し、旭川市の水道を賄っている北海道中央部の大きな水がめです。

国道273号線の走るダム堰堤

ダム湖
大雪ダム石碑

大雪山系の音更山と石狩岳

大雪ダムで国道は北見方面と足寄方面に分かれる。 私達はダム堰堤上の国道273号線を足寄方面に向かい、途中で大雪湖の映像を撮ろうとしたが、思う様に湖畔近くを道路が通過しなかった。 途中、道路標識で帯広106q、ぬかびら源泉郷48qの案内を見た時、層雲峡と帯広間の距離が近い事を知る。 残念な思いで走るうちに三国峠トンネルに入った。 登坂が一転して下りの道路に変化する。



帯広106q、ぬかびら源泉郷48qの道路標識
大雪山外輪山

三国峠トンネルを抜けて…

トンネルをでた所に三国峠PAがありここで小休憩。 PAには数台駐車してたが、そのうちの軽ワンボックスから年配の夫婦が車から出て、 朝食をするため車内を片付けていた。 どうやらここで車中泊したようです。 私が撮影中におじいさんと妻が笑いながら話している。 後で聞いたが、昨日札幌からここに到着し、今日は朝からぶらり旅して札幌に戻る予定と知る。 気が向いたらいつでも旅に出ると聞いておじいさんは嬉しそうに話しているが、奥さんは無言でサンドイッチを頬張っていた。 チグハグな二人を見て一服して出発。

三国峠PA

十勝三股盆地(手前)
右端がニペソツ山(2013m)

三国峠PA

国道273号線は別名、糠平(ぬかびら)国道とか、東大雪の道とも呼ばれ、旭川と帯広を結ぶ大事な道路です。 三国峠から高度を下げながら走りやすい道路で、走行距離を一気に短縮でき阿寒へ早く到着できそう。 ぬかびら源泉郷は糠平湖のダム近くにある小さな源泉郷で案内板だけ見て通過する。

途中で糠平湖を視認できる橋梁があり途中停車して撮影してみた。 雲量があるが今日も晴れ間が広がりドライブ旅は最高のコンデションです。 スタットレスのタイヤだからスピードはそこそこに抑えて走る。 山中から少しずつ高度が下がり糠平湖畔には紅葉も見ることができて嬉しい! 糠平ダム近くになると多くのトンネルを通過した。

直線路が多くなる

糠平湖
糠平湖

糠平ダム近くでは多くのトンネルを通過

糠平湖を過ぎると上士幌町に入り、道路は一直線に走り、両側に多くの牧場が点在するようになる。 山間を走っていた景観が、広い平原を走る感覚になり北海道の広さを感じる時だ! 直線道路が続き上士幌町の中心に近くなり、道路は国道241、274号線の分岐点に到着して足寄町に向かって走った。





こんな直線道路を走れば、嫌でも車速がアップするでしょう! パトカーは、この道路を常に?qで走っているんだろう! 皆さん想像してください!………>
試しに、10分ほど法定速度で走ってみた。 ………後続車は並走せず、どんどん追い越された現実がある。
そして現実に悲惨な死傷事故がある。 この現実の中で人々は生活をしている。

スピード測定機器がある

その直線道路のひとつに停車できる場所を見つけて牧場を撮影してみた。 長く走っていたので妻と気晴らしに撮影会をする。 路肩に停車して、反対車線に移動し少し後戻りする。 牧場の全景からスポット撮影をしながら平和な日本っていいなぁ!と感じた。










道の駅足寄湖を見つけて大休憩をしようと立ち寄る。 案内板を見ずにお洒落な建物を発見し、自然にハンドルが動く、途中まで走って道の駅手前のチーズ工房の建物に向かっていることが判り、 途中でUターンして国道に戻る。アッチャー!…

その先を、すぐ左折し駐車場に入るとトイレだけの道の駅だった。 こんなことってあるのか確認したが間違いないと判って落胆! 隣のチーズ工房のお洒落な建物に小さいながら芝生敷きの牧場は庭園の様で、ドッグランのお客が隣で騒いでいた。 お洒落な道の駅の建物と勘違いした一件は一服してすぐ出発した。

道の駅の建物と間違えたチーズ工房

すぐ足寄町中心部に入り、道の駅あしょろ銀河ホール21の看板を見つけた。 北見、網走圏と釧路圏そして十勝圏を結ぶ要所にあり、国道241、242号線の交差点にある。 また鉄道が廃線になった足寄駅があった地域です。 この町の中心部にある道の駅なんてと思いながら現地着したら本物の道の駅だった。

9時半過ぎでも物産館内はオープン準備の真っ最中で、中を覗くと入口に玉ねぎが30個以上入った大袋詰め が1000円の値札が付いている。 妻はそれを見た瞬間に欲しくなったらしい。 個体が大きく新鮮で、まとめて買って分ければいいとオープン直後に購入した。 これでジャガイモ、リンゴと続いて3つの大袋が後部トランクの奥に詰められた。

道の駅あしょろ銀河ホール21まで2q
 国道241号線
 (足寄国道)




 


足寄町の道の駅から国道241号線(足寄国道)に入り、後は緩やかな登坂の続く道路で阿寒湖へ向かう。 両側を低い山並みに囲まれた道路はやがて右手に雌阿寒岳が近づいてくるのが判る。 足寄国道を走行してる時に妻が富士山の様な山体を見つけた。 すぐに阿寒富士(1476m)と判り撮影したのがこの映像です。

雌阿寒岳は全体は見えないが時々姿を現す。 雌阿寒岳は現在でも活火山帯で頂上付近に大きな噴火口跡があり、その周辺の山麓の幾つかの噴気孔から蒸気が出ている。 道路は登坂になり両側は樹林に囲まれ、前方がV字の視界が続く。 やがて標識に阿寒国立公園の文字が現れ、阿寒湖畔に近づいた。 樹林を抜けると両側に建物が見え、それが繋がり湖畔に到着。


足寄国道から一瞬見えた阿寒富士(1476m)

阿寒国立公園の標識…

阿寒湖畔に到着
そして阿寒温泉街に…

阿寒遊覧船乗り場

到着した時、遊覧船は出発したばかりだった。 丁度、11過ぎで次発は1時間後。 ならば昼食を先にしようと、切符売り場の事務員に食事処を聞くことにした。 誰が聞くか? それは妻の仕事! こういうことは妻に任せて妻の選択に任すことが一番と思う。 出発した遊覧船は隣の桟橋に寄港して、観光客を乗船させた。 これで桟橋が2つある事を知る。 湖畔に並ぶ温泉街の観光客の利便性を考えてのことだ! 妻は窓口で話しているが、私は先発した阿寒湖を走る遊覧船を撮影していた。

遊覧船乗り場から見える景観

湖上を走る遊覧船


ズームで拡大!
車両のナビは今晩宿泊するニュー阿寒ホテルを設定していたのでフロントに告げて駐車場に入れた。 身軽にして温泉街をぶらり散歩。 妻が遊覧船乗り場窓口の女性に聞いた食事処に向かう。
遊覧船乗り場

アイヌ民俗工芸品のお店が多い
阿寒湖温泉街

今晩宿泊するホテルニュー阿寒ホテル
北海道の旅日程は広い範囲を移動し観光スポットを周遊する計画だ。 従って宿泊地から次の目的地に向かうは早朝の出発になる。 長い距離を移動して観光する日が2日続き、中程の日程は1ヶ所に絞る。 長い日程で常にこの状況が続くと身体に疲れが溜まってくると思い日程に余裕を持たせたつもり。
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