■ 細岡観望台とJR北海道 釧路湿原駅 ■
川の駅でサンドイッチと牛乳で軽い昼食を摂る。 満腹にしないで、美味しい夕食を楽しみにする。 午後の予定は釧路湿原を細岡展望台まで行って詳細を決める。
標茶町から細切れの走りで、シラルトロ湖、コッタロ展望台、塘路湖と観光してきた。 もしかしたら湿原の東側を前倒しで観光できるかもしれない。 国道391号線を釧路に向かって走るが直線的な道路でなく緩やかな曲線で、丘の上り下りで見通しが悪い。 湿原の端に沿って走る感じです。


途中、達古武オートキャンプ場入口を見つけて立ち寄りしてみた。 舗装された綺麗な道に入って暫くすると達古武湖を見ることができる。 青空で湖畔の眺望も良好です。 何枚か撮影して終点に到着すると達古武オートキャンプ場の入口に到着。 車から降りて達古武湖畔を少し散歩した。 散歩日和で気持ち良い。 キャンプ場はこの時間は静かで季節的にも終わりか?



達古武湖


30分ほど滞在して再出発した。 再び国道391号線に出て暫く走ると、細岡方面の案内を見つけ側道に入る。 この先は湿原の中を走るようです。 達古武湖を右に見ながら走るが、時々停車して撮影を重ねる。 対岸に先ほど行った達古武オートキャンプ場が見える。

 達古武湖畔を走る!




やがて湖畔を離れ、暫くすると踏切を渡り、右側に細岡カヌーポート前を通過する。 左手にJR細岡駅を見つた。ここは無人駅で駅前広場があり数台は駐車できる。 駅舎は木立に囲まれ目立たないし自販機も無い、観光用の駅と感じた。 ナビ上では釧路川とJR線の真ん中を走っているが、両側とも低い林に挟まれ見通しは良くない。 やがて踏切を渡ると道路は急に細くなった。 左手に山があり右手は拓けてる。 山側に駐車場を見つけ駐車場の案内図を見ると細い道だがまだ行けるようだ。 取りあえず展望台まで向かう事にする。


細岡展望台は雄大な釧路湿原の東端に位置してるから湿原の雄大な広がりを実感できる。 蛇行する釧路川も見れ、対岸下流域に釧路市湿原展望台や上流域に宮島岬などが一望できる。 今日のような晴れ間では阿寒山系も一望できた。 特に夕日前は阿寒山系の稜線が浮き出るように美しかった。

この先に展望台がある 上流域

駐車場から先は展望台まで道路は砂利道になった。 駐車場の先に細岡ビジターズラウンジがあり、その先は遊歩道と一緒に展望台までゆっくり徐行する。 車を転回して路肩に止めた。 撮影前に展望台に行って状況を確認し車に戻った。 後から数台の車が車止め近くに邪魔にならないように寄せている。 妻と防寒の準備をしてデジカメ持って展望台に向かい、午後の夕景前の釧路湿原の撮影を始める。 下記がその映像。

上流域



下流域は逆光!




陽光が湿原の左方向にあるため下流域は逆光の映像になった。 上流域は陽光の加減がちょうど良く遠方に阿蘇山系の稜線が良く見えて釧路湿原の美しさに一役買っている。 蛇行する釧路川の全部は見れないが、所々で川筋が青空を移して晩秋の湿原を引き締めている。

時間が午後2時半過ぎで、展望台には観光客の数が程よい距離で並んでいる。 妻にもデジカメの撮影モードをオートから晴れモードに変更して再撮影するように説明。


釧路市細岡地区が釧路川流域に結構近いことが判った。 周辺にはJR細岡駅、JR釧路湿原駅、細岡カヌーポート、細岡ビジターズラウンジ、民宿と細岡展望台しか建物が無いようだ! 道路は国道から細岡ビジターズラウンジまで簡易舗装しかされてなく、それ以外は砂利道でした。 トイレも細岡ビジターズラウンジしかないので注意したい。 車のオドメーターではJR細岡駅から展望台の距離は約2qだった。

撮影が終わり、夕景撮影までの間、付近を散歩することになった。 細岡ビジターズラウンジまで戻って駐車し、歩いてJR釧路湿原駅に向かう事にする。 徒歩5分ほどで駅入口のゲートに到着する。 樹林の間から鈍い光を放つレールが見え隠れする。 300mほど砂利道を下って行くとお洒落な駅舎が見えてきた。 樹林に溶け込んだような駅舎だ!






JR釧路湿原駅は無人駅で停車しない列車もあるから要注意だ! 駅舎から山を登って階段が続いていた。 ビジターラウンジまで直線距離で250mと案内板が出ていた。 早速記念撮影をして、二人で思い思いで構図を変えて撮影を楽しんだ。 駅は単式ホーム1面1線で広い湿原と山に挟まれた大自然のど真ん中という感じ。

釧路湿原駅前広場

釧路方面
ホームから見た駅舎

標茶方面

細岡ビジターズラウンジ前も駐車場があり、建物の中に入ると休憩用の椅子があり軽食、喫茶コーナーもあった。 お土産や記念品が販売されている。 一番気に入ったのは壁一面に釧路湿原に関わる動植物、四季の景観の写真パネルだった。 一つ一つ時間をかけてみる価値のある写真です。 この地に滞在して映像を重ねた中の一枚という感じで非常に羨ましい映像です。 細岡展望台に訪れた人々が気軽に寛ぐことのできる施設でした。

夕方4時になり、寒いから車で展望台に向かう。 すでに数台の車が駐車している。 並ぶように寄せて駐車し展望台に向かうと、いるいるカメラマニア3人と観光客が湿原を見て感想を話していた。 挨拶して三脚の位置を決める。

昔ながらのレール固定具
細岡ビジターズラウンジ …Autoで撮影開始時の映像

まだ明るいのでカップルが帰ろうとしたので、余計な事かもしてないが、後10分ぐらいで一気に夕陽を見れるよ! と話したら、折角来たんだからもう少し待とうよと、待ち続けていた。 カップルは札幌から来たという。 デジカメの絞り値を調節して何枚か撮影した後、記念撮影をしてやったら喜んでいた。 お互い様だからと笑顔で答えた。 16時から撮影を開始し陽が沈むまでの30分間、撮影を続けた。 以下の映像が、釧路湿原の夕陽の映像です。

下流域の夕景

下流域の夕景

上流域の映像 阿蘇山系が美しい

下流域の夕景

最後は日没して残照が一面に広がる景観を撮影する。 特に雲の流れる筋状の広がりが残照を起点に左方向に広がる様はあまり見たことのない光景だった。 わずかに見える釧路川の蛇行の部分にオレンジが反射して美しかった。

しかし10月後半の旅の編集がまだ終わらないのは自分が情けなく思う。 2週間の旅の撮影枚数は、妻の枚数3300枚、私が4781枚だった。 計8000余枚を時系列的に見ながら並べていくのに時間が掛かってしまった。 撮影枚数が多すぎるのも課題の一つ。


車に戻ってホテルテレーノ気仙にナビをセット。 36qの道のりは1時間かからないからチェックインの時間には丁度良いかも。 夕暮れの国道を北上する。 今日通過した道路は逆方向から見るとまた新しい道に見える。 暗くなった標茶町に入って見覚えのある住宅街を通過し標茶駅手前の踏切を線路に沿ってホテルに到着。
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