■苫小牧港から大洗港へ、さんふらわぁ号、三陸海岸と夕陽■

苫小牧西港フェリーターミナル到着は18時半過ぎだった。 早々に指定の駐車場に止めて、埠頭の撮影をした。 この後、ターミナル内に入り乗船手続きに行ったが時間が早すぎて三井商船のカウンターはオープンしていなかった。


このためビル内を歩き回って館内の状況を把握する。 時間は十分にあるからレストランを探して夕食を摂った。 レストランでも十分に時間をかけてノンアルコールも飲んだ。 お土産店のコーナーがあるから最後の買い物をしたいと妻が言うから一度駐車場に戻って車をターミナルビルそばに移動する。

苫小牧西港フェリーターミナル

乗船手続き所
埠頭ビル待合室

川崎近海汽船シルバープリンセス号

車のトランク内を調べて妻はメモを片手にお土産の検品。 今日まで買い揃えたお土産を確認して足りないものが無いか確認。 お土産は妻に任せて私は埠頭の夜景撮影に向かった。 埠頭には川崎近海汽船の「シルバープリンセス号」と太平洋フェリーの「きそ」が乗船中だった。 妻と埠頭内の待合室で合流して待合室で待機する。 北海道の2週間の旅の思い出を話し合って次回の旅の思いを話し合う。

川崎近海汽船の「シルバープリンセス号」は苫小牧港と八戸港を結ぶ内航路船で、 2012年に竣工した10536総トンの船で全長150m、幅20.7m、航海速力20.5ノットのフェリーです。 定員500名、車両積載数トラック92台、乗用車30台を積載できる。

太平洋フェリーの「きそ」は雑誌クルーズが選んだ「フェリー、オブ、ザ、イヤー」に選出された豪華フェリーです。 15795総トンの船体は全長199.9m、幅27m、航海速度23.2ノット、定員768名で充実した個室や設備で船旅の雑誌でトップクラスの評価のフェリー。 船型を見ても美しいフェリーと感じる。

太平洋フェリーの「きそ」

川崎近海汽船の「シルバープリンセス号」、太平洋フェリーの「きそ」が出航して埠頭は一時静寂に。 商船三井の「さんふらわぁ」は埠頭の端に停泊してたので乗船するまで気が付かなかった。 各車の乗船が始まり埠頭は最終の仕事で慌ただしくなった。 乗船まで結構時間が掛かり船室に向かったのは零時近くだった。

苫小牧西港フェリーターミナルに到着しターミナル内で最後のお土産を妻に同行して買った。 トランクに収納して閉店間近のレストランで最後の海鮮丼を食した。 後はフェリーに乗れば飲むだけ! つまみも用意。

乗船間際

エントランス
スタンダードルーム室の通路

上に上がるとエコノミールーム

船室に荷物を置いてまずは非常口の確認に行く。 デジカメ持って船内の案内図を頼りに上層階から見て回った。 上層階から船外に出ることが判り、甲板に出て苫小牧港の夜景を撮影する。 埠頭は灯りが少ないが、市の中心部の方向は夜景が横に伸びている。

フェリー甲板



苫小牧東港フェリーターミナル(右側)
トラックターミナル

苫小牧西港フェリーターミナル

船尾

夜景撮影してる時に出航した。 風があたり寒くなり船内に入った所が展望デッキになり、昼間なら見晴らしが良いだろう。 この時間帯はエコノミーの人々が食事をしたり、飲んだりしている。 人がいない方向を撮影してみた。 お客は主にトラックの乗務員のようです。 フェリーが岸壁を離れ苫小牧港の灯りが横一列になると、2週間の北海道の終わりを感じた。

出航!

エコノミールームの通路は明るい

エコノミールーム

下のエントランスに下りる





スタンダードルームは和洋室、洋室、和室の3タイプあり、予約した時に和洋室で申し込んだ。 深夜便のさんふらわぁ ふらのは午前0時10分発、大洗港到着は25日19時45分。

右の映像が入口から撮影したもの。 下の2枚は和室の部分を撮影。 妻は外の景色を見ながら北海道旅行が終わったと呟く。 季節を変えてまた来よう!

展望デッキ

浴場入口は左右にあり男女別で広かった

ゲームコーナーもあった

エントランスにはソファーが各所に…







翌朝、窓が塩害で汚いのには驚いた

寝てる時、船体が大きく揺れて目を覚ます時があったが、それなりに休むことができた。 妻は初めてフェリーで一泊してよく眠れなかったといった。 朝風呂に行こうと、浴場に向かった。 フェリーは朝靄の中、三陸沖を航行中の様だ! 浴場から戻り朝酒を楽しむ! 妻は買い置きしていたパンと熱いコーヒーで朝食。

 岩手三陸沖の映像




部屋に戻ると窓から見える景色は悲惨だった。ガラスに塩害がこびりついて見えない。 展望デッキで三陸沖の映像や記念撮影をしようと二人で向かう。 陽光も上がり朝靄がとれて三陸沖がよく視認できる。 フェリーが結構、近い所を航行する事を知る。 進行方向は逆光で海面が輝き撮影は不可能。 甲板には多くの観光客が歩き回り撮影している。 風が強くて三脚が不安定だ!それでもワイワイ騒ぎながら操作してたら、 近くの人が撮影しましょうと声掛けしてくれた!(感謝!)

船尾方向左デッキ

船首方向左デッキ
スマートな煙突

船尾方向右デッキ
昨日は真っ暗な甲板から夜景を撮影したが、今日はフェリーの撮影もする。
船首方向右デッキ

船首方向右デッキ
後部中央甲板

船首方向左デッキ

船舶は左側通行が原則。 したがって右デッキの景観は陸地と相対する船舶も見れる。 景色に飽きた頃、船舶と擦れ違う。 今にも沈むように見えた船首が再び出てホッとする場面! 現在地点が判らず、岩手県沖か、宮城県沖かはっきりしない。 見たことあるようで、なさそうで…。 そんな事を考えながら撮影。

船首左デッキから船尾方向を見る












宮城県沖の浄土ヶ浜付近と思われる景観に次々と撮影。 記憶では浄土ヶ浜から観光船で北上してみた景観に似ていた。 フェリーの前方に白い船体が見えてくる。 比較的大きな船体だ。 ズームで見ると太陽のマークが船体中央にある。 きっと商船三井のさんふらわぁだ! 近づいてよく視認できるようになり撮影を始めた。 やや前から、横から、やや後方からと3枚撮影。






















さんふらわぁと擦れ違い撮影が終わってレストランから昼食の放送があり、一時中断してランチタイムに入る。 広いレストランは人が少なく、特にドライバーの人はほとんどいなかった。 普段利用しているから食事の内容はよく知っているに違いない。 自分で用意した食事かも知れない。



ランチ



金華山か?


昼食にはビールも飲んだ! 船が揺れるのか、自分が酔っぱらっているのか、判らなかった。 食事後妻は和室でテレビを見ると言い、私はお風呂に向かう。 軽く湯船に浸かって部屋に戻り畳に座布団を並べて昼寝。 妻からTVの天気予報で明日から札幌は雪予報、北海道全体は悪天候が続くと聞く。 旅期間中でなく安堵した。 大洗から自宅に戻るまで運転するから睡眠をとった。

3時間半ほど熟睡し目が覚めたら外は暗闇になっている。 妻と話してデッキに向かう。 天気が良いから綺麗な夕景が撮影できるはずだ! 太陽が丁度沈むころから隠れるまで約5分間の撮影だ! タイミングよく撮影できて北海道旅行の旅の記録は終了。

 16時35分











定刻にフェリーは大洗港に接岸。 埠頭内に出るまで約10分ほど車内で待機し、自宅にナビをセット。 スタートして前のトラックに追随して道路を走るが周囲は真っ暗で、通り過ぎる街灯が眩しい。 国道51号線に入り、水戸大洗ICから北関東道に入る。 友部JCTから常磐道に入り、一路、三郷ICに向かう。 途中の休憩は無し。 自動車道はガラガラで同じスピードで高速トラックの後に追随して走る。 昼寝して正解、楽な運転だ。 自宅には予想した時間より早く23時ごろに到着。

明日から仕事だ! 取りあえずトランク内、車内の荷物をすべて降ろして部屋に並べた。 こんなに多くの荷物が入っていたんだと感心する。 テレビのニュースを見ながらビールを飲んだ。 パソコンで車両の総走行距離を確認したら2640qだった。 北海道をくねくね走った距離だ。 自分でもよく走ったものだと感心する。 妻は洗濯機に汚れものを入れて一段落。 無事、交通事故無く北海道の旅が大成功したと喜んでいる。 また行こう!

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