■ 丸沼高原ロックガーデン ■
関東地方も梅雨時に入るが、首都圏の水がめ地域は雨量が少ないと報道されている。 天気予報で新潟、群馬、栃木県の天候が晴れ間が続くと知り、丸沼高原の日光白根山の登山に挑戦した。
翌日は日光の杉並木、JR日光駅舎、若い人に人気のパワースポットの瀧尾神社、明智平、 失われた映像の裏見の滝、竜頭の滝へと足を伸ばして、緑濃い日光の旅紀行を企画した。
日光には秋から冬にかけての旅が多かったので撮影が楽しめそうです。 また、久々の登山も体力維持のためです。


…と云う訳で6月17日(金)、仕事が終わってから夜半の出発になる。 沼田ICを土曜の午前零時に出るため、自宅を出発したのは22時ごろです。 練馬ICから関越道を走るが、通勤時間帯も終わり空いている。 沼田ICの手前の赤城SAで時間調整して零時5分に沼田ICを出た。

ここから国道120号線を金精峠に向かって走る。  久しぶりの120号線は椎坂トンネル開通で、椎坂峠を通る必要がなくなり快適な夜間運転になった。 尾瀬に向かう車と列になって走行してたが尾瀬の標識後は数台が続くだけになった。 菅沼、丸沼の案内を確認して丸沼高原の入口に入る。

深夜の道路は周囲が真っ暗だから頼りは車のヘッドライト。 駐車場には5台の車両が駐車。 端に止めて途中のコンビニで購入したビールとつまみで一杯やって仮眠。 翌日、明るくなってから車を移動し丸沼高原センターハウス前の通りに駐車。 朝日が丸沼高原を照らし意外と賑やかな施設がある。 周囲はペンションなどもあり観光施設も数多くあり一年を通してアウトドアスポーツを楽しめる施設です。

丸沼高原センターハウス前通り

丸沼高原センターハウス前の通りに駐車
丸沼高原センターハウス前駐車場

丸沼高原センターハウス

仮眠した駐車場からハウスに近い駐車場に移動して登山の準備をする。 駐車した列の3台離れた所に駐車した車から一人の同年代の人も一緒に並んだ。 お互い単独登山と知り話が弾んだ! 一人旅で名古屋から来たと聞く。 そして関東の山岳登山を重ねていると聞いた。 名古屋の人は準備ができたようで先にハウス内に向かった。 私は付近の景観を撮影してからハウス内に入り、7時発の始発待ちの列に並ぶ。

新丸沼高原センターハウスは工事中

センターハウスでロープウェイ券販売待ち
ロープウェイ山麓駅

センターハウス内の日帰り座禅温泉案内

丸沼高原スキー場の源泉から出る温泉が座禅温泉です。 料金は大人600円でアウトドアスポーツの疲労回復に最適で、神経痛や冷え性、慢性疾患などに効果があるという。 現在、新センターハウスを建設中で今年の11月にはオープンするそうです。

ロープウェイの開始は7時からですが、ハウス内には観光客や登山の人達が並んでいる。 7時前に切符の販売が始まり列が少しずつ動き出し、私も往復2000円の切符を買った。 ロープウェイは移動距離2.5q、高度を600m上げてくれる。 約15分で標高2000mのロックガーデンまで移動する。 ロープウェイには夫婦連れと私の3名で乗車したが、車内では開いた窓から高度を上げる景観を撮影してゆく。

ロープウェイ山麓駅で始発待ち



試運転中




高度が上がるにつれて丸沼高原の景観が広がってくる。 快晴で周囲の山々が良く見える。 直下の丸沼が良く見えるが大尻沼は高度が足りないから見えなかった。 そして遠景の山々は視認は出来るがやや霞んだ状況です。 草津白根山も見えると聞いたが視認できなかった。 夫婦連れに気を使いながら撮影も終わりロックガーデンに到着する。 山頂駅舎から次々と観光客が下車して登山口方向に向かっている。

 丸沼



山頂喫茶しらね




ロックガーデン

標高2000mのロックガーデンには山頂喫茶しらねがある。 簡単な軽食を楽しめます。 また天空の足湯は展望台もあり、眺めはとても良かった。 ただ日光白根山は日の出して丁度逆光の時で山容ははっきり見えない。 ここでも周囲の景観を撮影、確認してから登山口へ向かった。 山頂喫茶しらね前を通って左方向に向かうと朱色の鳥居があり、日光白根山への登山口になる。

ロックガーデンの景観 天空の足湯



山頂喫茶しらね
ロープウェイ山頂駅舎



登山口

鳥居をくぐり登って行くと左手に朱色の社がある。  男体山など奥日光の山々は勝道上人が発見して以来、信仰の聖地として山伏たちが修行の場としていた。 白根山頂にも白根山神社が祀られた。 …老巧化に伴い2003年、二荒山神社が山頂駅に建立されたという。 登山の無事をお祈りして撮影をしたが、連なる観光客が途切れるまで時間を要した。





二荒山神社

パンフレットには尾瀬の燧ヶ岳を眺望できる自然散策コースと六地蔵や大日如来の石仏群を巡る史跡散策コースが整備されている。とある。 コースは見晴らしが良い広い高原を想像していたが、実際には密林の中を巡るコースだった。 二荒山神社からすぐ鹿の侵入防止柵があり、防止柵をその都度、開け閉めして自然林に入ります。 日光白根山頂まで3.4qの標識を確認して出発する。










登山ルートまで40分の道のりは山林に日差しが降り注ぐ比較的明るい散策道です。 10分ほど歩いて標識を確認した。散策路はまだ幅があるから比較的歩きやすい。 前を歩いていた家族連れが道端で止まった。 見ていたら高齢のお婆ちゃんが「この様な道ではこの先歩くのに不安だ!」、「ゆっくり歩こう!」、「ガーデンに戻りたい!」 と話してる。 息子らしき人が、「一旦お婆ちゃんをレストランに連れて行くから山頂に向かいなさい」と家族に話して下山していった。










先を行く若いグループには撮影する度に距離が開いてしまう。 暫くして同年代のグループが来たので、ここでも先を譲った。 人数が多いから登るスピードが遅いので、撮影しながらでもすぐ追いついて、林だけの映像の中にカラフルな色彩が混ざり映像には丁度良くなる。 コースの半分を過ぎて史跡のある場所に到着。 大日如来がどのようにして祀られているか楽しみだったが、現実では山伏の信仰の場らしく質素な大日如来像だった。 しかし石仏を眺めていたら長い年月の中で、こうして祀られてきた歴史を感じた。

山間の登山路







大日如来像
山麓の端に近いのか、右方向の見晴らしが良くなってきた。 道幅も広く歩きやすいが、自然道はこのあたりで終わりになり、白根山への登山路に変わるだろう。 自然散策道はここで左に入るが山頂へは直進する。 標識があるから安心する。
登山路が拓けてきた




案内標識で登山路への岐路になる。 ロックガーデンから見た山容から森林地帯の登り口に到着したようだ。 水分補給して休まず進みます。 日陰が多いから発汗は少ない。 タオルを頭に巻いて四国遍路スタイルになった。

inserted by FC2 system