■ 日光白根山山頂へ ■
日光白根山は栃木県と群馬県の県境に位置する標高2578mの成層火山で、 最高峰の奥白根は安山岩の溶岩円頂丘です。 関東地方では最高峰でこれより北には高い山はない。 国土地理院の地図では白根山と記載されているが各地に白根山を呼称する山があり、 他の白根山と区別するために日光白根山と呼ばれる。
日光連山の稜線上に、奥白根山頂部のドーム状の突起部が載っているように見える。 冬季の時期は黒い山肌に積雪した日光連山の山々を見れる。


山頂までもう少し! 山頂手前に小さな鳥居が目についた。 小さな祠が長い間の風雨に耐えている。 案内が無いがきっと修験者か登山の安全を祈願して建立されたものと思う。 隣に柱も建てられているが、これも墨がはっきりせず読み取ることができなかった。





頂上に向かう途中に案内板を見つけた。 ここに奥白根神社と山頂への案内がある。 先程の小さな神社は奥白根神社と呼ばれている。 日光白根山に登山する前に見た山容は頂上部が三つに分かれている。 どの部分が最高峰の部分か判らないが、山頂近くになり周囲の岩山や山頂なのか、多くの人の集合場所が見えてきた。





とりあえずここに向かう!

山頂と思われるところまで近づくと下方に大きな旧噴火口と思われる火口が見えてきた。 何もない中央部に三角錐の様に小石が積み上げられている。 登山の列の中から一人がそこに向かっている。 その人はいくつかの小石を積み上げて戻ってきた。 登山する人々の儀式の様に思った。






ようやく登った頂上から、その先にある頂上を見ることができた。 と云う事は、ここは三つの頂の手前側の頂きに過ぎなかった。 最頂部はもう一つ頂を越えなければならない。 と云う事で、ここからの景観を撮影してから、隣の頂を目指した。 一度、岩場を両手両足を使って下りるためデジカメをぶつけないようリュックに仕舞った。 降りる時、急な岩場の斜面にへばりつくように下りていく。






多くの人も頂上だと思ったら、その先に頂があると知り、再び上り下りしている。 人々の列に混ざって山頂部に向って登るが頂上に近くに連れて渋滞してきた。 皆さんが最高峰標識の前で記念撮影するから時間を要した。 渋滞しても皆の顔は笑顔です。 通勤電車の様な異様な光景ではない。 誰でも撮りたい記念撮影だ! 撮影も後ろの人が前の人の記念撮影を手伝っている。 微笑ましい光景です。



記念撮影の順番待ち


山頂の標識

やがて順番が来て日光白根山頂に到着した。 後の人に撮影を依頼したら縦横で2枚の記念撮影をしてくれた。 久々の登山の映像で嬉しい思いがした。 先程まで見えていた景観が、ここから大きく変貌した。 360度のパノラマの景観を見ることができる。 パンフレットに記されているが、この目で見ると圧巻です。 天候が快晴だからドローンからの映像を見ているようです。






登山してきた方向から俯瞰するような映像を撮影していく。 その後、最初の頂の映像、これから向かう次の頂の景観の映像を。 付近の頂にも人だかりがあり、同じくらいの頂が沢山あるから最高峰があちこちにあるようです。 それだけ多くの人達が分散して自分の頂の映像を楽しんでいる。






日光白根山の山頂が複数ある様に見える。 ちらっと大きな湖が見える。 何処のだろうと地図と比べて中禅寺湖ではないか? 上手く移動すればもっと見えそう!





三つ目の頂に向かう。 頂上にいた時、擦れ違う人からもう一つの頂でも景観はバッチリと教えてもらう。 最高峰からの景観は大方映像を確保したから次に向かった。 ここでも渋滞が続いたが時間はたっぷりあるから怪我しないように登って行く。 標識には弥陀ヶ池方向の案内がある。 これは帰路のコースだ!






白根山頂の三つ目の頂にはなだらかな斜面で多くの人々が休憩や食事をしている。 頂きで記念撮影をしてから崖周辺を回り、男体山と中禅寺湖の映像を撮るため場所を探す。
日光白根山頂

男体山と中禅寺湖


崖直下を端から移動して地図と比べながら撮影ポジションを探して戦場ヶ原を見つけたが俯瞰した戦場ヶ原は意外と狭い面積に感じた。 (実際にはそれなりの広域だが。) 残念なことは尾瀬方面の遠景が霞んでいることです。 もう少し雲量が少なければ草津白根山も視認できるという。 至仏山はシルエットで確認した。 この時期にしては最良の天気で愚痴は言えない。



男体山と下方には戦場ヶ原が…


群馬、栃木県境の景観は崖直下から俯瞰すると最高の景観が見れた。 絶好の撮影ポイントです。 まず最初に五色沼の映像をゲットする。 直下から見る五色沼はエメラルドグリーンの湖面が美しかった。 次に左方向に俯瞰すると弥陀ヶ池が直下に見え、池の底面が見える。 池の水深が浅いようです。

五色沼

弥陀ヶ池
五色沼

弥陀ヶ池からさらに左方向には金精峠近くの菅沼や丸沼が俯瞰できる。 地球の凸凹に山や湖が広がる素晴らしい景観です。 アチコチ移動して俯瞰映像を確保したら急に空腹感を感じた。 周囲には岩に背を寄せて食事の風景を見る。 自分も手ごろな場所を見つけて岩場に腰掛け食事の準備を…。






水分補給と食事はコンビニで用意したパンとおにぎりで昼食をとる。 隣の若者がバーナーで湯を沸かし、美味しいものを作ると思っていたらカップヌードルでした。 人それぞれの美味しさがある! 青空が広がるが風がさわやかで汗が引いていくのが判る。 デジカメの映像を最初から確認していく作業も楽しいもの。 良く撮れている映像が多いとWEB作成が楽しみになる。

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