■ 日光の三名瀑 裏見の滝 ■
ここ裏見の滝も失われた映像の一つ。 原画が無く、存在は300*200の映像だけで、現在の仕事上で使用は不可能です。 裏見の滝は日光神橋からいろは坂に向かう途中の清滝IC手前から脇道に入る。 国有林の中にあり多くの自然が残されて好きな滝の一つです。
大矢川の支流の荒沢川にあり、かつては滝の裏側に設けられた道から姿を見れたため、この名前が付けられたという。 日光の華厳の滝、霧降の滝とともに日光三名瀑のひとつです。


神橋から国道120号線を中禅寺湖方面に走る。 大谷川から支流の荒沢川に分かれる郵便局前で県道の195号線に入った。 ここは観光バスも通る道路だが所々道幅は狭く擦れ違いが困難な所がある。 今の時間帯は早いから車両は少なかった。 早起きは三文の得というが、今日は多くの名所を巡って順調に予定をこなしています。 問題は天候で、昨日の様に青空が広がりますように祈りながら車を進めた。 駐車場に到着して端に止めてトイレして喫煙する。 久しぶりの喫煙が美味しいです。 ここから滝までは約500mの距離がある。

 7時22分




荒沢川に沿って谷の端に散策道がある。 途中に木段があったりして歩くにはさほど困難ではない。 ぬかるんだところがあるが端に寄って汚れないようにする。





渓流の端に地蔵尊が見えてきた。 由来の看板を見ると清山院地蔵尊とあった。 1624年(寛永元年)奥州出羽三山より羽黒山荒澤不動明王がこの地に勧請された。 以来、修行、信仰の霊坊として栄えたが明治以降は廃れてしまった。 日光修験行者、清山院康見師は昭和年代から有志と再興を発願した。 ここに師の遺徳を讃えて菩提を願って地蔵尊を建立したとある。










荒沢川の渓流の音が良く聞こえるようになる。 所々で下方を見て、ほど良い構図で撮影してゆく。 歩くままの映像が続きます。 樹々の隙間から今日も陽光が射し込み、程よい明るさで撮影は順調に進む。 滝に近くなり道が木道になり歩きやすいと思ったが、実際には濡れてる所は滑りやすい。










裏見の滝前に到着して木道の手摺前から撮影していく。 少しづつ近づきながら構図に変化をつけ撮影の楽しみの一つです。 裏見の滝は高さ約19mほど、幅は2mで意外に小さい滝です。 これが三名爆と呼ばれるのは、滝の裏から見ることができたからです。






日光三名瀑の他の滝より規模は小さいが、中央の集塊岩が浸食された所に道があり、滝を裏側から見ることが可能だったため珍しい存在だった。 滝の裏には1624年(寛永元年)に出羽三山から迎えられた不動明王像が現在もある。 1902年(明治35年)に滝上部が崩壊し裏から見ることができなくなった。



中央の横に昔の道


裏見の滝以外にも岩壁のアチコチから綺麗な筋状の滝が流れ出る。 まるで本滝を際立てさせる様な滝が美しい。 その中で陽光を浴びて虹が浮き出ている滝を何枚か撮影。








撮影に満足して帰路に着く。 これらは仕事場にA3サイズにプリントして掲示。 お客様の喜ぶ笑顔が浮かんでくる。 帰路の途中で気が付いたが、滝と清流のお蔭で気温が低く気持ちの良い散策になった。 駐車場に戻ったら再び熱い初夏に戻った感じだ! 次の目的地は明智平に向かう。 デジカメの映像をパソコンにバックアップする。

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