■ 明智平から中禅寺湖展望台、竜頭の滝へ ■
裏見の滝から国道120号線に戻り、いろは坂に向かって走る。 国道120号線はロマンチック街道とも呼ばれ、北関東の有数の旅紀行の観光ルート。 いろは坂は車両の通行も少なく快適なツーリングをできた。 明智平駐車場に到着して、始発のロープウェイに間に合った。
この後、中禅寺湖と華厳の滝の撮影、中禅寺湖展望台に向かい最後は竜頭の滝に向かう。 雨が降るわけでないが、青空が少なくなり雲に覆われて良い映像が望めなくなってきた。


明智平ロープウェイは東武グループの日光交通が運行している。 展望台からは華厳の滝や中禅寺湖、男体山などを展望できる。 レストハウスはロープウェイ駅舎と一体化して乗り場は地下に設置されている。 レストハウスには食堂やお土産店があり、以前妻の義母と旅した時、イワナの塩焼きを喜んで食していたのを思い出した。 展望台駅は茶ノ木平へのハイキングコースに向かう事の出来るバラエティ豊かな駅舎だ!

 8時20分

始発便が意外と混雑していたため、デジカメを抱える私は次便に変更した。 可能なら撮影だけはゆっくりしたかった。 8時半発を見送り9時発に変更した。
静かな車内で落ち着いて展望台駅に到着。 エリアから見える華厳の滝は冬の景観とは異質の景観だった。 日光の歴訪は従来、秋から厳冬にかけての訪問が多かった。 日本の四季がこれほど景観を変化させるとは日本の素晴らしさを堪能させてくれる。

明智平展望台






華厳の滝の発見者は勝道上人と伝わる。 仏教経典のひとつである華厳経から名がつけられた。 華厳周辺ではほかに阿含滝、方等滝、般若滝、涅槃滝もあり五時の教判から、それらと同様に名付けられた。




男体山の噴火により堰き止められた中禅寺湖から流れる唯一の流出口、大谷川にある滝です。 落差97mの滝を一気に流れ落ちる様は壮観で、日本三名瀑のひとつに数えられている。 霧降の滝、裏見の滝と合わせて日光三名瀑とも、湯滝、竜頭の滝と合わせて奥日光三名瀑とも云われ、日光五名瀑とも称される。

 白雲の滝





明智平

中禅寺湖から漏出した伏水流が中程から湧出し、十二滝と云う無数の滝が簾状に並んで流れ落ち、一年を通して涸れることが無い。 直下型の華厳の滝と相まって素晴らしい景観。

昨日出会った名古屋から来た同世代の人は今日、男体山に登山した。 天候は雲が多く男体山頂には雲がかかり頂上は雨天模様か? 登山は無事に行っただろうか?心配になった。


明智平から次の目的地は中禅寺湖展望台です。 元々、半月山展望台を目指したが天候が曇天になり、晴れ間が少なくなってきた。 青空が望めなくなり途中の中禅寺湖展望台で上にあがるのを中止した。

9時半 中禅寺湖展望台は半月山展望台と違って、八丁出島を付け根から見ることはできないが、天候さえ良ければ中々の景観を楽しめる。 また、日本百名山に選ばれている男体山と日光白根山を望むこともできます。

今日の中禅寺湖展望台では雲量が多く青空が無い。 直下の中禅寺湖も霞み、これ以上、半月山に登っても展望は望めないと判断した。 少しでも良い映像を手に入れようと中禅寺湖展望台から撮影。












撮影を早めに終了し竜頭の滝に目的地を変更する。 竜頭の滝の駐車場に乗り入れ駐車する。 奥日光を代表する名瀑です。 竜頭の滝茶屋の駐車場に車を駐車する。 茶屋の営業時間は朝8時から始まり、お店はオープンしていた。 駐車場は無料です。 ここから撮影開始!

 10時












竜頭の滝は下流側の正面から観爆台を眺めるのが最良と云われるが、東側に散策路があり急流状になっている滝を側面から眺めるのも見逃す事は出来ない。 かつては上流部の一部を龍雲滝と呼び分けていた時期があったという。
散策路を上流に…



竜頭の滝の上流に到着





上流のお気に入りの映像


竜頭の滝の岩壁は男体山の火山活動の末期に噴出した岩石で、かつては巨大な湖だった戦場ヶ原を埋め尽くしたものが長い年月を経て流れ下ってきた。 滝を流れた湯川はすぐ下流で地獄川の支流となり、500m先で中禅寺湖に流入している。 上流で映像を確保してから再び下流の茶屋に向かって戻ります。











■竜頭の滝…
湯の湖に端を発し、戦場ヶ原を流れ下った湯川の末流にかかる滝で、長さ210mにおよぶ急斜面を途中で二手に分かれ、 まるで大岩を挟むように豪快に流れ落ちる。

竜頭の名前は二手に分かれる滝を正面から見た姿を龍の頭に見立てたものとされる。 二手の流れを髭に見立てた、中央の岩を頭部に見たとも云われる。


下流側の観望台は茶屋があり、ここのテラスから眺めることができる。 勿論、茶屋から観望することは無料で店主の粋な計らいがある。 かつて伊豆の七滝の撮影に訪問した時、大滝が宿泊しなければ観望できなかったことを思い出した。
竜頭の滝の映像は秋から冬の映像が多い。 時には凍結した竜頭の滝も素晴らしかった。 今回、初夏の竜頭の滝の映像を撮影する機会に恵まれた。 妻の都合で一人で来たが、できれば一緒にこの景観を見たかった。








10時半になり午前中にもかかわらず曇天模様は回復しない! この先、戦場ヶ原、小田代ヶ原、吹き割りの滝の撮影には天候が不適になった。 また次回のチャンスに訪れてみたいと思う。

11時過ぎに自宅に向かうが、ナビが選択したルートは東北道経由だった。 本来なら関越道経由で帰ろうとしたが、ナビは最短距離の選択で東北道だった。 距離にして約40qほど関越道経由の方が距離があった。

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