■ 天橋立のボート遊覧と元伊勢大神宮籠之宮参拝 ■

元伊勢の一社で元伊勢籠神社とも称し、元伊勢根本宮、内宮本宮、籠守大権現、籠宮大明神とも称する。 現在まで海部氏が神職を担当している。
ボート乗り場から道路に出ると正面に元伊勢大神宮籠之宮があり、これなら自転車は必要ないことが判った。 日差しが照り付け、発汗が止まらないほど天候に恵まれ、早朝の天気が嘘の様だ! 東日本は集中豪雨で大変らしい!


横断歩道を渡り、大鳥居まで20歩程度で到着する。 全体を見渡して最近できた神社の様な感じだ。 大鳥居や境内も石造りで真っ新の新築感が漂う。 石橋を渡り大鳥居をくぐると、御百度石が真ん中にある。 御百度参りの石です。 真っ直ぐ進むと木造の鳥居があり、それを囲むように境内からさらに奥の境内に入った感がある。 右手に木枠を白布で覆い、そこに本宮鎮座1300年と書かれている。

ボート乗り場から元伊勢籠神社へ

御百度石
元伊勢籠神社の大鳥居

さらに奥の境内に…

木造の鳥居をくぐると、左手に手水舎があり、この時間帯は多くの観光客で賑わっている。 左側の吽形像の狛犬の後には沢山の古い石灯篭が並んで、まるで狛犬が石灯篭を引き連れているかのように見えた。 右側は阿形像の狛犬で、そこにも古い石灯篭がある。 狛犬も石灯篭も近づいてみると、どれも恐ろしく古い年代ものです。 ただ、周囲が新しいので、異次元の世界のようです。

手水舎

右側の狛犬
左側の狛犬

籠神社奥宮の真名井神社は伊勢外宮の旧鎮座地と伝える。 社伝によれば、現在、伊勢神宮外宮に祀られている豊受大神は、神代は真名井原の地(現在の奥宮真名井神社)に鎮座したという。 さぁ!これから門をくぐり奥に入ろうとしたら、眼前に「これより境内撮影禁止」の立札がある。 ガッカリしてそこそこに見て回って出た。 ここまで来た疲労感が拭えない。

狛犬は歴史観タップリ!

吽形像のの狛犬

これより先は撮影禁止!

阿形像の狛犬


建物内の撮影禁止は理解できるが、境内撮影禁止とは残念!

手前の境内に「さざれ石」が祀られている。 さざれ石は、長野の諏訪大社に行った時に、境内にあり、その成り立ちを知った。 さざれ石の大きさは諏訪大社の方が一回り大きかった。

「神道辞典」によると、神社の社格は、官幣大社>国幣大社>官幣中社>国幣中社>官幣小社>国幣小社>別格官弊社となるらしい。 大戦後に廃止されたが、今でも旧社格などの名称で神社の格を表す目安とされている。 籠神社は国幣中社です。

現在13時40分、約20分の参拝だった。 こんな早い神社参拝は初めてだった。 再びボート乗り場に戻り順番を待つ。 その間に、妻にはソフトクリームをプレゼント! 美味しそうに食べていた。 宮津市にはどこに行っても「智恵の輪」燈籠がある。 こちらの方がとても印象に残る。 天橋立の観光で歴訪を話したら、知恵の文殊 智恩寺といえるだろう。 庶民的な歴史観を感じて身近に感じる。

観光船乗り場

ボート乗り場から天橋立の景観

ボート乗り場は先着順で桟橋に並ぶ。 私達が並んだ時は、10人ぐらいが先着していた。 次の便で乗れるか判らないが、時間は余裕があり急ぐ必要もない。


「智恵の輪」燈籠

これに乗船できるかは微妙

阿蘇海は波穏やかで陽光が燦燦と湾内を照らしていた。 待っているとモーターボートが向かってきて桟橋に着岸。 座席が少ないが湾内の展望には丁度良かった。 しかし順番待ちしていた観光客は私達の少し前で満員になり次便を待つことになった。 それでも時間はあるから暫く待つ時間にも余裕がある。

開放感ある客席




私達の少し前で乗員満席になり次便になった。 それほど気に留めなかったが待ち時間は後ろに並んだ母子連れと妻はお喋りしている。 いい雰囲気の時間だ!

…やがて次便がこちらに向かってくる。 先程と同じようにかっこよい船体。 期待が膨らむ。 近づくにつれ船体先端部にポッコリと細長い穴が空いている。 着岸し順番に乗船すると私達はポッコリの細長い穴部に首だけを出して着席することになった。 まるでモグラたたきの様な光景だ! これには思わず笑ってしまった! 細長い穴部に顔が6個出ている光景です。 乗船客は少なく後部にレンタル自転車を積み込んだ! まぁ〜!しょうがないか!と思いながら、これで智恩寺の岸壁に向かいます。





大天橋

顔だけ出して阿蘇海を疾走するモーターボートは僅かな時間だったが快適な海上を疾走! 見た目はかっこ悪いが撮影には丁度良かった。 一文字の天橋立に沿って智恩寺の桟橋に疾走していく。 その速さは暑い夏の気温を吹っ飛ばしてくれる。 撮影モードを連写にしてポイントで撮影し、後はボートの疾走を楽しむことにした。 ワァ―ワァ―、キャーキャーでボート内は歓声が飛び、高速で疾走する快適を味わった。

こっちのが乗りやすいボートだ!

やがて智恩寺前の桟橋に近くなる。 赤い橋の廻旋橋が見えてきた。 往路は橋上を通過したから実態は見えなかったが、船上から上手く撮影できました。 廻旋橋は天橋立の大橋立と小橋立を結び、橋梁の3つのうち、ひとつが90度回転する可動式の橋です。 昔は人力で動かしていたが現在は電動式になった。 阿蘇海の企業の貨物船や大型の遊覧船を通過させるため橋が回転する様になっている。

廻旋橋…左側半分が廻旋

私達が乗船したボート
手前が桟橋

天橋立駅の「智恵の輪」燈籠

スタートの乗船場に戻った。 天橋立観光を往来して、丁度約2時間半ぐらいの観光でした。 桟橋から天橋立駅舎に戻った。 気温が高くエアコンの効いたJR駅舎で休憩した。 天橋立駅舎には立ち寄り温泉施設が併設されている。 天橋立温泉は泉質は含弱放射能、鉄、ナトリウム-塩化物泉(等張性中性低温泉)という長い名前で、簡単に言うと、マグネシウムイオンが多い塩化物泉。 大人700円で、12時から21時まで営業している。 駅構内の端にお洒落な施設だ。 妻に入浴するか聞いたら、今日の予定は終わったし、早く旅館に行ってゆっくりしたいというのでパスした。

…JR天橋立駅舎

立ち寄り湯 智恵の湯
この映像は天橋立ビューランドから撮影

…JR特急が停車

今日の予定はすべて終了し、昨日からのハードなスケジュールが一段落して旅計画の初日が終わった。 駅舎から踏切を渡って駐車場に向かいます。 踏切でJRの特急車両が停車していたので記念に撮影。 駐車場に長時間駐車したから室内はサウナ状態だった。 エンジンをかけてエアコンをMAXにして暫く時間をあける。 これから天橋立ビューランドに向かう人もいる。 14時45分だから陽光も高いし青空だから午前中より良い映像が撮れるだろう。 天橋立温泉、湯らゆら温泉郷 汐汲苑に向かって15時に出発!

役所から300m走って看板を発見

旅館 汐汲苑入口(一応、日観連だった)


フロント

天橋立温泉、湯らゆら温泉郷 汐汲苑に向かったが、渋滞に重なり街中を抜けるのに時間を要した。 途中のスーパーでビールとおつまみ、アイスクリームを買って一路、汐汲苑へ…。
と思ったら私のナビ設定が間違っていた。 旅行前、パソコンでナビ設定したのは天橋立温泉、湯らゆら温泉郷だった。 到着した所は湯らゆら温泉郷だが、町の役所で汐汲苑でなかった。 いつもなら電話検索して登録するが…。 しかたないので直接電話したら、ここから300mほど先でトンだ失敗をして妻に叱られた。

 ロビー

ロビーの庭園


16時半にチェックインして部屋に入り、窓からの景色を撮影。 汐汲苑は海に面した所です。 若狭湾の海水浴場が目の前にある。 汐汲苑は旅館としては古いようで、WEB画面で想像したより下だった。 従業員は若い料理人ともう一人の男性と何人かの同世代の女性が仕切っている。 とりあえず部屋で缶ビールを一気飲みして喉を潤す。 妻は荷物の整理とお風呂支度…。 催促されてお風呂に向かった。

部屋に向かう

お風呂に向かう
部屋の窓からの景観

温泉は大きくないが、源泉はナトリウム塩化物強塩冷鉱泉でなめるとしょっぱかった。 先客に挨拶して極楽極楽! 先客は大阪からお婆ちゃんを連れて温泉に来たという。 汐汲苑の評価を聞いたら、イメージと大分違ったと話して二人で大笑い。 WEBだと当り外れが微妙にあるね!が結論! 夕食時に夫婦とお婆ちゃんと3人の記念撮影を工夫したら旦那が大喜びした。

源泉は塩化物泉…

露天風呂から撮影


朝食の準備中

朝食時間は一番早くしてもらった。 早朝に海岸線を二人で散歩する。 旅館の前は遊歩道になっているから結構歩いた。 朝食までに荷物を車に入れて出発準備を完了! 7時から食事をはじめたら昨日の3人連れも早かった。 挨拶して、そこそこに食事を済ませる。 今日の予定は京都縦貫道で亀岡市に向かう。

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