■ 京都嵐山散策と世界遺産天龍寺歴訪 ■
嵐山乗船場で下船してから川岸を下ると渡月橋が見えてくる。 昼食の時間だが渡月橋の映像だけ撮影してから昼食。 渡月橋を背景に記念撮影したが逆光で不満足。 そこで渡月橋を通り越しての撮影となった。 記念撮影しながら4点の構図を作り撮影して一段落した。
京都らしい人力車を道端で見れ、驚いたのは外国人が引き凛々しい笑顔も素晴らしい。 妻も川岸を散策しながら喜ぶが京都の暑さには閉口した。


川舟は3人が協力して天幕を外し、支柱も抜いて普通の小舟になって操船され舟庫に向かう。 舟はこの状態でトラックに乗せて亀岡乗船場に運ぶそうだ。 昔は保津川を綱を引きながら移動した時代があったという。 笑いながら(実際は苦労の時代が続いていた。)船頭さんが説明していたのを思い出した。



外国人の人力車も…


渡月橋に到着、交差点で人々や車の交差が絶えない。 手早く撮影して下流側に渡る。 川幅の広い桂川の岸沿いに暫く目を配った。 昼食の前に渡月橋の映像だけ確保。 橋のたもとに琴き々橋跡の石碑がある。 ここで松を構図に入れて記念撮影と映像を手に入れる。

渡月橋は右京区にあり桂川を北側と中ノ島公園に架かる橋で、橋長155m、幅11mで車道は2車線で両側に一段高い歩道がある。 現在の橋は昭和9年に完成。 橋脚と橋桁は鉄筋コンクリート造りで、欄干部分は景勝地を考慮し、嵐山の景観に合うように一部木造です。

この先堰があるから川面が鏡面の様に…

渡月橋前の交差点
渡月橋は大混雑

琴き々橋跡の石碑

次に岸辺に沿って渡月橋から離れながら構図を変化させ記念撮影と映像を確保した。 さぁ!昼食で〜す。 京懐石の食事を楽しもう。 時間的に午後1時過ぎになり混雑無ければいいなぁ! 京都の夏は暑い! 下船して少し歩いただけで妻もくたびれ気味。 帽子も持ってきたが舟の川下りの爽快感とは真逆になった。

良彌(りょうみ)奥の庭という京懐石の料理店に入った。 看板に湯葉、茄子田楽、豆腐と京都らしい料理が堪能できそう! 店内は渡月橋の観光地にありながら外の喧騒を忘れるほどの落ち着いた和モダンの空間で木を生かした内装にもこだわっていた。 味はダシを生かしたあっさりとした口当たりで妻も大喜び! 高い価格だったが料理はボリュームもあり京懐石に大満足した。

■琴き々橋跡の石碑
琴の名手だった小督は高倉天皇(1161年〜1182年)の寵愛を受けたが中宮の父、平 清盛の逆鱗に触れ内裏から嵯峨野に隠れ住んだ。 天皇から捜索の命を受け、源 仲国は彼女の琴の音を頼りに居所を探した。 この石標は嵯峨野を訪れた源 仲国が何処からともなく聞こえてきた琴の音を耳にした場所らしい。 しかし当時の桂川に琴き々橋があったわけではないらしい。不可思議な琴き々橋跡の石碑です。



良彌 奥の庭


14時に良彌 奥の庭を出て嵐山の歴史散策を再開。 最初に向かうは世界遺産の天龍寺です。 天龍寺の借景の庭園を見学したかった。 お店から数分の処なのに、大して歩かない内に発汗が凄い。 勅使門の横に高麗門があり撮影してから入ったが、高麗門前の通りはレンタサイクルや車、バス、観光客の人の流れで大賑わいだった。 境内に入ると少しは喧騒が薄れ天龍寺の庫裡は真正面の一本道です。

世界遺産
霊亀山天龍資聖禅寺
山門と思ったら…

三秀院
…美しい高麗門だった

中門

■霊亀山 天龍寺
天龍寺は右京区にある臨済宗天龍寺派の大本山で、寺号は正式には霊亀山天龍資聖禅寺。 本尊は釈迦如来、開基は足利尊氏。開山は夢窓疎石です。 足利将軍家と桓武天皇ゆかりの禅寺として京都五山の第一位。 平安初期、嵯峨天皇の皇后橘嘉智子が開いた檀林寺があった。 その後、荒廃した檀林寺の地に後嵯峨天皇と、その皇子の亀山天皇は離宮を造営し亀山殿と称した。 亀山とは天龍寺の西方にある小倉山で、京の紅葉の名所で知られ、山の形が亀の甲羅に似ていることから、この名がある。

 弘源寺



水摺福壽大弁財天入口

勅使門は天皇関係筋の人の出入門で閉鎖されている。 勅使門の先には蓮池があり石造りの太鼓橋を渡ることになる。 その先には大きな選佛場という堂に突き当たる。 この直線路は一般の人は通行できない。 境内の両側に弘源寺、水摺福壽大弁財天入口、慈済院、松巖寺、寿寧院、妙智院の寺院が立ち並んでいる。

勅使門

勅使門の先は…
慈済院

…石造りの太鼓橋を渡ると選佛場

左右のお寺や勅使門の撮影をしながら庫裡前の受付に到着。 その時、財布と一緒に帰路のトロッコ列車の切符が目に留まった。 切符に15時発と記してある。 あっと驚く為五郎! 現在14時13分、天龍寺の庭園を見学したら乗車に間に合わない! トロッコ列車の切符は15時発、16時発と選べたが旅の疲れを考慮して15時発の切符を購入してた。 明るいうちに湯の花温泉に到着し、湯船に浸かり妻に旅をのんびりと楽しんでほしかった。

松巖寺

天龍寺南門
庫裡が出入口

選佛場の後側

庫裡前で残り45分ほど。 妻の歩きを計算して30分は必要。 天龍寺については少し把握したことで、次回の訪問に役に立つと考えた。 手前の納経所に立ち寄りベンチで休憩。 納経所前に庭園の四季の写真が4枚貼ってあり、これを撮影して次回訪問の資料とした。

天龍寺の庭園の写真 春の写真

秋の紅葉の写真
蓮が咲く頃の写真

積雪した庭園の写真

納経所から戻りは車路の境内を戻った。 最初に選佛場の堂を撮影、次は蓮池です。 時期的に終わり頃で、いくつかの蓮花が咲いている。 普通の蓮花より大きい花だ。 何枚か撮影した中に勅使門を背景にした映像が良かったが、蓮花は強調できなかった。 寿寧院、妙智院と撮影して山門に到着。

選佛場



寿寧院
納経所の写真と同じ構図

大きな蓮花だった

妙智院

山門から通りに出ると先程の喧騒の中に紛れ込んだ。 大通りは人との擦れ違いが多いから最短距離の路地に入る。 有名な観光地のわりに、お店より住宅が密集し集合住宅もある。 普通の住宅地の路地をパンフレットを見ながら歩いてJRとトロッコ列車の単線路の踏切にでたら駅舎を確認。 踏切からジオラマ京都館に沿って細い路地を歩き広い駅前広場に出る。 ここにJR嵯峨野線のJR嵯峨駅舎と嵯峨野観光線のトロッコ嵯峨駅が並んでいる。 トロッコ嵯峨駅はジオラマ京都館と同じ建物だった。

トロッコ嵯峨駅

嵐山駅方面
…JR嵯峨駅舎

…JR嵯峨駅舎
現在14時42分。 暑かったが、ゆっくり歩いて丁度良かった。 トイレと水分補給をしてジオラマ京都館前の日陰で大休憩。 とにかく熱中症だけは避けたかった。 旅が台無しになれば後悔する。 嵐山には別の季節にまた来れば良い!
inserted by FC2 system