■ 秩父三十四ヶ所観音霊場 ■ |
|
秩父の人々にとって象徴的な武甲山 |
----------------------------------------------
|
道路から民家を抜ける小路の先に山門があり、両側は広い駐車場です。 山門の左手に納経所があり山門をくぐると正面に平賀源内が設計したと云われる風格のある本堂が建っている。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−■第7番札所 青苔山 法長寺■ 宗 派: 曹洞宗 本 尊: 十一面観世音菩薩 開 基: 創 建: 真 言: おんまか きゃろにか そわか 御詠歌: 六道を 兼ねて巡りて 拝むべし 又後の世を 聞くも牛伏 |
14時50分 | 山門 | 金属で造られた精緻な五重塔 |
本堂内に気品のある面立ちの本尊の十一面観音像が安置されている。 1782年(天明2年)の火災で、観音堂が焼失した為、本堂に祀られている。 内陣の欄間に四国霊場の86番札所の志度寺縁起の彫刻がある。 確か、志度寺の隣には平賀源内の菩提寺、自性院があったことを思い出した。 それが関連付けしてるかもしれない。 |
平賀源内の原図を元に設計された本堂 | 本堂左手にある豊川稲荷社 |
本堂正面左側に、牛が伏してる像がある。 この牛については諸説あり、ここでは説明を省きます。 そして右側には、恵比寿と大黒天が祀られていた。 これは平成18年に信者が奉納したという。 見ていてホッとするようなご利益がありそうです。 |
牛が伏してる像 | 恵比寿と大黒天 |
納経所は本堂と相対している。
訪れた時、自転車はなるべく納経所前に置くようにしている。
荷物なども一緒に置けるし、納札に書き入れる時、ベンチがあれば書きやすい。
また納経所で、お寺の縁起や巡礼のお話も聞くことができる。
|
納経所(左側にベンチ) |
国道299号線の根古屋橋を渡河! |
国道299号線の根古屋橋を渡る時、撮影しようと、カメラを構えて撮影したら、後ろから来たライダーが映像に入った。
ライダーがすぐ停止して、後戻りしたので再撮影した。
しかし編集時に、ライダーが写っていた方が、実感を捉えているから、その時の映像を掲載した。
|
西武線の陸橋下をくぐり、暫く行くと、急坂になって自転車を止めた。
案内地図を見ていたら、群馬から軽自動車できた、若い娘さんが降りてきて、私の前で停止した。
「オジサンこの先もう少しです。 坂がきついから頑張って!」と声掛けしてくれた。
|
西武線の陸橋下をくぐる |
8番札所西善寺は、駐車場横の山門から、やや下る位置に境内が広がる。
山門の小坊主さんは、愛嬌のある微笑ましい絵柄?
そして1番から共にしてる50歳前後の歩き巡礼者と再会した。
石段を下ると、本堂前にモミジの古木がある。
冬の時期には、葉の無い枝が大きく低く広がり、その姿を見ても、開花した時期の様子が予想され、圧倒されそう。
天正年間に植樹され樹齢は、500年の古木で、幹の周囲3m、高さ10m、枝張り20m前後と圧倒される。
■第8番札所 清泰山 西善寺■ 宗 派: 臨済宗南禅寺派 本 尊: 十一面観世音菩薩 開 基: 創 建: 1234年(文歴元年) 真 言: おんまか きゃろにか そわか 御詠歌: ただたのめ まことの時は 西善寺 きたりむかへん 弥陀の三尊 |
15時26分 | 西善寺門前駐車場 | 小坊主さんは愛嬌のある絵柄 |
本堂は間口7間、奥行き6間、唐破風の向拝を配した寄棟造りで、向拝から入ると方形の土間が切り込まれ十一面観世音菩薩が近く感じる。 本堂には阿弥陀三尊像が安置され、阿弥陀如来を中心に、左に観世音菩薩、右に勢至菩薩が位置している。 三尊仏は、どれも前かがみ立像で、訪れる人々を極楽の世界に向かえてくれる。 |
本堂 | モミジの古木の下に六地蔵 |
境内中央の、モミジの樹の下に、六地蔵が配されている。
赤い頭巾に白おかけをして、その前にはお線香が添えられ、四季折々の景観の中で、いつも変わらず訪問者を受け入れてくれる。
|
撫で仏 | モミジの古木 |
巡礼後、1番から共にしてる、50歳前後の歩き巡礼者と駐車場で再会した。
気を込めて巡礼してるうちに、昼食タイムを逃したという。
お互いに同じと話したが、どことなく親しみを感じた。
|
やや遅れて私も、次の9番明智寺に向かう。
駐車場から道路に出る時、路肩の部分で前輪タイヤの側面を擦った。
後で確認したら、タイヤが破れかけている。
予備のチューブは持参したが、タイヤは用意してなかった。
タイヤは700の23Cで普通の自転車に比べて空気圧が非常に高い。
その為、この後は速度を落として走る。
|
舗装路が砂利道になった |
高台から眺めた秩父の山村風景 | …と思ったら国道299号線にでた |
舗装路が砂利道になり、高台から見た山村の風景も夕陽が迫っている。
暫くして国道299号線に出る。
自転車に乗り下り坂を自然落下走行になってラクチン、ラクチン!
|
…9番札所明智寺の案内 |
9番札所明智寺は1191年(建久2年)明智禅師の開基と伝わる。
観音堂は、5番札所の語歌堂と同じ時代、同じ形式で建立されたという。
しかし明治16年に、落雷で焼失して以来、仮堂のままだったが、近年二間六面の六角堂形式で再建された。
まだ新しい堂宇で、夕陽に照らされた朱色の堂宇が、より一層に鮮明に見える。
ここに安産、子育ての如意輪観世音菩薩を祀り、各地から女性参拝者で賑わいます。
■第9番札所 明星山 明智寺■ 宗 派: 臨済宗南禅寺派 本 尊: 如意輪観世音菩薩 開 基: 明智禅師 創 建: 1191年(建久2年) 真 言: おん はんどま しんだまに じんばら うん 御詠歌: 巡りきて その名を聞けば 明智寺 心の月は くもらざるらん |
16時 8分 | 塀が無いから開放的なお寺です | 美しい姿の観音像 |
こじんまりとした明智寺だったが、夕陽に照らされ気温もぐっと下がった。 秩父の夕方は、一気に冷え込む地域です。 昼間は身体を動かしていたから、巡礼を終わってベンチに座ると身体が急に冷えてきた。 ここでも50歳代の男性巡礼者と出逢った。 彼は今日は自宅に戻るという。 |
六角形式の本堂 | 納経所 |
16時15分、9番札所明智寺を出発し道の駅ちちぶに向かう。
国道299号線に出て国道140号線に出て道の駅ちちぶに向かった。
約3qだが夕方の日差しが強い。
|
ショッピングモール 18時20分 |
|
||