■ 秩父三十四ヶ所観音霊場 ■ |
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まだまだ続く急勾配 | 途中、国道から右に入る |
観音堂から秩父市街や武甲山をはじめとして秩父連山が一望できた。 寺名の音楽堂に興味を持って訪れたが、その由来は札所を開いた13人の聖者が、この山腹の松風の音を菩薩の音楽と聞いたそうです。 その為、音楽を志す人々も訪れるという。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−■第23番札所 松風山 音楽寺■ 宗 派: 臨済宗南禅寺派 本 尊: 聖観世音菩薩 開 基: 創 建: 真 言: おん あろりきゃ そわか 御詠歌: 音楽の 御声なりけり 小鹿坂の 調べにかよう 峰の松風 |
庫裡までコンクリートを流しただけの通路 | 庫裡 |
境内は梅や桜の木もあり春は花見で賑わい、秋は紅葉も楽しめるそうです。 今日は庫裡の前に梅は開花してたので映像に残しておいた。もうすぐ春が近づいている。 |
…2月は梅の開花! | | |
庫裡から観音堂に向かう途中、つづら折りの石段途中にお稲荷様が祀られている。 境内の中に一際鮮やかな稲荷大明神の旗が連なり、鳥居と合わせてすぐ目についた。 商売繁盛や一家繁栄の神様で、立ち止まりお祈りする。 |
稲荷大明神 |
稲荷大明神の横をさらに上がる |
観音堂は庫裡から、さらに石段を登った高い位置にあり、その境内には観音堂と鐘楼があった。
観音堂は三間四面で、高欄付きの回廊の幅が広いので一回り大きく見えます。
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観音堂 | | |
鐘楼の梵鐘は1768年(明治5年)に鋳造され、高さ1.2m、直径約70pあり、上部に108個の乳頭、下部に聖観音、不空羂索観音、十一面観音、如意輪観音、
千手観音、馬頭観音と、丁度、秩父三十四観音霊場の六観音が浮き彫りになっている。
梵鐘を打った鐘の音は、秩父市内まで響き渡るような音で心が洗われる。
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鐘楼 手水舎 |
天然記念物の御影松の横に天神様が… 六地蔵 |
音楽寺から24番札所法泉寺に向かうは、長尾根みちまで戻ります。 急登だった道路を下りて行くが途中で急坂の様子を撮影した。 上から見ると、こんなに登ってきたんだと実感する。 |
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もうすぐ法泉寺 |
「あちゃー!」思わず声に出してしまった。
法泉寺の入口は長〜い石段が上に続いていた。
廻りを見渡すと麺処のお店があり誰もいなかった。
■第24番札所 光智山 法泉寺■ 宗 派: 曹洞宗 本 尊: 聖観世音菩薩 開 基: 泰澄大師 創 建: 真 言: おん あろりきゃ そわか 御詠歌: 天照らす 神の母祖の 色かへて なおもふりぬる 雪の白山 |
一段、一段石段を踏みしめて登って行く。 最初、数えながら上がって行くが途中で数えるのをやめた。 何故なら石段が不揃いで、さらに奥行が無い。 シューズが石段上に全部乗せられない。 当然身体がふらついてきた。 休み休み石段を登るが、途中で誰かが来ない事を祈った。 後で、納経所で聞いたら116段もあると知った。 結局、往復したが、すぐ動くことができずに大休憩が必要だった。 |
麺処が法泉寺入口 | …116段の石段 |
石段を登りきって境内に入る。 観音堂はやや左側の正面にあった。 銅板葺きの観音堂の向拝が、山門のような形になっていて、江戸時代の建立と云われ、珍しい形の堂宇です。 向拝の先端、左右に袋のような形の物がぶら下がっていたが、中を見ると仁王像が納めてあった。 本尊は室町時代の作と云われ、約24pの宗朝風の美しい像です。 |
観音堂 | | |
観音堂の左奥に古い六地蔵がある。 六体の間に樹木があり一見して六地蔵には見えない。 その左手に平和観音像がある。 世界の平和から、家庭の平和まで穏やかな表情を見せて祀られていた。 普段、何事もない生活が有難さを感じる。 |
平和観音像と六地蔵 納経所 休憩処からの眺望
納経所でご朱印を戴き、境内の休憩処で休憩。
休憩処からの眺望は武甲山が至近距離で見ることができる。
数枚撮影して一服する時間が至福の時間だ!
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手水舎は境内中央にある 休憩処は展望台も兼ねている 秩父の人々にとって象徴的な武甲山 |
門前で再び大休憩してから長尾根みちを再スタート。 約3q先の25番札所久昌寺を目指す。 今度はどんな霊場だろう! 暫く走るとT字路の交差点だ! 巴川交差点で右折してさらに上って行く。 やがて信号機から下りになり少しホッとする。 |
長尾根みち …T字路の巴川交差点の左は荒川が流れる |
荒川に架かる巴川橋 ここを右折して山側に向かう |
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■第25番札所 岩谷山 久昌寺■ 宗 派: 臨済宗南禅寺派 本 尊: 聖観世音菩薩 開 基: 創 建: 真 言: おん あろりきゃ そわか 御詠歌: 水上は いづくなるらん 岩谷堂 朝日もくなく 夕日かがやく |
仁王門 | 観音堂付近は氷結 |
氷結の窪みに沿って自転車を転がしていく。 そろ〜り、そろ〜りと進んで観音堂前に佇む。 佇んで、リュックを下そうとしたら滑って転んだ。 それも自転車を抱えて自分が下になった。いててて! |
観音堂入口 | | |
観音堂に上がると境内は氷結した雪面だった。 自転車を境内隅に横にして置く。 最初に撮影しながら見学して読経に入る。 香炉が無いのでお線香は灯さない。 観音堂は三間四面で宝形屋根流れ向拝の建物です。 扉が閉まっているから内部は拝観できなかったが本尊は聖観世音菩薩です。 |
観音堂 |
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| 土手上から観音堂を振り返る |
久昌寺の本堂はこの先 そのまま境内に入った |
久昌寺は御手判寺とも呼ばれてる。
性空上人をはじめ13人の聖者が秩父札所を巡礼した時、閻魔大王から贈られた御手判石をここに残したといわれている。
この御手判石の墨刷りは納経所で頂戴する事ができ、あの世へ無事にいける通行手形と云われている。
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本堂 | 白龍王弁財天 |
15時近くなり身体の節々が痛い。 転んだことと自転車を担いだことで筋肉痛になっている。 こういう時は温泉に入れば癒されるだろうと思った。 でも今回は日帰り温泉、宿泊はしない、道の駅に戻ることにした。 |
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浦山ダム | 下って最後は登りの道路 |
国道140号線に出てから、ひたすら道の駅まで走り続ける。 国道は乗用車からトラックまで交通量が多くなってきた。 やむなく歩道を走り凸凹歩道に苦労した。 市内中心部に入るまで歩道幅が狭く走るのに苦労する。 道の駅到着は15時半だった。 |
国道140号線 | 道の駅ちちぶ |
まだ明るいうちに到着したが、夕方以降に走るのは事故の心配をしたからで、一服して今日の巡礼終了とした。 バスタオルを敷き自転車をひっくり返して両輪を外す。 トランクに自転車を収納してユニフォームも着替えを持ってトイレで着替えた。 身体が緊張感からほぐされた感じだ。 |
ショッピングモール | | |
道の駅の夜景… |
夜景はデジカメの感度を6400にセットしたら、1/60のシャッターで撮影できた。 食事中は、車とトイレを往復しながら、テレビを見たり、明日の予定を考える。 明日も頑張るぞぅ!そしてぐっすり睡眠できた。 \(*^o^*)/ |
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