---秩父三十四ヶ所観音霊場とは---

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… はじめに …
   ・ 日本百観音とは…
   ・ 秩父札所について…
   ・ 秩父札所の本尊…
   ・ 秩父札所巡礼の方法…
   ・ 納経所の注意点…
   ・ 巡礼用品について…
   ・ 秩父札所参拝について…
       各札所の「納経時間」、「拝観料」、「納経料」
       追加のお知らせ…納経帳の御朱印料金が改定。(下記に記載)
   ・ 参拝手順について
   ・ 巡礼について
   ・ 私の読経と順番について


… はじめに …

秩父三十四ヶ所観音霊場は埼玉県秩父地方の三十四ヶ所の観音霊場をいう。 ここを巡礼することを、秩父札所巡りと云い、日本100観音の結願寺が第34番札所の水潜寺という。 また秩父札所巡りが結願したら長野の善光寺に参拝するのが慣例となっている。

■日本百観音とは…
西国33ヶ所霊場、坂東33ヶ所霊場、秩父34ヶ所霊場を合わせて日本百観音と呼ばれる。

■秩父札所について…
秩父札所の起りは文歴元年(1234年)開創と伝わる。 1488年の秩父札所番付が実在し室町時代から秩父札所が定着した。 江戸時代には観音信仰が庶民に心の支えとして流布し盛んになった。
秩父巡礼は静寂な山村と素朴な自然を背景に一回り約100qの道のりがある。
その道程は山路をたどり野路を横切る秩父巡礼です。 素朴な風土の秩父札所の観音様は古くから多くの人々に親しまれ、安らぎを求める人々に安らぎを与えてくれる。

■秩父札所の本尊…
札所の本尊は聖観音、十一面観音、千手観音、如意輪観音、馬頭観音、准胝観音の六観音です。

■秩父札所巡礼の方法…
札所巡礼は幾つもの交通手段があり巡拝者の都合で自由に決められる。 現地で宿泊しながら通しで巡礼するには自動車や徒歩、一般交通手段があり、必ずしも1番から順繰りに廻らなくても良いと云う。
宿泊は宿坊が無いから一般のホテルや旅館、民宿を利用する。 また秩父への交通手段として山梨側、熊谷方面、飯能方面からの三方向があり、それぞれの方面から最短距離で巡拝できる。
特に巡礼古道も魅力のひとつで人気がある。 自動車で巡礼すると2泊3日で、一般交通手段(電車、バス)では5回から7回ぐらいで、個々の体力に合わせて巡拝できる。

私は道の駅を拠点に自転車で巡礼した。
( 1番札所から29番札所 )

そして最終日だけ妻の希望で同行した為、車両を使用。

 
■納経所の注意点…

札所によって無人の寺院があり、納経は下記の寺院でできます。
2番札所 真福寺は光明寺
5番札所 語歌堂は長興寺
28番札所 橋立堂は冬季閉鎖のため、27番大渕寺で納経します。

 
■巡礼用品について…

巡礼用品は、1番札所誦経山四萬部寺、13番札所旗下山慈眼寺、18番札所白道山神門寺の各納経所、秩父札所連合会事務所で取り扱っている。



私は巡礼の開始当日に、一番札所で納経帳と納札だけ購入し、それ以外は四国自転車遍路時の用品を持参。
ロウソクとお線香は自宅から持参。
白衣は自転車巡礼のため不使用。

 
■秩父札所参拝について…

各札所の「納経時間」、「納経料」、「拝観料」について記します。
「納経」とは霊場に経を納めることで、心願を込めて写経し霊場に納め、その証として朱印を戴く事を云う。 写経だけを納めに来る人もいたり、本堂に参拝した後、証としてご朱印だけ戴き帰る人もいる。 またご朱印を戴かずに帰る人もいるが、折角参拝したのだから、その証として納経所に立ち寄ってほしいそうです。
ご朱印は納経帳、納経掛け軸に戴くと巡礼の励みにもなる。 納経帳、納経掛け軸はどの札所でも求めることができるが巡礼用品全般は1番、13番、18番の各札所で取り扱っている。 秩父札所連合会寺務所では通信販売もしているから事前に準備もできる。

 

納経時間とは各札所の納経受付時間の事です。 原則、午前8時から12時、午後 1時から午後5時まで。 札所によっては昼休みの時間も受付してる所がある。 11月から3月までの冬期間は札所によって時間が早まる所がある。(午後4時)


納経料/ご朱印料

ご朱印料(重ね印も含む)

書き入れ朱印
納経帳 200円 300円→500円(令和6年3月 1日から価格改定)
掛け軸 500円
巡礼白衣 200円 500円
拝観料 各札所は原則無料


■参拝手順について
 1. 門前で身なりを整え一礼。(門が無い所は境界で一礼)
 2. 手水舎で、左右、手を洗い、口を漱ぐ。
   (手水舎が無い時は省略可で、この後、お袈裟をかける)
 3. 鐘楼で鐘を撞く。
   (できない所もある。 忘れたからといって帰りに撞くことは厳禁!)
 4. 本堂で、蝋燭に火をつけ、その火でお線香に火をつける。
    献香し納札、写経等を納め読経する。
   (他人の蝋燭で線香を点すと、他人の業が移ると教えられた。)
 5. 読経…開経偈、般若心経、観音経、本尊真言など。
 6. 納経所で、納経帳、納経掛け軸等にご朱印を戴く。
 7. 門前(境界)で一礼。(退去)
   (注意) 秩父札巡礼所は、作法については厳しくはない。 

しかし一般人として最低のルールを順守し、地域の大切な遺産を守ろう。
それが自己完結型の巡礼です。

■巡礼について
巡礼は健康な人もいれば、身体の不自由な人もいます。その人に合う巡礼手段が
あっていいと思う。それが満足感を与えてくれる。

■私の読経について
般若心経は自宅で仏壇に拝し読経する習慣があり問題ないが、妙法蓮華経
観世音菩薩普門第二十五偈は初めはつっかえて、なかなか読めなかった。
そこで巡礼前から機会ある度に練習したら、ある程度流れるように読経ができるようになった。 要はゆっくりと落ち着いて自分のペースで読経できれば良い。

■私の読経の順番
1.合掌礼拝
2.開経偈(かいきょうのげ)⇒「無上甚深微妙法 百千万劫難遭遇 … 」
3.般若心経⇒「仏説摩訶般若 波羅蜜多心経 観自在菩薩 … 」
4.妙法蓮華経観世音菩薩普門第二十五偈⇒「世尊妙相具 我今重問彼…」
5.本尊真言(例、第1番札所四萬部寺では、本尊が聖観世音菩薩ですから
  「おん あろりきゃ そわか」を三遍唱える。)
5.合掌礼拝


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