■ 中禅寺湖展望台から立木観音の歴史探索 ■ |
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日光白根山 男体山 |
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明治中期以降、観光地として脚光を浴び湖畔には今でもフランスやベルギーなどの大使館の別荘がある。 782年(天応2年)、僧勝道上人が男体山の登頂時に発見し、その後、湖畔に神仏を祀り、 784年に現在の日光二荒山神社に中禅寺を建立し修行ができる霊場をつくりあげた。 勝道上人が湖上で、その姿をみて製作したとされる千手観音(立木観音)が祀られた。 |
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シルエットになった鐘楼堂 鐘楼堂を出て境内から仁王門を撮影 |
梵鐘 延命水の湧水 |
境内は細長く山裾に沿って奥に伸びている。 石楠花の開花が始まり境内が華やかに感じる。 石楠花の花の間に隠れるようにして石造の不動明王が祀られている。 |
石楠花の花群 石造の不動明王 |
石楠花の花群 石造の不動明王(拡大) |
石楠花の花群の先にまっすぐ伸びた神木がある。 神木の正面に回り込むと地面から1mくらいの所に大きな瘤がある。 立札に「身代わり瘤」と記され、この瘤は皆様の病気を身代わりになって出来た瘤也。と付記されていた。 この瘤の正面に立ち、自分の悪いところ、痛いところを触ってから瘤に触れると、身代わりになってくれると云われている。 立木観音に来た時は悪いものを置いていって、ご利益を持ち帰りくださいというわけです。 |
中尊寺別所 |
御神木「身代わり瘤」 客殿 |
愛染明王堂と手前に愛染桂(二代目)は昭和初期、松竹映画の愛染かつらのロケ地だそうです。 初代の愛染桂の大木は落雷で枯れてしまい、現在は二代目(樹齢約30年)だそうです。 葉がハート形をして縁結びの木として有名です。 |
ご朱印所 | 愛染明王堂と愛染桂(二代目) |
中禅寺の本尊は十一面千手観世音菩薩(国重要文化財)で勝道上人が湖上に千手観音様をみて、その姿を桂の立木に彫ったと伝わる。
観音堂前に堂内での読経はご遠慮くださいと張り紙があった。
その為、堂前で開経偈、般若心経、観音経を読経した。
お寺の人が気が付いて本堂の扉を50pほど開けてくれる。
有難い事だ。 薄暗い堂宇にぼんやりと立木観音像が見えた。
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立木観音堂 | 天邪鬼(あまのじゃく) |
立木観音堂は後背に五大堂が続いているが境内の奥に波之利大黒天堂がある。
仁王門前からここまで多くの旗幟が立てられ「吉祥天像」の文字を見かけてきたが、秘仏「吉祥天像」が初公開されてるという。
聖地日光の伝説、日光を開山した勝道上人が舟に乗り湖上で巡拝してると天よが降り立ち歌舞を奉じたという。
以来、この地を歌ヶ浜と呼ばれている。
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波之利大黒天堂 | 秘仏吉祥天像(映像をぼかしています) |
波之利大黒天堂を出て、次は立木観音堂です。
丁度、10人くらいの観光グループが来て一列になって波之利大黒天堂内に入って反対側から出てきた。
そして立木観音堂に続いた。
僧侶から一緒に説明を聞いて下さいと言われ、日光開山1250年の歴史の説明を戴いた。(感謝!) |
波之利大黒天堂、立木観音堂 五大堂から男体山の眺望 |
五大堂から直下の境内 |
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五大堂 立木観音堂と後背に五大堂 |
五大堂から階段を下り撮影しながら立木観音堂まで下りた。
最後に観音堂と五大堂を重ねて撮影する為境内を移動。
何度か撮影しながら一番気に入ったのが最後の映像。
入場料を支払った切符の映像は歌ヶ浜の駐車場からの映像で、塀柵が映っている。
私は塀柵のない映像を選択。
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