■ 偕楽園 好文亭 ■ |
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好文亭入口 左手庭園に枝垂れ白梅 待合 |
続々観光客が… 露地門(江戸時代当時は表門) さらに先に… |
■何陋庵(かろうあん)… |
草庵風茶室へ 露地門(江戸時代当時は表門) |
何陋庵(かろうあん) 古井戸 |
玄関に戻ったら人の流れも一段落。 早速中に入る。 おっと、その前に東塗縁の間と古井戸の撮影をする。 玄関は奥御殿から太鼓橋廊下をぬけて東塗縁の間に入る手前にある2畳の部屋です。 |
東塗縁の間 玄関 |
玄関への入口 東方向の廊下 |
ここから菊の間、桃の間と続く。 ここは床が板敷きで調理室として使われていた。 この廊下から庭の景色が良かった。 各部屋の撮影でこだわったのは撮影位置にある。 いつもなら立った状態で撮影していたが、なるべく廊下に座って各部屋が美しく撮影できるように心掛けてみた。 |
廊下 | |
菊の間 桃の間 |
奥御殿の造りは10室からなる質素な平屋造りで、藩主夫人などの休養の場だが、城中で出火した時の備えとも云われる。 各部屋の襖絵は東京芸大の先生の作です。 つつじの間、桜の間、萩の間は藩主夫人付きの女性たちの詰所として使われた。 |
桜の間 | |
つつじの間 紅葉の間 |
■松の間… |
松の間から見える清の間、梅の間、竹の間 竹の間 |
松の間 松の間から菊の間を見る |
清の間の濡縁から奥御殿と好文亭を撮影。 高所から見る庭には紅梅が満開です。 東側の縁側には朝陽が燦燦とあたり青空と合わせて気持ち良い見晴らしです。 自分の位置の前方に観光客が入らないように注意して撮影したが、これが意外に苦労する。 |
清の間の濡縁 奥御殿と好文亭 |
奥御殿と好文亭 | |
この時間帯はここが一番日当たりが良く、人がいなくて時間があれば縁側に寝転んでいたい気持ちになる。 今日は予報どおり快晴で旅にはピッタリの気温だ! 今年の週末は天候が良ければ自分の都合が悪く、都合が付いた時は天候が悪かった。 こういう時は自然に任せるべきと思った。 無理して強行した旅はいいことが無いとお遍路で学んだ。 この付近から偕楽園の展望が良くなる。 高台から見える庭木や遠方には水戸市の眺望で癒される景観です。 |
萩の間 | |
萩の間からの景観 桜の間 |
撮影チャンスを待つうちに今回の旅のプランを確認。
今日は千波湖畔の無料駐車場に駐車し、一日水戸市内を歴訪する。
現在9時半ぐらいだから、この後は偕楽園の観梅と常盤神社に向かう。
その後は一度、車に戻って軽食をとる。
そして水戸駅方面に向かうが水戸東照宮と弘道館の予定。
夕方までは市内をぐるぐる回ってみよう。
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ボーっとして庭園を見ていた 太鼓橋廊下内側 |
太鼓橋廊下外側 太鼓橋廊下のからくり窓 |
■太鼓橋廊下… |
華燈口(入口) | 古歌や色紙、短冊の展示 | 厠(かわや)トイレ |
東日本大震災で崩落した好文亭の壁部分が展示してあった。 壁部分の造りは幾層にも重ねて造られていることが良く判る展示だった。 現在は展示通りに復元してある。 |
東塗縁から庭の景観 |
東塗縁は18畳の総板張りの漆塗りの広間で、斉昭は藩内の80歳以上の家臣、90歳以上の庶民を招き養老の会を催していたという。 江戸時代で90歳以上の庶民は非常に少ないと思うが、該当した庶民は相当喜んだと思う。 ここで床に座って構図を決めて撮影チャンスを待った。 広間から見える景観を撮影したい。 観光客の流れが一瞬途切れ、チャンスが訪れ撮影した映像がこれです。 |
東塗縁 | | |
御座の間には生け花が… |
東西の塗縁の間に御座の間がある。
床の間は無く、簡素に竹の柱が下げてある。
6畳の質素な藩主の間で、それを囲むように12畳の入側を隔てた縁長押には斉昭自筆の好文亭の扁額が掛けられ、
中央に生け花が展示してある。
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西塗縁 | 西塗縁の景観(自慢したい映像!) 西塗縁の右側の景観 |
西塗縁の左側の景観 西塗縁右面の紅梅は開花半分(残念!) |
西塗縁から対古軒に向かうが、仕切戸に珍しいものを見つけた。
仕切戸の真ん中が細い竹で組んだ網戸の原型の様に思った。
対古軒は4畳半の部屋で雅会や茶会の際、静座して気持ちを落ち着けた部屋です。
そして最初に外側から確認した何陋庵(かろうあん)と通じている。
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西塗縁と対古軒との仕切戸 …2階の武者控室 |
対古軒(たいこけん) …3階に向かう階段 |
…2階に向かう階段 畳敷きの通路 |
配膳室 畳敷きの通路に配膳室がありその横に配膳用の昇降機があった。 階下の調理室で作ったお膳や酒肴を運搬する滑車式昇降機だ。 斉昭公の創意工夫を感じる。 |
配膳用昇降機 |
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畳敷きの通路の窓 |
■楽寿楼… |
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手前は柿葺き屋根、奥御殿は茅葺き屋根 楽寿楼の正室 |
南方向の景観 | |
3階から下に降りる時、柿葺きについて映像に残そうと、柿葺きの模型と実物の映像を撮影した。 そして屋根の最上部には竹をピラミッド状に束ねてあるだけの工夫だった。 これで雨漏りを十分防げる工夫がある。 昔々から引き継がれてきた日本人の知恵を見つけた。 |
柿葺き屋根の好文亭 …10時に撮影した奥御殿 |
柿葺き屋根の模型 | |
好文亭の歴訪が終了。現在10時になり、これから偕楽園を一回りしようと思う。 朝方、逆光で撮影できなかった奥御殿出入口付近の外観を撮影。 約1時間の滞在でした。 |
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