■ 現存12城 松山城の連立式天守の城郭とその内部 ■

1635年に松平定行公が藩主となり、それ以降、明治維新まで徳川の親藩としての役目を果たした。 本丸入口から国重文の建物がさらに続き城郭の核心に到着。 国重文が多く、興味が増す。 連立式天守の一の門の内枡形の要所から後半の見学がスタート。 さらに重防備の天守周辺から大天守へ向かう。


二の門に入り三の門が続く、ここから前後の門を撮影して思う事は幾つものブロックに仕切られて突破が難しそうです。 天神櫓は東隅櫓とも云われ寺社建築の正面扉を有する櫓で、大天守の鬼門にあたる為、城の安泰を祈り天神が祀られている。

12時10分 二の門(内側)

連立式天守の裏側にある仕切門
さらに三の門が…

天神櫓

通路の頭上は大天守と小天守があり、櫓上で三の門から侵入する敵を攻撃できる仕掛けがある。 さらに進むと筋鉄門があり、ここは天守玄関がある中庭を守る門です。 大天守、小天守、南北隅櫓を櫓廊下で互いに繋ぎ、天守建造物全体を一つのブロックとして連結している。 その中庭は広く感じた。

筋鉄門

左が十軒廊下で中央が北隅櫓と城郭の中庭

中庭から見る本丸と鉄筋門
三の門の内側から

連立式城郭の別の出入口は仕切門へ通じる

中庭から見る本丸

本丸口から入城、まずは連立式城郭といわれる内部を一周しながら本丸の上部へ上がる。 連立式城郭の廊下櫓には武具等が展示されて、実際にはもっと幅の広い廊下と思う。

中庭から仕切門

幅の広い廊下

武具の展示

小天守へ続く階段
連立式城郭の内部へ…

天守二階への階段



武具の展示

南隅櫓はそれほど広くなく階段を上ると見晴らしのいい景観が望める。 いわゆる監視櫓の意味合いがある。 野原櫓は乾櫓とともに本丸を防備する望楼型二重櫓です。 今日は外光に当たると暑さを感じるが、建物の中は風通しが良く気持ち良い。

武具の展示

松平定国公の五言絶句

南隅櫓から中庭を…
野原櫓

長持に徳川の紋章

古い年代の修復前の瓦

連立式城郭を一回り、これから大天守に行くのが楽しみです。 大天守からの眺望が素晴らしいと聞き、今日は天候も良く、いい時に来たねと係員に言われた。 大天守の高さは本壇から21.3mあり、本丸の標高と本壇の高さを加えると大天守の高さは約161mで平山城としては現存12天守の中では最も高い城郭です。

まず小天守に上がる。 ここから一の門と三の門東櫓、二の門南櫓、一の門南櫓に囲まれた枡形要所がよく見え、大天守、さらに本丸内、城下も視認できる。

12時18分 小天守から本丸西端の太鼓櫓を望む

左から三の門東櫓、二の門南櫓、一の門南櫓

三の門の方向…左手は本丸
北隅櫓は小天守北の櫓とも云う

小天守から本丸広場が…

小天守の内部は広い

小天守から大天守に移動してさらに城郭の美しさを堪能する。 天気に恵まれれば石鎚山や瀬戸内海の島々、細長い佐田岬まで見えると天守案内板に記してある。 今日は天気は良いが遠望は霞んでいた。

太い柱

天守の床の間

木造建築の粋

西日本最高峰の石鎚山(1982m)は霞んで…


遠方の眺望を諦めて近くの眺望を楽しんだ。 まずは城郭の搦め手方向の景観です。 緑多い市内が一望できて気分も爽快です。 藩主になった気分で大パノラマを楽しめる。 最後に連立式天守の城郭は、大天守、小天守と別の角度で眺めることもでき、眺望の違いも楽しんだ。

北隅櫓、その向こうに乾櫓

北隅櫓

本丸広場と小天守
南隅櫓と十間廊下、その向こうに乾櫓

小天守

大天守から見える本丸広場

松山城の見学は十分に満足できた。 長野の松本城、兵庫の姫路城と12の現存する城郭もこれで3つ目になった。 12まではまだ遠い道のりです。その地の歴史や伝統を知り、人との巡り合いはまだまだ続く。 これから温泉の名湯、道後温泉に行き、見学と合わせて温泉に浸りた〜い!

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