■ 現存12城 丸亀城の歴訪 ■ |
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瀬戸大橋記念公園 |
橋梁下部を通過している電車 |
瀬戸大橋記念公園から丸亀市内の中央に位置する丸亀城に到着。 早朝の9時前にもかかわらず、駐車場が満車で驚いたが、今日は丸亀公園で中学校の駅伝大会があって納得。 |
丸亀城 大手門 | 400年の歴史の重厚な門扉 |
| 大手一の門(右)と二の門(左) 大手二の門の鉄砲狭間 狭間は△、□と交互に |
大手門(太鼓門)前は内枡形の虎口で、大きな石垣があり、侵入する敵に脅威を与える。 |
大手二の門は高麗門形式 大手一の門(櫓門で太鼓門) | |
大手門枡形の切り込みハギの石垣 太鼓門の武者溜り(上部) 三の丸登城口 |
■ 三の丸… 見返り坂を登ると三の丸で海抜約50.5mの平地で東側の眺めが良い。 讃岐富士、手前に土器川が流れ、北に青ノ山、遠眺するは坂出市の工業地帯と瀬戸大橋と眺望が良い。 三の丸は帯曲輪の石垣群で、本丸と二の丸を囲むように造られ、東南隅に巽櫓の跡があり月見櫓とも云う。 |
見返り坂から三の丸へ 三の丸にある展望台 二の丸へ |
扇の勾配の美しい石垣 二の丸の石垣 二の丸虎口 |
■ 二の丸長崎櫓跡… 長崎櫓跡は石垣高約12m、東西5間(約9.4m)、南北4間(7.6m)、石垣上部から約60pの深さに礎石があった。 平成3〜4年度の石垣修理工事で石垣内部の構造が判明した。 内部は土砂と礫を層状に固め版築した盛土があり、石垣と盛土の間には、安山岩の角礫を用いた栗石が約2m幅あった。 栗石は石垣内の水抜きや土圧の緩和作用がある。 |
二の丸の井戸跡 |
二の丸から本丸の高い石垣群 |
大手門から見返り坂を通り、三の丸、二の丸と散策してきた。
二の丸は桜が植樹されており、市民の憩いの広場となり、職人が仕事の準備中でした。
お城の周囲からは中学生の元気な声が聞こえる。でも、ここはひっそりとした異次元のよう。
のんびりお城めぐりを楽しみ400年の歴史の流れを感じ取る。
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本丸への通路は舗装路 天守 眺望 |
桜樹が… 天守全貌 | |
■ 石垣の美…一般に見返り坂と呼ばれるこの坂は、新緑の頃は楓の若葉が、秋は紅葉が美しい。
右手頭上に三の丸の高石垣か、美しさと堅固さを誇ってそそり立つ。
石垣の上端で垂直に立ち、徐々に緩やかな曲線を猫き、遂に土に埋れる優美な姿は、丸亀城壁の美しさです。
この石垣の高さは約22mあり、本丸まで三段の高さは40mに近く、この城壁に丸亀城の風格を偲ぶことができる。
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本丸エリアは広い 1階エリア | 2階 最上階 本丸天守から市内 |
修復した痕跡 兜類が展示 2階へ 3階へ | 月見櫓跡と讃岐富士 |
天守の管理職員との会話も弾んで天守の中を見学。
本丸で暫く休憩後、三の丸まで下りて、帯曲輪の石垣群を見学する。
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三の丸から二の丸の石垣を 三の丸井戸 三の丸から二の丸入口と本丸天守 三の丸南側の搦め手口 三の丸から見上げる二の丸石垣 |
延寿閣別館 二の丸の石垣 天守の石落しと狭間 石垣の隙間の木株 | |
搦め手口は加工した大きな石を用い、石垣を巧みに配置して城郭の中でも堅固に造られている。 御殿表門の左側の斜面にあるのが、かぶと岩です。 搦め手口から内堀に沿っていくと、藩主玄関先御門はコースの一部で、応援の同級生や市民の元気な声が丸亀城を包んでいた。 |
三の丸南側の搦め手口 | 藩主玄関先御門 藩主玄関先御門 |
搦め手口の栃の木御門跡 かぶと岩 応援の同級生も… | |
日本一の高い石垣に、三層三階の現存する木造天守閣は重厚さが感じられた。 そして400年の歴史を刻む丸亀城、今は市民の憩いの場であり、訪れる観光客を楽しませてくれる。 時間が許せば、風光明媚な瀬戸内の景観を楽しみたいと思うが、今回の計画は讃岐金刀比羅宮の参拝へと続く。 |
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